みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
その他

「活動」にアズマヒキガエルの記事を書き込みました

 

カエル④hp

子供の頃から大好きだった両性爬虫類。今も、神秘的な容姿に心惹かれます‥。というよりも、怪獣が出てくるテレビ番組が好きで、それに似ている彼らを捕まえて、自分の物にしたかっただけでした。

幼児の頃、なぜか近所のお姉さんたちがお菓子をくれたり、お家に上げてくれたりして、よく遊んでもらえました。が、両性爬虫類を捕まえて、家に持ち帰るようになった途端、誰からも相手にされなくなりました。

当時はまったく理解できず、ひとり寂しく泣きました。それ以来、一切女性にモテなくなってしまいました。今ならば、カエルよりもお姉さんを選択するのですが、当時は怪獣、カエル、ヘビ、トカゲ、昆虫と、女性が嫌うものばかりが興味の中心でした。

後ろで妻が、「アホ。つまらんこと書くな」と怒っています。カエルの記事を書かされたのが嫌だったようです。ゆえに、ここで打ち止めます。(哲)

 

「追跡」にヒラタケご飯を追加しました

ヒラタケ②hp

春の森を探索していたら、思わぬ収穫がありました。

ヒラタケです。

早速、炊き込みご飯にしてみました。

完成②hp

ヒラタケ独特の味と香りがしみわたり、最高の春の味覚。

秋にも採れる食菌ですが、キノコの少ない春の方がありがたいですね。

よければご覧下さい。

我が家の庭にも「春爛漫」

アネモネ①hp

アネモネ②hp

大型連休が過ぎてようやく、春らしい暖かい日々が続いています写真上、満開になったアネモネ。これまで、蕾が硬かった桜や桃、小さな草花も一斉に開花しています。例年ならば、連休前に暖かい南風が吹くのですが、今年は異常でした。山や里にもまだ雪が残り、ブナなどの広葉樹の芽も、つい最近まで芽吹かず、山は冬色のままでした写真下、太陽に向かって花弁を広げるチューリップ

チューリップ①hp

ここに来て、この気候。地域の人たちも、遅い春を待ちわびたように山や畑に繰り出して、笑顔で山菜採りや野良仕事に精を出し始めています。ようやく訪れた本格的な北国の春です写真下、マリーゴールドとムスカリも元気いっぱい

マリーゴールドhp

ムスカリ②hp

昨夏、台風による強風で、我が家の庭にある樹齢70~80年の八重桜の幹が途中で折れてしまいました。毎年、大型連休の時期に綺麗な花を咲かせてくれたので、切ってしまうのは忍びなく、延命させるための治療をしました。まず、切り口に接着剤などを充填し、折れた場所にシュロの布を被せて麻縄でグルグル巻きにしました。こんな素人療法では心配でしたが、樹木医など近所にいません。仕方なく、これで1年間、様子を見ることにしました写真下、途中で折れた幹を補修した八重桜

八重桜③hp

八重桜①hp

今春4月上旬、芽吹き、蕾が膨らんできました。夫と二人で手を叩き合って喜びました。生き残ってくれたのです。あとは綺麗なお花を咲かせるだけ=写真上、3~4分咲になった八重桜。それが、季節はずれの寒波の影響で、なかなか開花してくれませんでした。気をもみましたが、数日前から1輪、また1輪と花が開き始め、本日は3~4分咲きです=写真下、元気な一部の枝は満開に

八重桜④hp

遅い春のせいで、葉っぱと花が同居する姿ですが、我が家の桜が冬を越してくれたことに、白神の「八百万の神様」に心より感謝し、お礼を申し上げたく思います。良かったね。ただ、桜も寿命を知ったのか、太い幹の周辺に若木を何本か生えさせています。幹が折れて以来、その子どもたちがスクスクと育ち始めています。そして、その小さな1本にも、今年花が咲きました。後を受け継ぐんだね。がんばって=写真下、治療した親木の手前で花を咲かせる子どもの八重桜

八重桜⑤hp

八重桜②hp

桜の危機を見て夫が、止めればいいのに代役の木を次々と植えています。そのうちの1本が桃。小さいながら、綺麗な花を咲かせ、夫は鼻高々です。そして、何を考えているのか、アーモンドの木も植えたようです。大好きなお酒の摘みにするんだ、とこちらも鼻息荒く手塩にかけています。それにも、小さな花芽が=写真下、下の上は小さな木ながら、精一杯の花をつけた桃。その下は花芽をつけたアーモンド

