みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
「追跡」-白神山地の生活文化

活動③(追跡)

流木をチップにする一連の活動が、日本水大賞の「未来開拓賞」を受賞しました

10キロ入りのチップの袋を抱える女子生徒

昨年の秋に十二湖の歩道で実施した活動。チップの袋を抱えて走る女子生徒

力持ちの男子たちが巨大な流木を転がして移動させる

昨年の初夏に笹内川で実施した活動。力持ちの男子たちが巨大な流木を転がして移動させる

2014年から、青森県立木造高校深浦校舎の生徒や深浦町と一緒に行ってきた、「世界自然遺産『白神山地』の麓で展開する防災・環境保全・観光振興に繋がる活動」が、国交省などが主催する日本水大賞で、「未来開拓賞」を戴きました。グランプリには届きませんでしたが、活動を始めて間のない事業だったので、大金星です。

日本水大賞で未来開拓賞の受賞風景

日本水大賞で未来開拓賞の受賞風景(日本河川協会提供)

東京で開催された表彰式には、活動に関わったメンバーが主催者から招待されました。そこで、名誉総裁の秋篠宮殿下をはじめ、委員長の元宇宙飛行士・毛利 衛さん、国交省の石井 啓一大臣らに受賞を祝福されて、栄誉ある表彰状などを頂きました。

緊張した面持ちで表彰式を待つメンバーら

緊張した面持ちで表彰式を待つメンバーら(新岡重将さん撮影)

参加したのは、私たち「白神の生き物を観察する会」のメンバーで、県立木造高校深浦校舎の2年生・原田葵さんと坂﨑ちひろさんの二人。そして、深浦町・吉田満町長、総合戦略課・新岡重将さん、木造高校・吉田健校長、木造高校深浦校舎・大居 高広先生の計6人。

会場の前で参加者全員で記念撮影(新岡重将さん撮影)

会場の前で参加者全員で記念撮影(新岡重将さん撮影)

式典のあとは、受賞パーティーに出席し、普段、なかなか会うことができない方々との交流を体験しました。活動を担った子供たちにとっては、まさに晴れの舞台。頑張った深浦っ子たちが、緊張しながらも誇りを持って列席した姿は、感涙が止まりませんでした。

表彰状を受け取る原田葵さんと坂埼ちひろさん

表彰状を受け取る原田葵さんと坂﨑ちひろさん(日本河川協会提供)

式場で深浦町の活動が紹介された

式場で深浦町の活動が紹介された(同上)

思えば、この活動の発端は、先日亡くなった深浦町のマタギ・伊勢勇一親方との、山菜やキノコ採りなど、楽しい思い出があふれる山歩きにあります。融雪雪崩や台風などで、毎年のように出る河川の流倒木が、堤防や道路を削るさまを見て、親方が「この木をなんとか利用できねえかなあ」と嘆いていたのがきっかけでした。

高校生の前で流木を玉切りする親方

高校生の前で流木を玉切りする親方

愛犬を呼ぶために薬莢の笛を吹く

在りし日の親方の姿。愛犬を呼ぶために薬莢の笛を吹く

活動を事業化するまでには、国や県の許認可の壁や、流倒木を集め、泥だらけの木を洗うなどの下積みの肉体労働がありました。町の総合戦略課をはじめ、木造高校深浦校舎の生徒や教職員と一緒になって乗り越えてきましたが、いつも傍らには、伊勢親方がいてくださいました。

高校生に木の種類を教える親方

高校生に木の種類を教えて下さった親方

雪盲除けのサングラスに白神の山々が映る

雪盲除けのサングラスに白神の山々が映る

受賞の知らせを、親方に聞かせられなかったことは残念です。が、この活動を、白神山地と周辺の河川を舞台に、生態系と防災を学ぶ「環境、防災教育の場」として、自然と共に生きた親方の教えを引き継ぎ、発展させていきたいと思います。

ドロノキをチェーンソーできる伊勢親方

ドロノキをチェーンソーできる伊勢親方

雪面に冬枯れた木の影が伸びる森を輪カンジキを着けて歩く親方

雪面に冬枯れた木の影が伸びる森を輪カンジキを着けて歩く親方

最後になりましたが、流木や不要な雑木を無償で譲って下さった、河川を管理する県鰺ヶ沢道路河川事業所(鰺ヶ沢町)、深浦町の「ホリエイ」さんや「三浦建設」さんら建設業者さん、木を無償でチップに刻んでくださった製材業者・鈴光さんをはじめ、昨年からチップ撒きに参加してくれた深浦町立中学校の皆さま、市民ボランティアの皆さまに深く感謝いたします。

みんなで力を合わせて巨木を運ぶ

昨年の初夏の活動。みんなで力を合わせて巨木を運ぶ

撒いたチップを手際よく広げる

昨年の秋の活動。撒いたチップを手際よく広げる

ちなみに、同じ未来開拓賞を今回、深浦で活動を開始した学生ボランティア「IVUSA(国際ボランティア学生協会)」が受賞しています。琵琶湖での外来植物を除去する活動です。お互い、今後も頑張りましょうね。

チップを敷き詰めた遊歩道を歩き初め。観光客に声掛けされた

昨年の秋の活動。チップを敷き詰めた遊歩道を歩き初め。観光客に声掛けされた

ボランティア大学生が深浦町へ 役場インターンシップ編

幻の淡水魚「イトウ」を網で掬いあげるリーダーの小嶋さん。「重ーい!」

幻の淡水魚「イトウ」を網で掬いあげるリーダーの小嶋さん。「重ーい!」

深浦町が養殖するイトウにエサを与える小嶋さん

深浦町が養殖するイトウにエサを与える小嶋さん

深浦町へボランティアに訪れた大学生たちが、町役場でインターンシップをさせてもらいました。お世話になった主な部署は、総合戦略課と農林水産課。8月3日から5日までの3日間、過疎化が進む町で体験した地方行政の現場を報告します。

総合戦略課の松沢課長と新岡さんに着任の挨拶

総合戦略課の松沢課長と新岡さんに着任の挨拶

役場の農水課の皆さんと懇談する学生ら

役場の農水課の皆さんと懇談する学生ら

参加したのは、首都圏や関西の大学に籍を置く6人の女子学生。関係部署へのあいさつを済ませた後、早速、現場へ。まず最初は、農水課が担当する「害獣問題」を現場で視察し、その実務を体験する仕事です。3台の軽トラックに分乗し、サルが出没する山林や田畑へ向います。

ラジオテレメトリーの受信アンテナをもって

ラジオテレメトリーの受信アンテナをもって

パトロール中にサルを発見

パトロール中にサルを発見

深浦町には、29群986頭(平成25年調査)前後のサルが生息し、頻繁に田畑を荒らしては、森の中へ逃げ込みます。その数は、年々増える傾向にあり、簡単に駆除もできないので、町民も行政も頭を抱えています。

サルを脅す花火を森へ向けて

サルを脅す花火を森へ向けて

打ち上げ花火を発射!打ち上げ花火を発射!

特に、お年寄りが、生甲斐のために耕す小さな畑の作物が狙われるのです。都会で暮らす子や孫への故郷の便りとして、手塩にかけて育てた野菜がサルに荒らされる事例が頻発しています。農作業を止めて、引き籠ってしまわれた方もいるそうです。

農水課の児玉さんから現状の報告を受ける

農水課の児玉さんから現状の報告を受ける

サルの罠の説明を聞く

サルの罠の説明を聞く

そのため町は、害獣対策の特別チームを結成。出没地点にわなを仕掛けたり、捕獲したサルにラジオテレメトリーを装着したりするなどして、サルの行動を把握し、その被害を最小限に止める努力を続けています。

畑に張り巡らせた電機柵の説明を聞く

畑に張り巡らせた電機柵の説明を聞く

電機柵の説明を聞く

電機柵の説明を聞く

その現場での苦労などを、実務を担う職員の方々から、手ほどきを受けました。大きな音と共に火薬の匂いを充満させる花火で脅したり、時には地元の猟友会にお願いして実力行使をしたりします。それでもサルの学習能力は高く、一進一退の攻防が続いているそうです。

現場でクマなどの野生動物の話を聞く

現場でクマなどの野生動物の話を聞く

イトウの養殖池の前で

イトウの養殖池の前で

そして、今回の派遣リーダーである小嶋実世さん(駒沢大3年)らは、町が力を入れている耕作地の土壌開発の研究室を訪ねました。雪解けの後、どんな肥料を撒いたらいいのか、分析室で実際に使った試験管の洗浄などを手伝いながら、農業における土の大切さを学びました。

職員から話を聞く

職員から話を聞く

イトウとは

イトウとは

そして、深浦町が力を入れている幻の淡水魚「イトウ」の養殖現場へ。産卵後、孵化させて、5年、10年かけて成魚まで育てる壮大さに目を丸くします。餌やりの体験では、大きな魚が水しぶきを上げて奪い合う姿に、腰が引けてしまう場面も。

イトウを捕獲する職員

イトウを捕獲する職員

イトウの水しぶきを浴びて、「ひぇー!」

イトウの水しぶきを浴びて、「ひぇー!」

町の名産として定着している希少な魚を、大切に育てている職員の方々を尊敬するのと共に、とてもカッコよく感じました。残念だったのは試食ができなかったことです。次の機会にお願い致します(笑)。

幼魚へエサを与える

幼魚へエサを与える

網に入れて捕獲。「大切なお魚だから慎重に、ね!」

網に入れて捕獲。「大切なお魚だから慎重に、ね!」

一方男子は、限界集落化で担い手が1軒になってしまった農地で、用水路の整備事業に臨みました。手入れするのも、すべて一人でされていたので、落ち葉などがヘドロ化して、あちこちが埋まっています。それを掘り出して、20年近く交換してなかった堰の木材を新調する作業です。

魚のたてる水しぶきに大騒ぎ

魚のたてる水しぶきに大騒ぎ

用水路の鉄製のふたを開ける

用水路の鉄製のふたを開ける

北東北とはいえ、真夏の太陽が照り付ける森の中の気温は30度以上。南方のジャングルのように蒸し暑い環境です。そして、巨大な虻の襲撃。服の上から背中に食らいつき、髪の毛の隙間を狙って血を吸いに来ます。その執拗な攻撃を受けながらも、男子6人が黙々と働きます。

分水枡の中の泥をスコップで掬いあげる

分水枡の中の泥をスコップで掬いあげる

2日にわたり、計9か所を整備しました。が、ここで時間切れ。残りは9月に再挑戦します。土方仕事的な重労働の後は、インターンの女子学生と合流。「深浦町で学生ボランティアがどんな取り組みで貢献できるか」を役場関係者らと話し合うため、総合戦略課が主催する会議に出席しました。

整備を完了した枡の中でポーズ

整備を完了した枡の中でポーズ

ディスカッションで企画を提案する

ディスカッションで企画を提案する

「世界自然遺産・白神山地の環境保全」「日本ジオパーク登録地の海岸清掃」「海の産業廃棄物の有効利用」「新しい特産品の開発」「絶滅寸前の祭りや伝統行事の保存」など、斬新で素晴らしいアイデアが次々と飛び出します。

ディスカッションの場でも笑顔を絶やさずに

ディスカッションの場でも笑顔を絶やさずに

会議に飛び入りで参加された吉田町長(左)と菊池(副町長)

会議に飛び入りで参加された吉田町長(左)と菊池副町長

会議の時間が足りないかなぁ、と思い始めた時に、なんと吉田町長と菊池副町長が飛び入りで参加。深浦の将来に向けて、熱い意見が飛び交います。学生から町長や職員へ、切り返しの質問が投げかけられるなど、インターンとは思えないような濃密な内容です。

深浦の将来を巡って、盛りあがる論議

深浦の将来を巡って、盛りあがる論議

町議会の議場で記念撮影

町議会の議場で記念撮影

次の予定に食い込むほど、町長たちも熱く語り合って下さいました。最後に議場を見学。深浦の将来を論議し合う、議員や町の関係者になったつもりで着席し、みんなが笑顔で記念撮影しました。

全員で町関係者側の席に着席してみる

全員で町関係者側の席に着席してみる

時間をオーバーして付き合って下さった町長に感謝

時間をオーバーして付き合って下さった町長に感謝

学生の感想です。「地域活性の活動は初めてだったが、地元の方々と直接、お話できたことで、町が抱える様々な問題点が見えてきた(神奈川2年・中尾真悟くん)」。初めてだった活動でありながら、満足のいく成果が得られたようです。

会議で発言する中尾慎吾くん(左から二人目)

会議で発言する中尾慎吾くん(左から二人目)

次の活動を担う2回生コンビ。財務課長席で可愛いポーズ

次の活動を担う2回生コンビ。財務課長席で可愛いポーズ

インターンシップが終わった後、海産物を使った特産品づくりにチャレンジしました。地元の県立木造高校深浦校舎の生徒たちも参加し、自分たちが考えたデザインの作品を作ります。今回、宿泊でお世話になった公民館に全員で泊まり込み、作業に没頭します。忙しすぎたせいか、楽しい交流やおしゃべりがあまりできなかったようです。

海産物を使った特産品つくり

海産物を使った特産品つくり

高校生や中学生も一緒になって活動

高校生や中学生も一緒になって活動

また、来てね!。うん、来月に来るから。名残惜しいけど、また会えるよ

また、来てね!。うん、来月に。名残惜しいけど、また会えるよ

でも、「高校生や地域の子供たちと交流できたことは、町の未来像を考えるうえで有意義だった(駒澤大2年・西川拓耶くん)」との声。実務的すぎる内容にもかかわらず、高校生との活動に意味を見出す学生もいます。

高校生たちとの別れで手を振る

高校生たちとの別れで手を振る

それ、追いかけるよ!

それ、追いかけるよ!

また、会おう。来月、来るからね!

バイ、バーイ。また、来月、来るからね!

それでも、一緒に海へ行ったり、バーベキューをしたりして、東北の夏を満喫していました。次は9月3日に開かれるお山参詣(大間越地区)と日本ジオパークに登録された地区の海岸清掃に臨みます。いつも全力投球で頑張ってくれる大好きな子供たち。次も期待しているからね。

派遣の最後に仲間から寄せ書きをもらうリーダー。感激のあまり号泣

派遣の最後に仲間から寄せ書きをもらうリーダー。感激のあまり号泣

お世話になった深浦の桃ちゃん(手前右から二人目)らと記念撮影

お世話になった深浦の桃ちゃん(手前右から二人目)らと記念撮影

ボランティア大学生が深浦町へ 「2016.ねぶた」編

幻想的な明かりを灯しながら運航されるねぷたやねぶた

幻想的な明かりを灯しながら運航されるねぷたやねぶた

すっかり書き込みをご無沙汰してしまい、読者の皆さま、申し訳ありませんでした。沖縄で遭った交通事故のあと、私の体が変調をきたし、人生で初めての入院と手術を体験いたしました。

商店街を練り歩くねぶたの行列

商店街を練り歩くねぶたの行列

大学生たちが参加した地区の方々と記念撮影

大学生たちが参加した地区の方々と記念撮影

予防接種でも泣いてしまうほどの怖がりなので、脳に近い部分の神経付近への施術は、生きた心地がしませんでした。先月に退院し、今は病院へ通いながら、リハビリに励んでいます。

坂上田村麻呂が建立したとされる古刹「円覚寺」の前で

坂上田村麻呂が建立したとされる古刹「円覚寺」の前で

差し入れのジュースを抱えて

差し入れのジュースを抱えて

主治医の話では、今後の経過次第では、完治しにくい「難病」の可能性もあるそうで、前途を思うと目の前が暗くなってしまいます。でも、夫と二人、前を向いて生きてゆくしか選択肢はありません。気力、体力が続く限り、頑張って治療に臨みます。

力強い太鼓の打ち手たちが商店街を練る

力強い太鼓の打ち手たちが商店街を練る

隣町の子供ねぷた前で記念撮影

隣町の子供ねぷた前で記念撮影

お見舞いのお手紙やお言葉など、過分なお心遣いをいただいた方々へ、この場を借りてお礼を申し上げます。心よりの感謝を込めまして。

大学生たちを先頭に続くねぶたの行列

大学生たちを先頭に続くねぶたの行列

祭りの前に地区の方々へご挨拶

祭りの前に地区の方々へご挨拶

さて、書くことが山のように溜まっています。何にしようかなぁ。うん、では明るい話題から。冒頭の写真でお見せした深浦町の「ねぶた」に参加した大学生たちの活動を紹介いたします。

郷愁を誘う、ねぶたの行列

郷愁を誘う、ねぶたの行列

海岸の横を歩くねぶたの行列

海岸の横を歩くねぶたの行列

いつもは国際ボランティア学生協会(IVUSA)のメンバーが来てくれるのですが、今回は協会の正式派遣としてではなく、自主的に参加した大学生たちです。十数名と多くはありませんが、皆「深浦が大好き」、「地域おこしで町に貢献したい」という、熱い想いで駆けつけてくれました。

地区の小学生が学生の前で自己紹介

地区の小学生が学生の前で自己紹介

実はIVUSAも9月上旬に、大間越で実施される「お山参詣」の神事と、海岸などの環境保全活動のために、約70人の学生を派遣してくれる予定です。

薄暮の中、出発する各地区のねぶた

薄暮の中、出発する各地区のねぶた

それゆえ、8月に来てもらうのは、学生たちへの負担が大きく、あまり無理を言えませんでした。が、今回、深浦町役場が学生たちをインターンとして受け入れて下さることになり、急きょ派遣が実現しました。そして、昼間は役場の仕事を体験し、夜は、ねぶた運行のお手伝いをすることに。

お世話になる地区の会長さんへご祝儀を

お世話になる地区の会長さんへご祝儀を手渡すリーダーの小嶋さん(左)。ふんぞり返っているわけではありません

出発前の緊張感。準備は万端

出発前の緊張感。準備は万端

当然、全員が初めての経験。実物のねぶたの重さと迫力に圧倒されつつ、保管場所から集合場所まで、人力で引いて行く仕事に参加しました。地区の高齢者や子供らに混じって、男子が先頭に立ち、女子が後方で支えます。

急な坂道を全力で引いて登る

急な坂道は全力で引いて登る

初対面ながら、笑顔で話しかけてくるお兄さんやお姉さんと一緒に、子どもたちも、2キロ近い道のりを汗をふきふき付いてきます。みんなが温かく学生たちを迎えて下さったのです。これに応えないわけにはいきません。

地区の方に混ざってねぶたを引く学生ら

地区の方に混ざってねぶたを引く学生ら

ねぶたの後をついてゆく学生や子供たち

ねぶたの後をついてゆく学生や子供たち

夕日が落ちるころ、暮れなずむ日本海を見下ろして、合同運行がスタートしました。港へ続く急な坂道を下りきった後、深浦町のメイン通りを幻想的な明かりに包み込みながら、ねぶたの行列が進みます。街角や商店の前には、夕涼みを兼ねた見物の方々の姿が。