桃②hp

アーモンド①hp

グミの木にも、たくさんの蕾がついています。実のなる木ばかり植えるんだから、もう‥=写真下、たくさんの蕾をつけたグミ

グミ①hp

そして、生き物たちにも、悩ましげな春の気配が訪れているようです。近所の猫たちに恋の季節がやってきました。「白神山猫」か、と思う程の貫禄があるオス猫が、近所のメスに盛んにアプローチしています=写真下、上は「白神山猫」のような貫禄のオス猫。ご近所の飼い猫だ。メスはその気になれないのか、息子と日向ぼっこをしたり、のんびりとお昼寝をしたり‥。山猫モドキのオスが、盛んに鳴き声をあげて誘いますが、まったく無視です=写真下、下はまったく無視して息子と昼寝するお母さん猫

山猫①hp

親子hp

この鳴き声が深夜まで続くので、ちょっと迷惑な気もしますが、猫ちゃんたちも集落の大切な一員。無碍に追い払うわけにも行きません。とても可愛いですからね。ただ、庭に穴を掘って、用を足してゆくのには閉口します。植えたばかりの球根が掘り出されていたり、貼り付けたばかりの芝生を剥がされていたりすることも。そんな時は夫が、ボヤきながら渋々と、糞の始末と植え直しをしています。まぁ、あなたの方が、猫好きだものね=写真下3枚、メスの気を引くためにあちこちから顔を出して、大声で鳴いてアピール。お、脈ありと見て、慌てて勇んでゆくも‥

山猫②hp山猫③hp山猫⑤hp

驚いたのは、このオス猫。20年以上生きているのでは、と飼い主が話されていました。どうりでふてぶてしくて貫禄があるんですね。わが夫よ、この貫禄、少しは見習いなさい。あ、でも、他の女性を追い掛け回したり、他所さまにご迷惑を掛けてはいけませんよ=写真下、何を仕掛けられても、うーん、と伸びてまったく無視。さ、お家に入ってご飯かな

メッコ①hp

山猫⑥hp

昨日は雨模様でしたが、暖かい雨でした=写真上、「あーぁ、フラレチャッタよ」。濡れそぼって、ショボーン。猫ちゃんも夫も、濡れながら庭に出て、春を満喫しているようです。一方はのんびりと、また一方は急かせかと。人も動物も、様々に心沸き立つのが、北国の遅い春のようです=写真下、人間にいえば百歳を越える高齢でありながら、堂々とした体躯と目の輝きを失わない迫力。集落の高齢者と同じで元気いっぱいのボス猫です

山猫⑦hp

「活動」にオシドリの記事を書き込みました

オシドリ親子③hp

狙っていた場面が撮れていませんが、今出せるネタがないので、公開します。

オシドリ夫婦hp

まだまだ写真はあるし、紹介できるお話も幾つかストックしてあるのですが、残念ながら制約があって出せません。

岸辺へhp

こんな事ばかり書いていますが、報道関係者との約束などがあって‥。

ここでは、これ以上は書けません。

オシドリとカワセミfp

オシドリは、最初に撮りに行った生き物で、ガイドさんとのやりとりなど印象深い出来事がいくつかあった題材です。とても可愛いのですが、結構悪食で、大きなカエルを一飲みした時にはドン引きしました。

田を歩く②hp

群れの写真は、人が近づかない時期にブラインドに入って狙わなければならないので、チャンスが少ししかありません。だから、今年こそ、ものにしたいなぁ、と考えています。

「活動」に白神に次々と訪れる春の使者を書き込みました

メジロ⑨hp

白神山地にも、ようやく遅い春が訪れています。

まだ、あちこちの林道は雪によりt行止め通行止めが解けていませんが、麓の村々から山に向けて本格的な春が訪れています。

この地域では、春は海からやってくる、と言われます。

海の海藻が茂り、春の魚が沿岸を回遊し、浜から雪が溶けて、集落を越えて山々に至ります。

メジロ①

この時期、白神岳は雪が被って真っ白のままですが、周辺の里山は黒い地肌が露出し、ブナなどの広葉の樹々にも、新芽が芽吹き始めています。

そろそろ春グマ獲りのシーズンを迎えます。

田舎暮らしは外食難民

ラム②hp

覚悟していたとはいえ、近所で一杯飲めるお店が極端にありません。お酒を飲むようになってほぼ30年。勤めていた当時は、よくもまぁ、これだけ飲みに行ったなぁ‥、と思えるほど、繁華街のお店を冷やかしてきました。が、ここに越して来てからは、旅に出ている時以外は、まったく外のお店で飲むという習慣がなくなりました。ま、慣れるかなぁ、と思っていたのですが、正直言って、全然、慣れません。時には行きたくて身悶えすることもあります=写真上、本日はラム肉のしゃぶしゃぶ。夫婦揃って大好きなメニュー