他の地区のねぶた。子供たちが愛らしい

他の地区のねぶた。子供たちが愛らしい

他の地区のねぷた運行

他の地区のねぷた運行

とても、郷愁を誘われる光景です。ん、よく見ると、太鼓の叩き手や先頭でねぶたを引く顔に見覚えが。「あ、役場の松沢課長だ!」。大太鼓を抱えて、力強く叩きながら歩く姿が、とても凛々しいです。女子学生から、「カッコいい」との嬌声が(笑)。

カッコいい、松沢課長

大太鼓を叩く、総合戦略課の松沢課長

太鼓をたたく総合戦略課の松沢課長

「カッコいい!」と、女子大生の声が

全員が汗まみれになって、終点のJR深浦駅近くまで歩き切ります。ねぶたを引く高齢者も、笛を吹きながら付いてゆく小中学生も、誰一人として脱落者はいません。ヒイヒイ言いながら、写真を撮り歩く夫の哲二だけが、人一倍汗をかいて辛そうです。「ん、もう、太りすぎよ!」。私も人には言えないけど‥

笛を吹きながらねぶたに付いてゆく子供たち

笛を吹きながらねぶたに付いてゆく子供たち

地区の方々に混じってねぶたを引く学生

地区の方々に混じってねぶたを引く学生

祭りが終わって、地区の方々が開く直会にも参加させて頂きました。初めての学生たちを大歓迎で迎えて下さり、嬉しい限りです。並んでねぶたを引いた大先輩と杯を傾け合います。お姉さんが大好きになった女の子が、学生にまとわりついて離れません。

子供たちと仲良しになった女子学生

子供たちと仲良しになった女子学生

去年知り合った高校生と再会

去年知り合った高校生と再会

派遣期間さえ折り合えば、来年はねぶた作りの作業から参加したい、と話す学生も。熱心にねぶたのことを語る地区の方々にうたれ、深浦はどの地域も、古くからの祭りを心のよりどころにしているのだ、と痛感していました。

盛りあがる地区の方々の前で学生リーダーが挨拶

盛りあがる地区の方々の前で学生リーダーが挨拶

みんな混ざって楽しい宴

みんな混ざって楽しい宴

来年に再会を誓い、会はお開き。皆、お互いに名残惜しそうです。学生も大間越地区以外の方と親交が深まり、感慨深げでした。でも、翌日から新たな活動が始まります。町内で学生が引く手あまたになりつつあるのです。

仲良くなった方から、「よく来てくれたな」と労われる

仲良くなった方から、「よく来てくれたな」と労われる

「来年も来いよ」との掛け声。学生からは、「はい、必ず!」

「来年も来いよ」との掛け声。学生からは、「はい、必ず!」

深浦町役場・インターンシップ編へと続きます。

訃報 マタギの伊勢親方が急逝されました

ありし日の伊勢親方

ありし日の伊勢親方

私たちの青森の父親的な存在だった、深浦町のマタギ・伊勢勇一親方が先ほど、お亡くなりになられた、という一報が入ってきました。ガンで闘病中だったのですが、手術も成功し、徐々に元気を取り戻し始めていた矢先の訃報です。

もう、この薬きょうの笛を聞くこともできない

もう、この薬きょうの笛を聞くこともできない

遺骨収集活動のために、沖縄へ出発する直前、優しい笑顔で見送って下さったのが、最後の別れとなってしまいました。私は、親の死に際に会えない不幸な子なのですが、青森の父との別れも、旅先で迎えることになりました。

子どもたちからも大人気だった親方

子どもたちからも大人気だった親方

あの親方が急逝するなんて‥。寂しすぎるし、まだ、現実として、受け止められません。せめて、死に顔を一目見て、お別れを申し上げたいのですが、戦没者の遺留品返還活動の最中なので、それも叶いません。

白神山地を背景に

白神山地を背景に

遠い旅の空から、ご冥福をお祈りすることしか出来ないのが、何よりも辛いです。いずれ、続報を書きます。親方、ありがとうございました。ゆっくりとお休みください。お別れの言葉も申し上げられなかった不肖な弟子をお許しください。合掌。

初春の森を歩く。まだ。元気だった頃

初春の森を歩く。まだ。元気だった頃

流木や不要木で作ったチップで森を守る

10キロ入りのチップの袋を抱える女子生徒

10キロ入りのチップの袋を抱えて走る女子生徒

本格的な紅葉のシーズンを前に、青森県有数の観光地・十二湖の遊歩道に、木材チップを撒く活動を実施しました。白神山地から出る流倒木や不要な木をリサイクルして、防災と環境の保全に役立てる事業です。今年で二年目になりました。

撒いたチップを手際よく広げる

撒いたチップを手際よく広げる

力自慢の男子が広げてゆく

力自慢の男子が広げてゆく

今回は、県立木造高校深浦校舎(吉田健校長)の呼びかけで、深浦町内の深浦、大戸瀬、岩崎中学校の生徒ら77人が参加。教職員、町役場、ガイド、ボランティアらを含めた総勢約180人で作業を開始しました。

チップ撒きに参加した生徒たち

チップ撒きに参加した生徒たち

初参加の中学生たちも頑張る

初参加の中学生たちも頑張る

用意したチップの総重量は約6トン。今年の夏に深高生らが集めた笹内川の流倒木や、災害防除工事で出た不要木などを、秋田県能代市の製材業者・鈴光さん(鈴木英雄社長)が無償で加工して下さいました。これを「白神十二湖森林セラピー基地」の遊歩道に敷き詰めるのです。

遊歩道にまんべんなく撒いて行く

遊歩道にまんべんなく撒いて行く

生徒たちに指示を出す増冨さん

増冨さんの指示を聞く生徒たち

事業の全体計画は、町総合戦略課の増冨勇人さんらが担当。チップの運搬や作業のタイムスケジュール、どの場所に生徒を割り振るかなどを細部にわたって完璧に手配します。今年の目玉は、青池広場周辺のブナ自然林を貫く遊歩道、約250㍍の区間にチップを敷き詰める予定です。

チップを運ぶ後姿が大黒様のよう

チップを運ぶ後姿が大黒様のよう

力自慢の深高生の男子

力自慢の深高生の男子

一度は雨で順延になりましたが、10月5日午前10時、うす曇りの森の中で作業が開始されました。「チップの袋を運ぶ」、「袋の口を開ける」、「遊歩道に撒く」、「平らにならす」などの役割を、各校の生徒たちが分担し、作業は進みます。

全員が作業を分担し、テキパキと働く

全員が作業を分担し、テキパキと働く

袋が重くて、こけちゃった

袋が重くて、こけちゃった

木材チップは、あらかじめ、約5キロ入りと10キロ入りの二種類に袋詰めしてあるのですが、わざわざ重い方の袋を運ぶ力自慢の女子生徒も。頼もしい限りです(笑)。始めて参加する中学生も、お兄さん、お姉さんに負けじと働きます。

10キロ入りを一人で運ぶ力持ちの女子中学生
10キロ入りを一人で運ぶ力持ちの女子中学生
女子でも重い袋を担げるよ

女子でも重い袋を担げるよ。可愛い笑顔

ここでも、生徒たちの頑張りに感嘆しました。皆、自分に出来る事を懸命に取り組み、仕事を自主的に見つけて積極的に働くのです。私たち大人のアドバイスなどは必要ありません。当然、「かったるーい。やってられんわ」なんて、聞こえてきません。毎度のことながら、深浦の生徒の素晴らしさに心より感動します。

それぞれが的確な役割分担

それぞれが的確な役割分担

持てる力を発揮して働く

持てる力を発揮して働く

作業は、1時間余りで完了。青池から続くブナの森の中に、優しい木の香りがする木材チップの道が現われました。広葉樹の緑のトンネルが、ひときわ明るくなったような印象も。さっそく、首都圏から訪れた観光客らが、フカフカした感触を確かめるように、ゆっくりと歩き始めます。

記念撮影する中学生
作業が終わって記念撮影
チップを敷き詰めた遊歩道を歩き初め。観光客に声掛けされた

チップを敷き詰めた遊歩道を歩き初め。観光客に労われた

「うわー素敵。それに歩きやすーい」。「えー、全員がボランティア‥。ありがとう、これからも頑張ってね」と、すれ違いざまに生徒らへ、労いの言葉を掛けて下さいます。中には、帰宅後に友人への土産話にすると、チップの写真や生徒たちの姿を撮影して行く方もいました。

二人で仲良く運ぶ女子中学生

二人で仲良く運ぶ女子中学生

えー、すごく重い‥

えー、すごく重い‥

最後に、生徒たちが、自分たちの力で敷き詰めたチップの遊歩道を歩き初めます。全員が誇らしげ。堂々と胸を張っています。初参加の中学生たちも、元気いっぱいに前を向きます。みんな素敵な笑顔です。

遊歩道を歩く生徒たち。笑顔が絶えない

遊歩道を歩く生徒たち。笑顔が絶えない

作業終了後、深浦校舎の校長先生が労いの挨拶

作業終了後、深浦校舎の校長先生が労いの挨拶

その姿に、不覚にも涙がこぼれました。この1年、よく頑張りましたね。河原で、炎天に焙られながら、一生懸命に流倒木を集めた夏の日。校庭に山積みされたチップに目を丸くしながらも、全員が力を合わせて袋詰めしました。そして、休日を返上して、流木を集めてくれた女子生徒も。みんな、ほんとうに逞しくなったよ。素晴らしい子供たちです。