モミジおろしhp

でも、結局は、なすすべなく、家で飲む羽目になります。それで、妻に頼んで、外で飲んでいるような気分になれる料理を作ってもらいます。妻はまったくお酒が飲めないので、不満そうな時もありますが、大体は合わせてくれます。すごい食いしん坊だから、でしょう。で、本日はオーストラリア産のラム肉を使ったしゃぶしゃぶを作りました。ラムはカロリーが低いヘルシーなお肉。それに野菜をたっぷりと入れた元気の出るお鍋です=写真上、新潟名産の粉末唐辛子「鬼殺し」を大根おろしに投入。「紅葉おろし」本来の作り方からいえば邪道ですが‥

モミジおろし②hp

まず、モヤシとニラ、キャベツを用意します。お肉は薄くスライスした肩と腿肉。ベースとなる出汁は、コブを煮出したお湯に市販されている中華スープの素を少々と、摺り下ろしたニンニクを投入します。それに、タマネギの薄切りを風味付けに少し入れ、キャベツ、モヤシ、ニラの順で煮込みます。沸騰してきたらお肉を入れて、色が変わったら肉も野菜も食べごろになります。つけタレは、酢1、ミリン2、ショウユ3の割合で混ぜ合わせ、隠し味に砂糖とウスターソースを少し入れます。薬味は、強烈に辛いトウガラシの粉末「鬼殺し」を混ぜ込んだ「紅葉おろし」と摺り下ろしたニンニク、青ネギを添えます。これで美味しいラムしゃぶの完成です。なぜか安い赤ワインがとても合います。締めはラーメン。お肉と野菜を食べ終わった後のお出汁に、塩と胡椒を振り込んで味付けし、湯がいた中華麺を投入すれば、最高の塩ラーメンになります=写真上、おろしニンニク、青ネギ、紅葉おろしなどの薬味を用意

薬味hp

元はといえば、北海道に暮らす友人が連れて行ってくれたお店で出たお鍋です。2時間の食べ放題で、お腹がはち切れそうになるまで食べたのが始まりでした。それ以来、北海道を訪ねる度に、友人とそのお店で堪能するのですが、最近は妻の財布の紐も固く、なかなか食べに行くこともできません。仕方なく、自宅で再現してみるものの、タレの味の調整が難しく、納得のいく味とまでは行きません。でも、北海道の思い出を噛み締めながら食べるラム肉は捨てがたく、我が家のマイナス60度まで冷える冷凍庫に、ほぼ半年分ぐらいはストックしてあります=写真下、「毎回モデルになるのは嫌」と妻が反抗。仕方なく、むさ苦しい親父が給仕をする羽目に。見苦しい写真でごめんなさい

肉投入②hp

羊は、「スクレイピー(伝達性海綿状脳症)」に感染するので、牛のように狂牛病が怖いのかなぁ、と思っていましたが、羊のスクレイピーは人には伝染しないようです。まぁ、私はすでにアルコールで脳みそがスカスカになっていると思われるので、心配はご無用。今日も妻の非難じみた視線を浴びながら、シュポッとビールを開けて飲んでいます。ラムにはワインだから、次を取って来ようかな‥。ま、外で飲まなくても、一緒の事かぁ=写真下、これで完成。お肉の色が変わったら食べごろ

完成hp

屋根裏のネズミに変化が‥

クマネズミ6

あれだけ走り回っていた我が家の屋根裏のネズミが静かです=写真上、ここはボクのお家だよ

makiクマネズミ2

まず、2ヶ月間有効な「ハーブと猫の香り」という、市販の薬を置きました。沖縄産のムーチーの葉(月桃)とワサビ、猫の匂い成分が配合。同時にネズミの足音が聞こえると、私が猫の声色を発し、夫がプラスチックのハエタタキで壁や天井をバンバン=写真上、「むむ、何奴。奇っ怪な‥、入ってくるなよ」。深夜にカタツムリが侵入してきました

ホントウアカヒゲ2

すると、この1週間間ほど、足音も噛じる音も気配もしません=写真上、「あら、居心地良さそうね」。ホントウアカヒゲさんも闖入

クマネズミ3

やったかな?=写真上、「ふぅー。やっと追い払ったよ‥」

クマネズミ2

それとも、暖かくなってきたので、外に引っ越したのかな=写真上、ボクら子ネズミ3兄弟。悪戯が大好きだよ

クマネズミ9

いずれにせよ、平穏な日々が戻ってきています。ハエタタキは芯を残して木端微塵に割れちゃったけど‥=写真下、暗くなったら外へ走りでるよ。それっ!1,2,3,4、あれっ、4兄弟?