いつも笑顔で取り組んでくれる

いつも笑顔で取り組んでくれる

一輪車で運ぶ強者も

一輪車で運ぶ強者も

最後になりましたが、無償で木材を譲って下さったり、チップに加工して下さったりした、林野庁、県鰺ヶ沢道路河川事業所、町内の建設業「ホリエイ」、秋田の製材業「鈴光」などの皆さまへ、深く感謝とお礼を申し上げます。

重い袋も何のその

重い袋も何のその

森の奥までチップを運ぶ中学生たち

森の奥までチップを運ぶ中学生たち

そして、事業の成功は、町総合戦略課のプロデュースと各中学校、高校の協力と頑張りがあったからです。皆さま、本当にありがとうございました。また、来年もみんなで力を合わせて、がんばろうね。

頑張った生徒たち

よく頑張った生徒たち

IVUSAの大学生が深浦町に来た!②

真剣な面持ちで草鞋を投げる学生

真剣な面持ちで草鞋を投げる学生

高校生の仕掛けたロボットカメラも見学

高校生の仕掛けたロボットカメラも見学

御山参詣に来てくれたIVUSA(国際ボランティア学生協会)の大学生の続編です。地域に伝わる最も過酷な神事を手伝ってくれたおかげで、消滅の危機にあった伝統行事を大盛況で終えることができました。さすがIVUSA。若者のパワーと創造力は素晴らしいです。

※朝日新聞に掲載されました

http://www.asahi.com/articles/ASH9G4W08H9GUBNB00H.html

神事の作法も柴田さんから習う

神事の作法も柴田さんから習う

保存会の柴田さんから踊りの手ほどきを受ける

保存会の柴田さんから踊りの手ほどきを受ける

ただ今回、彼らが来てくれたのは、神事のお手伝いなどの地域おこし活動だけが目的ではありません。実は、白神山地にかかわる環境保全の取り組みも視野に入れているのです。

海岸を清掃する前に、役場職員の説明を聞く

海岸を清掃する前に、役場職員の説明を聞く

漂着ゴミで汚れた海岸の清掃に臨む

漂着ゴミで汚れた海岸の清掃に臨む

まず手始めに、「八峰・白神ジオパーク」に認定されている、大間越地区の海岸清掃を行ってくれる予定です。今回の派遣期間中は、雨が降り続いたので、本格的な活動には至りませんでしたが、現地調査を兼ねて半日だけ実施いたしました。地区の方と、県立木造高校深浦校舎の生徒たちも参加して。

地区の人や地元の高校生らと一緒に活動

地区の人や地元の高校生らと一緒に活動

地区の人からゴミの内容の説明を受ける

地区の人からゴミの内容の説明を受ける

この海岸線は、複雑な形に入り組んでいるのと、ゴツゴツとした岩場が連続しており、簡単にアプローチできる場所は多くありません。そして、海洋に不法投棄された漁具や、大陸などからの漂着ゴミが、岩の隙間に挟まってしまい、美しい景観が台無しになっています。

テトラなどに挟まったロープや漁具

テトラなどに挟まったロープや漁具

現場の写真を撮って報告書を作る

現場の写真を撮って報告書を作る

そして近隣は、地元の漁師さんたちにとって、アワビやサザエ、海藻などの貴重な漁場であるため、漂着ゴミは深刻な悩みの種です。同時に、国内で最も人気がある鉄道路線の一つ「JR五能線」から見える風景も、ゴミで汚されている場所があり、観光資源に影響が出ています。

横一列になって掃除して行く

横一列になって掃除して行く

この日、集めたゴミ

この日、集めたゴミ

そのためIVUSAは、来年度から、100人を超える隊員を派遣して、海岸のゴミを一掃する計画を立てているのです。今年のメンバーは、先遣隊の役割を担っており、大人数の宿泊場所や移動手段、物資の調達場所、活動するフィールドなどを懸命に調べていました。

学生たちに挨拶する吉田満・深浦町長

学生たちに挨拶する吉田満・深浦町長

表敬に訪れた学生たち。町長らを前に緊張した面持ち

表敬に訪れた学生たち。町長らを前に緊張した面持ち

こうした学生たちの取り組みに興味を持って下さった吉田満・町長と、役場の総合戦略課の皆さんが思わぬ声掛けをしてくれました。「ぜひ、学生たちに会って、直接、話を聞きたい」と。望むところです。襟を正して、役場へ表敬することになりました。

学生らの話を真剣に聞く吉田町長たち

学生らの話を真剣に聞く吉田町長たち

積極的に活動の提案もする

積極的に活動の提案もする

町長と菊池副町長、総合戦略課の松沢課長らに迎えられた12人の派遣隊員。深浦が置かれている現状や、学生たちに手助けして欲しい仕事の説明などを聞き、積極的に質問を投げかけます。実はこの日、町長が多忙で、会見の時間は一時間しかありません。

町長たちへ学生の想いを伝える

町長たちへ学生の想いを伝える

時には身振りを交えながら話す

時には身振りを交えながら話す

お互いが話し足りないようでしたが、公務に影響を出すわけにはいきません。別れを惜しむように、名刺の交換をしていると、町長の出身大学の学生がいることが判明。思わぬ先輩、後輩の出会いに、キャンパス生活を懐かしむ町長も、後ろ髪を引かれるように会見室を後にしました。

同じ大学の後輩に会って、表情が和む吉田町長

同じ大学の後輩に会って、表情が和む吉田町長

深浦町には、大学はありません。ここで暮らす人たちは、大学に行くには集落を出なければなりません。ゆえに、大勢の大学生が訪れることは、非常に稀なことで、地区の皆さんも都会から来た若者たちに興味津々です。

学生たちの踊りに笑顔で拍手を送るお年寄りたち

学生たちの踊りに笑顔で拍手を送るお年寄りたち

お年寄りから若集まで、一生懸命に活動してくれる学生に感謝の気持ちで一杯です。できれば積極的に声を掛けて、労いたいのですが、皆さん、とても恥ずかしがり屋で、うまく心を伝えることができません。

ダマコ作りを学生に指導する女集(中央)。大間越・スーパー主婦の一人

ダマコ作りを学生に指導する女集(中央)。大間越・スーパー主婦の一人

高校生の七瀬さんは手慣れた仕草

高校生の七瀬さんも手慣れた仕草

そこで、地区の女集に手伝ってもらい、一緒に郷土料理を作る交流会をしました。学生たちに、手作りの「ダマコ鍋」を振舞うのです。コミュニティセンターに臨時で設営された「大間越レストラン」のシェフは、一家の台所を預かるベテランのお母さんばかり。

大間越三人娘のおばあちゃんもスーパー主婦

大間越三人娘のおばあちゃんもスーパー主婦

みんなで丸めたダマコ

みんなで丸めたダマコ

ダマコの丸め方や材料の刻み方、出汁の味まで、学生に的確な指示を出し続けます。深浦校舎の高校生たちや大間越の3人娘も、「都会の大学生とお話がしたい」と料理作りに参加。和気あいあいと料理は完成に近づきました。

深浦校舎の生徒も一緒に料理作り

深浦校舎の生徒も一緒に料理作り

深浦校舎の生徒に習って山菜・ミズの皮むき

深浦校舎の生徒に習って山菜・ミズの皮むき

ここで一つ余談。実は、ダマコ鍋に欠かせない食材の一つにキノコのマイタケがあります。それをスーパーなどで購入した栽培物を使う手はずだったのですが、できれば天然物を食べさせてやりたいです。

白神の森を歩く

白神の森を歩く

マイタケを発見!

マイタケを発見!

体調を壊されて療養中のマタギの伊勢勇一親方に、相談してみました。すると、「あの場所ならば、今の時期でも出ている可能性がある。学生と一緒に見てこい」との指示。本来は秘密の場所なのですが、学生を連れて行ってみました。

巨木を取り囲み

巨木を取り囲み

「初めて見た!」。スマホで撮影

「初めて見た!」。スマホで撮影

9月上旬なので、期待はしてませんでしたが、なんと中サイズが2個も出ています。さすが親方です。学生たちも大喜び。大人数で食べるお鍋用なので、2個とも持ち帰りました。親方、すみません‥

親方の教わった方法で収穫。満面の怪しい笑顔‥

親方に教わった方法で収穫。満面の怪しい笑顔‥

ダマコ鍋を囲む交流会。和気あいあいと進行した

ダマコ鍋を囲む交流会。和気あいあいと進行した

天然マイタケ入りのダマコ鍋は、すごく美味でした。その他、トウモロコシや地ダコ、サザエなどの差し入れもあり、海の幸山の幸のごちそうが並びました。地区の総代さんや長老たちも宴会に参加して下さり、大盛況です。高校生たちも、普段は見せないような弾けるような笑顔で楽しんでいました。

家に帰る高校生を大学生がアーチで見送り

家に帰る高校生を大学生がアーチで見送り

笑顔で手を振る大学生たち

笑顔で手を振る大学生たち

今年のIVUSAの深浦町への派遣で、用意していたプログラムはこれで終了です。最後に、我が家の庭で薪割りにチャレンジしてもらい、田舎の、不自由でありながらも楽しい暮らしを体験してもらいました。

みんなで記念撮影。なぜか大受け

みんなで記念撮影。なぜか大受け

薪割りを体験

薪割りを体験

沖縄での遺骨収集活動。そして、今回の深浦町での活動。IVUSAの若者たちは、ボランティアの対象へ、ひたむきに尽くしてくれます。毎回、メンバーは変わるのですが、誰にあたっても失望させられることがありません。

津軽ラーメン美味しい!

津軽ラーメン美味しい!

青池を訪ねた学生たち

青池を訪ねた学生たち

私たち夫婦は、そんな彼らが大好きです。いつも「けっぱって」くれるし、とても「めんこい」子たち。どの現場でも、わが子と接しているような温かみを感じてしまうよ。いつまでも応援しているからね。そして、ありがとう。深浦を第二の故郷として、また帰ってきて。みんな大歓迎だから!

今後の深馬地での活動を仕切る二回生たち

来年の深浦町での活動を仕切る予定の二回生たち

背中で語る事務局員

「来年も期待してください」。背中で語る事務局員(笑)

御山参詣(山かけ)の神事とIVUSAの大学生①

山へ登る前に、円陣を組んで気合を入れる学生たち
山へ登る前に、円陣を組んで気合を入れる学生たち
山かけ踊りのお囃子に手拍子で応えるお年寄りたち
山かけ踊りのお囃子に手拍子で応えるお年寄りたち

毎年、旧暦の8月1日、私たちが暮らす大間越集落で、白神岳の頂上まで登山をする神事「御山参詣(山かけ)」が行われます。集落の若集が、麓を流れる津梅川で身を清め、頂上付近にある祠(ほこら)まで一気に駆け上り、豊かな恵みに感謝し、招福を願う伝統行事です。

※読売新聞に掲載されました

http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150914-OYTNT50341.html

まず、麓の大間越稲荷神社に参拝
まず、麓の大間越稲荷神社に参拝
山かけを前に、大間越稲荷神社の周りを3周して、参拝
登頂の前に、稲荷神社の周りを3周

その歴史は古く、江戸時代の頃まで遡れるそうです。青森県で御山参詣といえば、岩木山が有名ですが、白神岳も神の宿る山として、漁師さんやマタギたちから信仰されており、ひっそりと続けられてきました。

登山口近くにあるご神木に全員が手を合わせる
登山口近くにあるご神木に、全員で手を合わせる
男子を先頭にグイグイ登り始める
男子を先頭にグイグイ登り始める

その山かけに、春日祭と同じように、IVUSA(国際ボランティア学生協会)の大学生に助っ人を頼みました。すると、前回と同様、快諾の返事。今回は事務局の社会人を含めた12人が駆けつけてくれました。

登る前に装備のチェック
登る前に装備のチェック
出発前に、残るメンバーとお別れの握手
出発前に、残るメンバーらとお別れの握手

そして、神事の当日、登頂班と直会(なおらい)準備班に分けられた学生が、山かけに臨みます。哲二が膝を痛めているので、今回は麓でお留守番。当然、私も直会の準備があるので登れません。残念ですが、最近、運動不足なのでホッとしています。

太鼓や笛でのお囃子を先頭に、川へ禊に向かう
太鼓のお囃子を先頭に、川へ禊に向かう
稲荷神社に参拝
全員で稲荷神社に参拝

実は、学生たち、当初は9人で頂上を目指す予定でした。が、2人が北関東と東北地方を襲った豪雨のために青森への到着が遅れて、登山は7人しか参加できませんでした。

リックから頂上で奉納する御幣がのぞく
頂上で奉納する御幣が、リュックからのぞく
前夜までの大雨で濁流となった津梅川で、身を清める
前夜までの大雨で、濁流となった津梅川で身を清める

大間越集落の山かけは、ここ数年、悪天候続きと登り手の不足で、実施されていませんでした。今回も、直前まで2~3名しか参加希望者がなく、前日も土砂降りの豪雨だったので、開催が危ぶまれていました。

登山を先導する若集(手前の二人)の指示で行動する
登山を先導する若集(手前の二人)の指示で行動する
いきなり、きつい登りがある
いきなり、きつい登りがある

が、学生が来ると聞き、「ならば私たちも」と、参加を決意してくださった方々がいて、総勢20名近い祭列に。ここ最近は、4~5名しか参加者がいなかったので、祭り保存会のメンバーも嬉しそうです。

学生のために急きょ、参加して下さった地区の方。頂上の様子を撮影してもらうためにカメラも託した
学生のために急きょ、参加して下さった地区の方(中央のご夫妻)。頂上の様子を撮影してもらうためにカメラも託した
学生をサポートするために協力して下さったご夫婦
学生をサポートするために協力して下さった、棟方ご夫妻

大雨で濁流となった津梅川で禊を済ませた後、元気一杯に登って行きました。山頂から麓まで往復すると、おおよそ8時間かかるそうです。今回は、夫婦そろって登山をサボりましたので、ここからは参加者から聞いた話をもとに書き記します。

山かけに参加する学生に挨拶される保存会の伊藤会長
山かけに参加する学生に挨拶される保存会の伊藤会長
山かけの神装に身を包んだIVUSAの女子学生。少しはにかんだ
山かけの神装に身を包んだIVUSAの女子学生。カメラを向けると、少しはにかんだ

麓では晴れていましたが、登るにつれて霧が立ち込め、所々で雨に降られたそうです。約4時間で山頂に到着。頂上付近にある祠を取り囲み、踊りながら、御山参詣の唱文を唱えます。

«登山ばやし»

「懺悔、懺悔(サイギ、サイギ)

六根懺悔(ドッコイサイギ)―⦅たぶん「ロッコン」だと思うが、方言で訛っていると思われる⦆

御山八大(オヤマハチダイ)

金剛道者(コンゴウドウサ)

一々名拝(イチニナノハイ)

南無帰名頂禮(ナムキミョウチョウライ)」

頂上の祠に参拝する参加者たち(棟方友裕さん撮影)頂上の祠に参拝する参加者たち(棟方友裕さん撮影)

頂上に到着。強風の中、神事のために着替える学生たち
頂上に到着。強風の中、神事のために着替える学生たち(棟方友裕さん撮影)

そして、御幣などを奉納した後、お神酒を戴きます。これで神事は終了。この後、麓での「山かけ踊り」などに必要な高山植物の「イワテトウキ」と「ハイマツ」を採集します。順調に進行しましたが、接近していた台風の影響で山頂の天候は大荒れに。

元気一杯の学生たち。前夜、飲みすぎたのか大あくび
元気一杯の学生たち。前夜、飲みすぎたのか大あくび(棟方いづみさん撮影)
頂上の避難小屋の前で、おにぎりを頬張る女子学生
頂上の避難小屋の前で、おにぎりを頬張る女子学生(棟方いづみさん撮影)

普段でも、頂上と麓との温度差は10度前後あり、強風と雨のおかげで体感温度は10度以下だったようです。皆、震えながら、神事を執り行い、終了後は、避難小屋に飛び込んで温かいカップ麺などを啜ったと話します。

参拝を終えた後、お神酒を戴く。とても寒い‥(棟方友裕さん撮影)
参拝を終えた後、お神酒を戴く。とても寒い‥(棟方友裕さん撮影)
頂上の祠に参拝する参加者たち(棟方友裕さん撮影)
頂上の祠に参拝する参加者たち(棟方友裕さん撮影)

そんな中でも、学生たちは一人の脱落者も出さずに、最後まで頑張りました。しかし、この神事が大変なのは、下りてからの踊りです。集落の端から、中央にある稲荷神社まで、回転したり、飛び跳ねたりする、独特な振り付けの山かけ踊りを披露しながら、練り歩くからです。

笑顔で下山してきた一行
笑顔で下山してきた一行
やっと下山。麓で待つ仲間に手を振る
やっと下山。麓で待つ仲間に手を振る
お疲れさま、大丈夫?。無茶苦茶しんどかった‥
お疲れさま、大丈夫?。うー、無茶苦茶しんどかった‥

「下山ばやし」を合唱して、激しく踊ります。とても、ユーモラスな姿なのですが、参加者によると、膝はガクガクで、足は靴擦れのために、歯を食いしばるほどの痛さに悩まされた、と聞きました。

«下山ばやし»

「①ソーリャ、ソーリャ、ソーリャナット

 白神の陰(かげ)コで

 大きな御幣締めだ、ホイ

 それでも良い山かげだ、ホイ

 ソーリャ、ソーリャ、ソーリャナット

②ソーリャ、ソーリャ、ソーリャナット

 白神の陰(かげ)コで

 苦瓜マグラッタ、ホイ

 それでも良い山かげだ、ホイ

 ソーリャ、ソーリャ、ソーリャナット」

全員が息を合わせて山かけ踊りに取り組む
全員が息を合わせて山かけ踊りに取り組む
コミカルな仕草で飛び上がり、回転する
コミカルな仕草で飛び上がり、回転する
採取してきたイワテトウキの香りを嗅ぐ
採取してきたイワテトウキの香りを嗅ぐ

そして、神事のフィナーレとして、集落内にある大間越・稲荷神社に参拝。社殿を3周回った後、履いていた草鞋を境内にある木の梢に放り投げます。一番高い枝に引っ掛けた者には、良縁が訪れるそうです。学生たちは目の色を変えて、高さを競い合っていました。

コミカルな仕草で飛び上がり、回転する踊り。息が合っている
コミカルな仕草で飛び上がり、回転する
仕事を終えた中国人研修生たちも、思わず踊りを真似ていた
仕事を終えた中国人研修生たちも、思わず踊りを真似ていた
背中に背負ったヤジガラにイワテトウキを挿してもらう
背中に背負ったヤジガラに、イワテトウキを挿してもらう

この神事は本来、女人禁制で行われていました。昔の参加者は約1週間、神社の社殿などに籠り、毎日、川で全身を洗い清めながら、禊をします。そして、白装束に着替えて草鞋を履き、塩で磨いたさい銭、米、お神酒などを携行して、白神川に沿って岩場を直登していたようです。

境内の木の梢に草鞋を放り投げる
境内の木の梢に草鞋を放り投げる
すべての神事を終えて、神殿に拝礼
すべての神事を終えて、神殿に拝礼
放り投げたつもりが大失敗。恥ずかしい‥
放り投げたつもりが大失敗。恥ずかしい‥