ケナガネズミ2

ネズミ騒動は一段落の様相です。でも今度は‥=写真下、コラコラ、子ネズミたち。ワシはこの森のネズミ王だぞ。大きさもウサギ程あるからのぉ。国天然記念物のケナガネズミさんが登場

(自宅のネズミくんの写真が間に合いませんでしたので、沖縄本島北部のヤンバルの森に住むネズミさんたちに代役をお願いしました。白神山地のネズミは、いずれ紹介いたします)

お騒がせしました。

わらしべ長者の気分

小夏hp高知の実家から持ち帰った大量のミカン「文旦」類をご近所にお配りしたら、様々な農水産物となって帰ってきました。普段から、戴きっぱなしなので、そのお礼にと思ってお配りしたのに‥。見事なありがたい逆効果となっています=写真上、高知産の文旦とポンカン

文旦②hp

地域の皆さん、私らは貰いすぎなんです。だから、ミカンはお返しなので気を遣わないでください=写真上、近所にお配りするため形の良い文旦を選ぶ筆者①。だって、去年も今年もジャガイモを一度も買っていません。大根もそうです。ニンジンも野菜庫に山盛り。夏になればキュウリやトマト、葉物のコマツナやネギもいっぱい戴きます。

アワビhp

そして魚介類。アワビやサザエ、ソイなどの根魚に海草=写真上、戴いたアワビやサザエ。地元の安い魚屋さんで購入したも3000円は下らない。入れておく冷蔵庫も冷凍庫も一杯です。嬉しい悲鳴です。でも、そんなに気を遣わないでください。田舎の人情の厚さに心底驚くと共に感謝の念で一杯です。

刺身①hp

まさに、わらしべ長者になったような気分です=写真下、夫婦二人なのに食べきれない量のお刺身が。沖縄の国吉門中の皆さん、そして、美奈子ちゃん、永井さん、くっさん、とにかく誰か食べに来てぇー。多謝、多謝。

 

春が庭のどこかに‥

雪割り②hp

家をあけていると気がかりなことの一つに庭があります。ガーデニングと呼べる程のものではありませんが、季節の花が咲く暮らしに憧れて、庭のあちこちに自分たちの好きな草花を植えています。今年は特に雪が多かったと聞き、どうなっているか心配でした写真上、純白の花をつけたスノードロップ。ヒガンバナ科で、我が家の庭に春一番に咲く花です。寒さに非常に強いとされているだけに、厳しい冬を乗り越えて、今年も可憐な姿を見せてくれました。

チューリップ②hp

そしてこの春、私にはどうしてもやらなくてはならない「宿題」が残っていました。それは球根を植えることです。昨年の晩秋、見切り品として安価に手に入れた球根たち。雪が積もる前に植えようと思っていたのですが、忙しかったのと天候不順にかまけて、放置していました写真上、購入したものの、ひと冬越えてしまった球根


球根

封を開けると、中の球根はもう待ったなし。生まれる~!と言わんばかりです写真上、芽が出てしまった球根。ごめんね、でも植える場所は、ちゃんと確保して、整備しているからね。さあ、作業開始、と予定した花壇へ行ってみると‥。

チューリップ②

あれぇー、ものすごく沢山、何者かの芽が出ているんですけれど‥。えーと、どちら様。オロオロと戸惑っていると、通りかかった近所のおばあさんが、「この芽っこ、雪が解けたらすぐに出ていたよ」と教えてくれました。確か昨年も、この辺りにチューリップを植えていました。ズボラして球根を掘り上げなかったために、残っていたチューリップが芽吹いたのでしょう。こんないい加減なガーデナーであっても、花は律儀に応えてくれたようです=写真上、予期せぬ場所から顔を出したチューリップの芽。待機していた球根のために、夫に命じて、急遽、新規の花壇を開拓させました。

庭福寿②hp

 その他、庭で見つけた小さい春を紹介します。

庭福寿①hp

以前から片隅にあったフクジュソウも、固いつぼみをほころばせ始めました写真上、庭の片隅にあったフクジュソウ。今年も可憐な花を咲かせてくれた。

ネコヤナギ①hp

昨秋、植えつけたネコヤナギ。ピンクのぽやぽやした毛が愛らしい写真上、夫が好きなネコヤナギ。なぜか天才バカボンの主題歌を口ずさみながら手入れをする。バカ‥。ちゃんと根を張り、冬を越したんですね。良かった。