最近は、女性も登山での参加として同行したり、他の地域の方の飛び入りも認められるようになりました。その理由ですが、集落に暮らす住民の高齢化と過疎の進行で、祭りを担う人材が不足しているからです。

大間越の3人娘とご対面。おー、久しぶり。春日以来だね!
大間越の3人娘とご対面。おー、久しぶり。春日以来だね!
沿道に出てきたお母さんも、拍手喝さい
沿道に出てきたお母さんも、祭列に拍手喝さい
祭囃子に手拍子を取りながら、笑顔で踊りを見るお年寄りたち
祭囃子に手拍子を合わせながら、笑顔で踊りを見るお年寄りたち

深浦町指定の「重要無形文化財」になっていますが、このままだと、消滅してしまう危機にありました。それを救うために、IVUSAの学生たちが立ち上がってくれました。これだけ賑やかな祭列は、近年、見たことがなかった、と、お年寄りたちも大喜びです。

神殿の周りを回って参拝
神殿の周りを回って参拝
麓の稲荷神社で参加者全員で記念撮影
麓の稲荷神社で参加者全員で記念撮影

長くなりましたので、IVUSAの学生たちの活躍は、2部に続きます。

女子学生たちも元気いっぱいに踊る
女子学生たちも元気いっぱいに踊る

春日(鹿嶋)祭の神事2015 大学生がやってきた

元気よく舟神輿を担ぎ、集落内を練り歩くIVUSAの学生
舟神輿を担ぎ、集落内を練り歩くIVUSAの学生

神事が始まる前、保存会の柴田さん(左)から踊り方を習う学生たち

神事が始まる前、保存会の柴田さん(左)から踊り方を習う学生たち

ブログでもご紹介したように、今年の「春日(鹿嶋)祭」には、東京などの首都圏から「IVUSA(国際ボランティア学生協会)」のメンバーら11人が、お手伝いに来てくださいました。

東奥日報に掲載されました。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150627003035.asp

太刀棒を運ぶ女子学生
太刀棒を運ぶ女子学生
浴衣に着替える男子学生。ん、どうするの?
浴衣に着替える男子学生。ん?、どうすれば‥

その多くが、2回生から4回生の学生さん。大学はまだ、夏休みに入っていないので、ウィーク・デーは講義がある時期。にもかかわらず、週末を利用して、12時間近く夜行バスに揺られながら、駆けつけてくれたのです。

地元の女衆から浴衣を着付けてもらう
地元の女衆から着付けてもらう。さまになっているよ
女子学生も法被姿に
女子学生も法被姿に

大間越地区の春日祭は、青森県の無形文化財に指定されている由緒ある神事です。が、過疎による少子高齢化で、人材不足が深刻になり、先々の継続が心配されています。

男衆のお化粧。学生も塗ってもらう
男衆のお化粧。学生も塗ってもらう
女子学生も祭り化粧を
女子学生も祭り化粧。紅もさします

舟神輿の行列も、年々、短くなり、集落内のお年寄りからは、「寂しくなったなぁ。このままでは、ダメになるかもしれん‥」との声も出ていました。

あいにくの大雨。舟神輿を濡らさないようにビニールを被せる
あいにくの大雨。舟神輿を濡らさないようにビニールを被せる
雨の中でも大丈夫。美人がそろい踏み
美人がそろい踏み。雨が降っても大丈夫

IVUSAの学生さんとは、沖縄県での遺骨収集活動中に知り合いました。ここ数年、毎年のように100人以上の隊員を派遣して下さり、遺骨を見つけるだけでなく、遺留品の返還などの素晴らしい成果を上げてくれています。

舟神輿を担ぎあげる集落の男衆
舟神輿を担ぎあげる集落の男衆
雨はまったく止む気配なし
雨が止む気配は、まったくなし

そこで、私たちが終の棲家とする村の窮状を話すと、熱い言葉で応えてくれました。「そうした状況を打破するために、存在するのがIVUSAですから」と。そして、その子たちが、やって来てくれたのです。

それでも懸命に踊る。今春、逝去された祭り好きのレンジさんの家の前で
今春、逝去された、祭り好きのレンジさんの家の前で。特に、念入りに踊ります
大雨で全員がびしょ濡れ。それでも神事は進行する
大雨で全員がびしょ濡れ。それでも神事は進行します

今回、6人来てくれた男子は、太刀振りとして行列に参加し、4人の女子は各舟宿で女衆を手伝うことに。全員が集落の人とは初対面です。

柴田さんから踊りの手順を習う6人の男子学生
柴田さんから踊りの手順を習う6人の男子学生
雨の中、傘を差しながら、見守る女子学生たち
雨の中、傘を差しながら、見守る女子学生たち

が、人見知りがちな集落の人々にも、満面の笑顔で接します。そして、真剣に働くのです。これが、IVUSAの良さ。あっという間に溶け込み、神事をつかさどるチームの一員として受け入れられました。

激しい風雨の中、行列は進んで行きます
激しい風雨の中、行列は進んで行きます
先振りと同じように飛び跳ねるように踊る
先振り(左)と同じように飛び跳ねるように踊る

午後1時、集落の青年会館でそろいの浴衣や法被に着替えた10人は、全員が舟神輿の行列に参加。男子は太刀棒を手に踊りながら、女子はそのあとを追います。

今年の行列は長いね、賑やかだね。雨にもかかわらず沿道から声が飛んだ
「今年の行列は長いね、活気があるね」。雨にもかかわらず沿道から声が飛んだ
全員がびしょ濡れ。まったく動じないで、踊り続ける
全員がびしょ濡れ。まったく動じないで、踊り続ける

が、この日は、大雨と強風波浪注意報が発令されたあいにくの荒天。激しい風雨に、重い神輿はあおられます。担ぐのは集落の高齢者たち。若い頃から、山や海で鍛えた先輩たちも、長時間、担ぎ続けるのはつらい仕事です。

担ぎ手を交代する学生たち
担ぎ手を交代する学生たち
それ、担げたよ。主役は俺だ!
それ、担げた。主役は俺だ!、いえ、私よ!!

最初の舟宿に到達したとき、男子たちが、「代わりましょう」と、さっと神輿の担ぎ棒に肩を入れます。先輩たちは、ホッと一息。少し心配そうですが、「よし、やってみろ」と笑顔で託します。すると、女子の一人が、「私も担げます」と、前へ。

舟神輿を軽々と担ぐ女子学生(手前)
舟神輿を軽々と担ぐ女子学生(手前)
雨の中でもぐいぐい進むよ
雨の中でもぐいぐい進むよ

これには皆がびっくり。でも、男子顔負けの体格とやる気。さすがIVUSAです。作業に男女差はありません。男子から棒を奪い取るように、舟神輿を担ぎあげました。見物からは、「おーっ」という声が。

楽しい―。男子に負けじと、担いで練り歩きます
楽しいー。男子に負けじと、担いで練り歩きます
さぁ、スタートするぞ。真っ先に飛び出す学生たち
さぁ、スタートするぞ。真っ先に飛び出す学生たち

いつもと違う春日祭に、沿道で見物するお年寄りたちは目を丸くして見入っています。太刀棒を振る、見かけない若者たち。初めて見る女子の担ぎ手‥。いつにない賑やかさで神輿の行列は続きます。

雨も風もへっちゃら。舟宿に到着
雨も風もへっちゃら。舟宿に到着
学生たちへ、沿道から「ごくろうさま」の声が掛かった
学生たちへ、沿道から「ごくろうさま」の声が掛かった

でも、大雨と強風で、子供たちも辛そう。舟宿に到着すると、気温の低下と雨に濡れた事が重なり、ブルブル震えています。そこで、女子たちが手伝った料理が生きてきます。熱々のおでんや焼き立ての鳥串、お肉など。皆が笑顔で頬張っています。

雨で濡れた太刀棒が干されています
雨で濡れた太刀棒が干されています
自分たちが賄いを手伝った舟宿で休憩。美味しいー
自分たちが賄いを手伝った舟宿で休憩。美味しいー

結局、強風と波浪のため、神輿として担がれた春日丸はこの日、海へ流されませんでした。学生たちは少し残念そうでしたが、波が高くて出航できないのは、仕方のないこと。悪疫退散の神事が事故を招いては意味がありません。

舟宿で温かい食事が振る舞われる
舟宿で温かい食事が振る舞われる
可愛い坊やにご挨拶
可愛い坊やにご挨拶

最後は、青年会館で打ち上げ。今まで見たことがないほどの人数が集まっています。大雨の中、頑張ってくれた学生たちを労うために来てくださったのです。

青年会館に集まった集落の方々と学生たち
青年会館に集まった集落の方々と学生たち
スマホで記念撮影。大先輩にお願いします
スマホで記念撮影。大先輩に撮り手をお願いします

全員が車座になって、祝宴が始まりました。学生たちが、それぞれ自己紹介し、祭りの感想を述べます。ここで何と、参加学生の半分近くが、祭り保存会の役員の後輩だったことが判明。30年近い年の差を置いた大学の先輩、後輩の出会いは、少し照れくさそうでしたが、お互いが感慨深げでした。

集落に大学の先輩がいました。後輩たちに激励の言葉を掛けて下さいます
集落に大学の先輩がいました。後輩たちに激励の言葉を掛けて下さいます
先輩からのありがたいお言葉にお礼のあいさつ
先輩からのありがたいお言葉にお礼のあいさつ

実は大間越地区には、文化財指定されている神事があと二つあります。ひとつはお盆と十五夜に実施される「獅子踊り」。もうひとつが「御山参詣(山かけ)」です。実は、この山かけが、たいへんな行事なのです。

神社の前で舟神輿の周りを踊る
神社の前に置いた舟神輿の周りを踊る
十二湖の森を散策。柴田さんから、植物の説明を聞く
十二湖の森を散策。柴田さんから、植物の説明を聞く

簡単に言えば、踊りながら白神岳登山をするような神事です。参加者はまず、頂上付近にある祠まで列をなして駆け上がり、五穀豊穣の祈願と、海や山からの豊かな恵みに感謝しながら、祠を踊りながら3周します。

十二湖の森の中を歩く
柴田さんの案内で十二湖の森を歩く
激しく太刀棒をぶつけ合う男衆
激しく太刀棒をぶつけ合う男衆

そして、麓にある集落内の稲荷神社まで駆け下り、そこでも儀礼の踊りなどをするのです。山岳信仰に端を発している神事とされています。この山かけの継承も、少子高齢化などで年々、厳しくなっているのです。

子供たちも祭りの主役。でも数が年々減りつつあります
子供たちも祭りの主役。でも数が年々減りつつあります
青池にも行きました
青池にも行きました

今回、参加してくれた学生たちに、その窮状を話してみました。すると、「時期さえ合えば、またお手伝いに来ます」と前向きな返答。祭の保存会や集落の長老たちも、この快活で素晴らしい働きを見せてくれる若者たちが気に入ったようです。

和気あいあいと祭りを楽しみます
和気あいあいと祭りを楽しみます
大間越の3人娘とも仲良しに
大間越の3人娘とも仲良しに

再会を誓い合って、短い初夏の祭事は終わりました。一泊もしくは二泊三日の弾丸ツアーを終えた彼らは、また、夜行バスに揺られて帰って行きます。お別れの時、不覚にも涙がこぼれそうに。帰省してくれた可愛い息子や娘と、離れがたい父母の気持ちが痛いほど判ります。

秋田出身の女子学生が、帰省の際に足を延ばし、参加してくれた
秋田出身の女子学生が、帰省の際に足を延ばし、参加してくれました
また、おいで。集落の総代さんたちも、大歓迎で迎えて下さいました
また、おいで。集落の総代さんたちも、大歓迎で迎えて下さいました

ありがとう、IVUSAのみんな。また会おうね。大間越を故郷と思って、また、帰って来てね。そして、元気に学業に励んでください。いつまでも応援してますよ。

十二湖のブナ林でポーズ
十二湖のブナ林でポーズ
IVUSAの決めポーズで
IVUSAの決めスタイルで

屋久島との交流2014 第三弾「交流会とソリ遊び」

発表する屋久島の子どもたち=写真はいずれもアオーネ白神十二湖で
発表する屋久島の子どもたち=写真はいずれもアオーネ白神十二湖で
屋久島側の子どもたちの発表を聞く参加者
真剣な眼差しで、屋久島側の発表を聞く参加者

今回の交流会の中心となる研究発表の開始です。今まで、お互いの遺産地域の自然や生活文化を学習してきた成果を披露します。

交流会で挨拶する柳澤校長先生
交流会で挨拶する、いわ小の柳澤校長先生

深浦町立いわさき小学校の柳澤弘幸・校長先生や県立木造高校深浦校舎の吉田信治・教頭先生ら、学校関係者も大勢参加して下さり、子どもたちを見守ります。

屋久島の発表を聞く子どもたち
屋久島側の発表を聞く子どもたち

最初は、屋久島の子どもたち。代表の4人が、屋久島の植生や屋久杉の特徴、登山者やヤクシカの問題などについて発表しました。屋久島の世界遺産の成り立ちや、現在、抱える問題点がよくわかります。

交流会で挨拶する環境文化財団の竹本准・課長
交流会で挨拶する環境文化財団の竹本准・課長

また、「岳参り」と呼ばれる信仰を通して、島民が山を畏れ敬ってきた文化についてのお話もしてくれました。

2度目となる交流会。研究発表の形が定着してきた
2度目となる交流会。研究発表の形が定着してきた
発表を終えて一礼する環境文化財団の牧さん(右端)と屋久島の子どもたち
発表を終えて一礼する環境文化財団の牧さん(左端)と屋久島の子どもたち

自分たちで撮影した写真や、島を空から見た体験を交えた発表に、屋久島へ行ったことがない白神の子どもたちは、想像をかきたてられたようです。

牧さんから縄文杉で作ったキーホルダーを受け取る白神の子どもたち
お土産の屋久杉で作ったキーホルダーを受け取る白神の子どもたち

続いて白神の子どもたち。私たちとフィールドワークを通して、環境学習や生活文化の継承を行っている、「白神の生き物を観察する会」のメンバーが、演壇に立ちます。

白神側の発表
白神側の発表

深浦校舎の二年生と町立岩崎中学校の一年生たち。白神山地の林道建設に対する反対運動と、「山を、川を、水を守ろう」という自然保護運動が高まりが、自然遺産登録へと結びついたことなどを説明します。

発表を聞く子どもたち
発表を聞く子どもたち
発表を聞く白神側の先生たち
発表を聞く白神側の先生たち

そして、森で生きる野生動物を、ロボットカメラでとらえた写真を紹介し、生き物たちの生態を伝えることで、豊かな白神の様子を報告。同時に、狩猟採集など、昔ながらの生活を継承する人たちがいなくなって行く現実にも触れました。

挨拶されるマタギの伊勢親方
挨拶されるマタギの伊勢親方

会場には、今年、75歳になる「マタギ」の伊勢勇一親方も参加。体調がすぐれない中、東北地方などに伝わる伝統文化の消滅の危機を訴えて下さいました。

連日のハードスケジュールと慣れない雪上ハイクで、少し眠気が。ゴメンね、詰め込みすぎた内容で
連日のハードスケジュールと慣れない雪上ハイクで、少し眠気が。ゴメンね、詰め込みすぎた内容で
みんなが親しくなれたワークショップ
みんなが親しくなれたワークショップ

最後は、自然との共生をテーマにしたワークショップです。両遺産地域の子どもたちが5グループに分かれ、意見交換を行いました。メンバーをチェンジしながら、紙に考えたことを書き出します。多くの友達とお話して、皆、仲良くなれたかな。

ワークショップの開始前、互いの遺産地域の子どもたちが自己紹介と握手
ワークショップの開始前、互いの遺産地域の子どもたちが自己紹介と握手
高校生や中学生がリーダーとなって話をまとめた
高校生や中学生がリーダーとなって話をまとめた

研究発表会の後は、子どもたちお待ちかねのレセプションです。アオーネのシェフが腕をふるったごちそうの数々に歓声が。パーティーの開幕には、白神の3人娘と大間越地区の有志が、伝統神事「鹿島祭り」の舞いで華をそえます。

鹿島祭りを披露する白神側の中学生たち
鹿島祭りを披露する白神側の中学生たち
日本海の魚の刺身が船盛で提供された
日本海の魚の刺身が船盛で提供された

また、いわさき小6年生9人が、自分たちで考えた「方言クイズ」を披露。

「どんず、ってな~んだ」

「えー、わかんない」、「ヒントください」

白神側の「方言クイズ」。交流会のメニューで、最も盛り上がった
白神側の「方言クイズ」。交流会のメニューで、最も盛り上がった
お土産にもらったポンカンを掲げるいわさき小学校の児童たち
お土産にもらったポンカンを掲げるいわさき小学校の児童たち

「下半身の、ある部分です」

「わかった、お尻の‥穴!」

皆、大爆笑でした。

すっかり打ち解けて、会場で格闘が始まった
すっかり打ち解けて、会場で格闘が始まった
レセプションの終了後、ハイタッチしながら会場を去る子どもたち
レセプションの終了後、ハイタッチしながら会場を去る子どもたち

一夜明けると、もうお別れの日。

雪の滑り台でソリ遊び。笑顔がはじける
雪の滑り台でソリ遊び。笑顔がはじける

屋久島っ子たちが来る前に、アオーネのスタッフと作った大滑り台で、ソリ遊びを楽しみます。

高さ約5㍍の台から滑り降りる
高さ約5㍍の台から滑り降りる
ずっこけて転倒
ずっこけて転倒。でも、楽しい!

滑り台の高さは5メートル、長さ30メートル。頂上に立つと、ちょっと怖いぐらいです。

わー、押すなよ。あー、止まらない
わー、押すなよ。あー、止まらない

最初は、恐る恐るでしたが、一回滑るともう止まりません。2人乗り、3人乗りの方法を教わって、何度も雪山を滑ります。

それ!、3人乗りだ。でも、すぐに転倒
それ!、3人乗りだ。でも、すぐに転倒

ああ、いい笑顔だなぁ。

女子も3人乗りよ。で、後ろ向きでチャレンジ
女子も3人乗りよ。で、後ろ向きでチャレンジ
もう、最高に楽しい。雪大好き
もう、最高に楽しい。雪大好き

ごめんね、楽しい旅のはずなのに、今まで自由時間がほとんど無かったね。

3人でスタート
3人でスタート
誰!、横から雪をかけるのは
誰!、横から雪をかけるのは
おかげで止まらないよー。誰か止めて!
おかげで止まらないよー。誰か止めて!