ワサビhp

ふきのとう②hp

そして、ワサビです=写真上、石垣の下に葉を茂らす天然ワサビ。フキノトウも出るがこっちは雑草として処分。もっと良いフキが山で採れるからね。白神の山には大量に自生していて、石垣下などの日陰に根っこを埋めておくと、翌年の春、思い出したように新芽と葉を出しています。深浦町の魚介の刺身に、若い葉や茎を刻んでツマにしたり、根をすりおろして利用したり。同町の誇る、海の幸、山の幸の最高に美味なコラボレーションです。今年も、いくつかの株が根を下ろして増えたようです。

桜芽hp

桜芽③hp

高知、福岡、東京と、連日のように桜満開の便りが続いています。が、こちらの八重桜はまだまだ=写真上、桜の新芽。まだまだ硬し。満開はいつも、ゴールデンウィーク頃になります。庭でのお花見、待ち遠しいです。

バラ芽②hp

バラの新芽=写真上、面白い形のバラの新芽。春の造形美。アンクルウォルターという品種で、大輪の真紅の花をつけます。昨春、20センチメートルぐらいの苗を植えたところ、一年で3メートルを超える大木になり、ご近所さんをびっくりさせました。今年も期待しています。

水仙②hp

暖かい日があるかと思えば、雪花が散る日もあり、北国の気候はなかなか安定してくれません。でも、非常にゆっくりとですが、確実に春は近づいています=写真上、自生するスイセンが力強く芽を出した。綺麗だが、除去するとなると生命力が半端ではなく、かなり厄介者だ、写真はすべて浜田家の庭で。こちらに住んで初めて、春を待ちわびる人々の気持ちが判った気がします。さあ、いよいよ庭仕事、畑仕事のシーズンに突入です。咲き乱れる花を眺めながら、庭でお茶を飲める日が来るのを夢に見て、頑張ります。

 

 

 

南国・高知の春の味を満喫②

昨日に続き、高知県の春の味覚を紹介いたします。南国・土佐はミカンなどの柑橘類が豊富です。 なかでも、「土佐文旦」は味も香りも秀逸なミカンです。ザボンの一種と言われていますが、地元のいごっそうたちは、「土佐のが一番美味い」と主張されます=写真下、我が家の台所に並べた土佐文旦。この生産者は知る人ぞ知るミカン栽培の名人で、販売所に出荷されると地域の人が奪い合うように買ってゆく。そのため、毎年、予約して購入している。

文旦hp

果皮は黄色に熟し、外観はグレープフルーツに似ています。大きさは300グラム~900グラム。露地栽培では、5月頃に開花。果実は夏の日差しを浴びて成長し、年を越して完熟します。ただ、霜の害などを受ける可能性があるため、農家は年末から年明けにかけて収穫し、少し貯蔵して追熟させてから出荷しています。

文旦③hp

皮や薄皮には苦みがありますので、中の果肉だけを食べます。果実はしっかりしており、薄皮も簡単に外せるので食べやすい果物です。そして、この色の柑橘類は蜂蜜と同じ成分の果糖を含んでいます。ゆえに、上品な甘さと酸味のバランスが素晴らしく、九州南部にあるザボンとは「全くの別物だ」と、いごっそう達が言い張る意味も解ります。毎年、深浦町へ持ち帰り、近所のお年寄りたちにも配るのですが、一度食べると忘れられない美味しさだ、と大好評です=写真上、果皮が傷んでいたり形が不揃いなため、信じられないような安価で譲ってくれる。でも、中身は高級品と同じなので超美味。

小夏hp

そして、小夏とポンカンも買ってきました=写真上、左側の黄色いのが小夏。右側はポンカン。小夏は高知の初夏に出回る果物で、他県では日向夏やニューサマーオレンジという名で出荷されています。ユズが突然変異したものと見られており、 普通は初夏に成熟する果実です。 表皮は黄色。果肉の甘さは控えめで酸味が強く、食べると独特の風味が残ります。そして、表皮の内側にある白い内果皮も食べられるので、 皮の黄色い外果皮だけを薄く剥いて、輪切りにして食べるほうが美味です。ポンカンも甘いんですが、九州の友人から戴く屋久島ポンカンが、目をむくほど甘くて美味しいので、高知産はあまり買って帰りません。でも、近所のお年寄りには、たいそう喜ばれるので、少しだけですが配るつもりです。

まだ根雪が解けきっていない北国に、南国の春の香りが満ち溢れています。