慣れない表敬訪問や研究発表で緊張の連続だったし、雪国を満喫したとは言えない日程だったもん。

楽しそうなので、朝日学生新聞の記者さんも参加
楽しそうなので、朝日学生新聞の記者さんも参加
牧さんと一緒に滑る。重いからスピードが出るよ
牧さんと一緒に滑る。重いからスピードが出るよ

南国育ちの屋久島っ子、いっぱい、雪で遊んで楽しんで。

4人にチャレンジよ!
4人にチャレンジよ!
悪戯者は雪に埋めちゃえ
悪戯者は雪に埋めちゃえ
最高に楽しい。帰りたくなーい
最高に楽しい。帰りたくなーい

そして、いよいよお別れの時。

バスの中から手を振る屋久島の子どもたち
バスの中から手を振る屋久島の子どもたち

皆でお見送りです。あっという間の二泊三日でした。

また、来てね。お見送りするアオーネのスタッフと関係者
また、来てね。お見送りするアオーネのスタッフと関係者

また、いつか、どこかで会えるといいな。

帰る前に全員で機縁撮影。また会おうね
る前に全員で記念撮影。また会おうね

最後になりましたが、白神での交流事業が大成功したのは、屋久島町をはじめ、屋久島環境文化財団、深浦町、町立いわさき小学校、青森県立木造高校深浦校舎、ウェスパ椿山、アオーネ白神十二湖の皆さまのおかげです。ありがとうございました。また、取材して下さった報道各社に深く御礼申し上げます。

屋久島との交流2014 第二弾「かんじきウォークとロボットカメラ」

新雪が降り積もったブナの自然林の中を歩く子どもたち=写真はいずれも深浦町の十二湖の森で

深浦での二日目。屋久島の小学生と、深浦の子どもたちが交流する日がやってきました。舞台は、白神山地の裾野に広がる「十二湖の森」。

まず、十二湖の森を一望できる高台で記念撮影
まず、十二湖の森を一望できる高台で記念撮影

世界自然遺産地域内の厳冬期は、数メートル規模で雪が積もるので近づくのは困難です。でも、この森は、観光地でありながらも、ブナなどの自然林が広がっています。

白神の3人娘は、屋久島で去年、お世話になった牧さんと撮影
白神の3人娘は、屋久島で去年、お世話になった牧さんと

ゆえに、登山になじみのないお客さんでも、世界遺産の森の雰囲気を味わってもらえる場所とされているのです。癒しの効果がある「森林セラピー基地」として、昨年、専門家からの認定も受けました。

厳冬期の鶏頭場の池。一部が結氷している
厳冬期の鶏頭場の池。一部が結氷している
西田さん(右端)のガイドで、新雪の道をスタート
西田さん(左端)のガイドで、新雪の道をスタート

真っ白な粉雪が、新雪として降り積もる朝、深浦町の「マタギ」・伊勢勇一親方と白神ガイドの西田秀一さんの案内で、全員が「カンジキ」を装着して歩き始めました。8人の屋久島の子どもたちを先頭に。

細かな雪が静かに降り続く十二湖の森
細かな雪が静かに降り続く十二湖の森
カンジキが歩きづらい・・
雪の中で初めてのカンジキ体験。歩きづらい・・

深浦からは、町立いわさき小学校の6年生ら10人のほか、町立岩崎中学校、青森県立木造高校深浦校舎の生徒、小学校の先生、保護者らが参加。総勢約40名が、水墨画のような雪景色の遊歩道を、およそ2キロにわたって歩きます。

ブナの自然林の中を一列になって歩く子どもたち
息が切れるけど、楽しいね
息が切れるけど、楽しいね。うん、池の氷の上に足跡がついているよ

カンジキは雪輪(ゆきわ)とも呼ばれ、クロモジなどの枝を素材に曲げて作ります。足を載せてひもで縛ると、雪の上でも沈まずに歩ける先人の知恵。古くは青森県八戸市の縄文遺跡からも、似たような構造の道具が出土しているそうです。

カンジキのつけ方を伊勢親方から学ぶ
カンジキのつけ方を伊勢親方から学ぶ

ただ、雪国の伝統的な文化でありながら、ほとんどの白神の子どもたちが、装着したことがありません。普段は、除雪した道や雪が積もっていない場所しか歩かないため、触ったこともない子ばかりです。ちゃんと歩けるのか、心配。

新雪の中に倒れこんで、感触を確かめる屋久島っ子
新雪の中に倒れこんで、感触を確かめる屋久島っ子
深浦っ子も負けてはいません
深浦っ子も負けてはいません

この日の朝の気温は、氷点下5度。12月末としては冷え込みましたが、子どもたちは元気いっぱいです。頭上を覆う木々の枝や幹に雪が降り積もり、真っ白なドームのようになった林道を歩きます。

雪が降り積もったブナの自然林の中で観察会
雪が降り積もったブナの自然林の中で観察会

「すごい。何もかもが真っ白だ」。

「池に氷が張ってるよ。あの上を歩いてみたいな」。

屋久島っ子から、次々と歓声があがります。

未明から降り積もった雪には、人の足跡や車のタイヤ痕がありません。

まさに、新雪のバージンロードです。

雪に残った動物の足跡を見る
マタギの伊勢親方(左端)と雪に残った動物の足跡を見る

途中、動物の足跡が道を横切っていました。

「これは、テンだ。今朝、歩いた跡だね」と、伊勢親方。

「たぶん、ウサギを追って来たのかな」と、教えて下さいます。

新雪の積もる遊歩道に現れたホンドテン
新雪の積もる遊歩道に現れたホンドテン
雪の上を駆け抜けるトウホクノウサギ
雪の上を駆け抜けるトウホクノウサギ

「屋久島にテンはいないけど、どんな動物なの」との質問が屋久島っ子から。

すぐさま白神の中学生が、「鳥やウサギを食べるよ」。

「体に真っ黄色の毛が生えている」と回答。

笑顔の高校生が、「夏と冬で毛変わりする哺乳類よ。冬眠しないから、真冬でもロボットカメラによく写るのよ」と解説してくれました。

マスコミの取材を受ける深浦っ子
マスコミの取材を受ける深浦っ子
白神の子どもは雪は慣れっこ。でも、カンジキは・・・
白神の子どもは雪は慣れっこ。でも、カンジキは・・

ガイドの西田さんからは、ブナの樹齢や木の上に生えるヤドリギなどのお話が。屋久島っ子たちは、「山の木に、葉っぱが一枚もないのが不思議」と、真冬の神秘な森の光景に魅せられた様子でした。

ガイドの西田さんの話を聞く
ガイドの西田さんの話を聞く
律子さんから森の説明を聞く
律子さんから森の説明を聞く

そして、十二湖の景観を代表する「青池」に到着。そこで、白神の参加者から、驚きの声があがりました。いつも見慣れている美しい色彩と違い、薄墨を流し込んだような地味な色の黒っぽい水面だったからです。

青池が青くなかったよ!。驚きの光景が・・
青池が青くなかったよ!。驚きの光景が・・

「こんな色の青池、初めて見た」。

「十二湖の自然って、謎だらけだな」。

「仲間たちに、冬の青池へ行った、と自慢できる」。

参加した大人も子ども、興奮した様子で声をあげています。

この森は、冬季は閉鎖されており、一般の人は入れない場所だからです。

カンジキにも慣れて、急な坂や階段もヘッチャラ
カンジキにも慣れて、急な坂や階段もヘッチャラ
厳冬期の青池広場は神秘的な風景だった
厳冬期の青池広場は神秘的な風景だった

青池を背に記念撮影をした後、青池広場から続くブナの自然林を歩いて帰途につきます。約2時間の行程でしたが、慣れないカンジキに悪戦苦闘しながらも、全員が最後まで頑張りました。お疲れさま。

いわ小の2年生・文哉くん(手前)も、新雪の中を完走。雪国っ子は強い!
お兄さんたちに交ざって、いわ小の2年生・文哉くん(手前)も完走。雪国っ子は強い!
新雪のバージンロードを歩く子どもたち
新雪のバージンロードを歩く子どもたち

フィールドワークの最後は、アオーネの敷地内に仕掛けてあるロボットカメラの見学。今回の交流事業のために、約10日前から、地元の高校生らが設置しました。

ロボットカメラの説明をする高校生たち
ロボットカメラの説明をする高校生たち
アオーネに仕掛けたロボットカメラの前に現れたウサギ
アオーネに仕掛けたロボットカメラの前に現れたウサギ
俊敏な動きをするホンドギツネ
俊敏な動きをするホンドギツネ

何が写っているのか、子どもたちは興味深々。

高校生が操作すると、10日間の間にレンズの前を駆け抜けた動物たちがモニターへ映し出されました。

「きれい・・」

「すごく、可愛い」。

ウサギ、キツネ、テンが、雪の上で躍動しています。

「白神って、こんなに野生動物がいるの」と、顔を寄せて見入っていました。

遊歩道を走り去るトウホクノウサギ
遊歩道を走り去るトウホクノウサギ
ロボットカメラで撮影された動物の説明を聞く
ロボットカメラで撮影された動物の説明を聞く
ロボットカメラを窺うホンドテン
ロボットカメラを窺うホンドテン

お昼ご飯を食べた後、地元の名所でもある不老ふ死温泉で入浴体験。ちょっと寒いけど、露天風呂にもチャレンジしました。赤茶色のお湯の色に驚きましたが、カンジキ・ウォークで冷え切った身体が芯から温められたそうです。

休憩のたびに新雪へダイブ。気持ちいい!
休憩のたびに新雪へダイブ。気持ちいい!
雪にまみれて遊ぶ屋久島っ子。風邪引くよ
雪にまみれて遊ぶ屋久島っ子。風邪引くよ

 この後は、いよいよ研究発表会。その様子は次回に続きます。

子どもたちが全員で記念撮影
青池のテラスで、子どもたちが全員で記念撮影
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