みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
日常

朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」3回目

朝日小学生新聞の連載企画「世界遺産の森から島から」に、白神山地シリーズ・3回目の記事が掲載されました。ここで、我らのマタギ・伊勢勇一親方が登場します。写真は、今より若いときに狩猟をしている姿です。ボルトアクションのライフル銃で、約300㍍先の山の斜面にいるツキノワグマを狙っています。この時の巻狩りでは、3頭のクマが仕留められました。

朝日小学生新聞連載企画「白神山地シリーズ」3回目のPDF
朝日小学生新聞連載企画「白神山地シリーズ」3回目のPDF

実は、この回は違う写真も用意していました。それは、最近撮影したウサギの猟のシーンです。雪上で仕留めた獲物を、あっという間に皮をむいて肉にしてしまう、やや残酷な場面。小学生には刺激が強すぎるのでは、という配慮が働き、射撃の写真になりました。撮影と同時に弾が発射されましたので、獲物を狙う親方の緊張が伝わって来るようなカットです。

白神山地の麓の里山で、ウサギの皮をむく伊勢親方=深浦町で
ウサギの皮をむく伊勢親方

 ただ、動物がお肉になる現場を見せたかったので、残念な想いも残ります。最近、私たちの口に入るお肉は、きれいに切り分けられてパック詰めで販売されています。今の子供たちには、食肉は生きていた動物を解体して得たものだ、という事実が、ビジュアル的にも伝わりにくい時代です。だから、現代でも、山野にいる獣を狩りとって暮らしている人を紹介したかったのですが、なかなか想うようにはいきません。

スノーモービルに載せられるウサギ
スノーモービルに載せられるウサギ

でも、白神の連載を子供たちに読んでもらえるだけでもありがたいので、こうした試みを小出しにしながら、次へ繋げてゆきたいと考えています。次回はどんなお話をお見せできるのか、楽しみにお待ちください。

朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」2回目

朝日小学生新聞の連載企画「世界遺産の森から島から」に、白神山地シリーズ・2回目の記事が掲載されました。今回は、「マタギ」が冬眠から目覚めたツキノワグマと対峙する話です。伝統的な狩猟法である「巻き狩り」で獲ったクマに、伊勢親方の愛犬「ロッキー」が勇敢にかみついている写真も採用されています。

朝日小学生新聞連載企画「白神山地シリーズ」2回目のPDF
朝日小学生新聞連載企画「白神山地シリーズ」2回目のPDF

藩政時代に津軽地方を治める殿様へ、毛皮や熊の胆などを献上してきた白神の「マタギ」たち。かつては、野生動物の肉や毛皮が珍重され、換金できた時代もありました。でも、近代化と共に訪れた便利な暮らしが、自然の恵みを戴きながらの営みを現代人から遠ざけました。ただ深浦は、伊勢親方をはじめ、山、川、海と関わって生きている人の暮らしが、今も色濃く残っている町です。地元にも、先人の生活文化を学び、「マタギの知識や技能」を受け継ぐ子どもが育ってほしい、と願っています。

サイバーテロかと思うほどのアクセス数

 

ちょっと、下記のアクセス数を見てやって下さい。本日8日午後7時すぎのカウントで、訪問者数だと普段の100倍、閲覧数でも20倍ぐらいに跳ね上がっています。先日、遺骨収集の学生ボランティア「IVUSA」を取り上げた時もすごかったのですが、今回は、それをはるかに超えて来たのです。

年月日 訪問者数 閲覧数 平均閲覧数
2014/04/02(水)  76 (1%)  204 (2%) 2.68
2014/04/03(木)  93 (1%)  383 (4%) 4.12
2014/04/04(金)  82 (1%)  569 (6%) 6.94
2014/04/05(土)  95 (1%)  538 (6%) 5.66
2014/04/06(日)  95 (1%)  330 (3%) 3.47
2014/04/07(月)  69 (1%)  391 (4%) 5.67
2014/04/08(火)  6552 (93%)  7279 (75%) 1.11
合計 7062 9694 1.37

最初はサイバーテロかと思って、オロオロしました。が、理由は、深浦の海岸線に放置されているカンボジア船籍の座礁船を紹介する新聞記事に、私らのHPを関連付けられたのが主因でした。東北地方のブロック紙・河北新報の記事と一緒に、ヤフーがネットで紹介してくれたのです。そして、多くの方が訪れて下さり、異常なカウントを稼いだのでしょう。

ページごとのアクセス数を見てみましょう。どのページに人気があるのか確認できます。
ページ名 訪問者数 閲覧数 平均閲覧数
/  37 (1%)  72 (1%) 1.95
「ブログ」-晴遊雨読 |  4 (0%)  65 (1%) 16.25
①深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方(第1部) |  35 (1%)  43 (1%) 1.23
「追跡」-白神山地の生活文化 |  7 (0%)  34 (0%) 4.86
②深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方(第2部) |  26 (0%)  31 (0%) 1.19
豊饒の海に流れ着いた厄介者 |  23 (0%)  27 (0%) 1.17
木造高校深浦校舎の生徒たち |  14 (0%)  18 (0%) 1.29
「活動」-白神の森と生き物たち |  12 (0%)  17 (0%) 1.42
初春の海霧に包まれた村 |  13 (0%)  16 (0%) 1.23
浜田哲二、律子のプロフィール |  8 (0%)  9 (0%) 1.13
「記録」-沖縄戦・戦没者の遺骨収集 |  7 (0%)  7 (0%) 1.00
いわさき小学校で「夢をはぐくむ教育講話」 |  4 (0%)  5 (0%) 1.25
マタギの料理「ウサギ鍋」 |  3 (0%)  5 (0%) 1.67
4月 | 2014 |  4 (0%)  5 (0%) 1.25
●豊饒の海に流れ着いた厄介者 | 活動③(追跡)のカテゴリー |  4 (0%)  5 (0%) 1.25
産土講(うぶすなこう)のしめ縄作り:前編 |  4 (0%)  4 (0%) 1.00
地域の行事「十日講」の当番が我が家に回って来ました |  4 (0%)  4 (0%) 1.00
めぐみ保育園での講演 |  3 (0%)  4 (0%) 1.33
●深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方⑤ | 活動③(追跡)のカテゴリー |  3 (0%)  3 (0%) 1.00
●マタギの料理「ウサギ鍋」 | 活動③(追跡)のカテゴリー |  3 (0%)  3 (0%) 1.00
●深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方③ | 活動③(追跡)のカテゴリー |  2 (0%)  3 (0%) 1.50
●豊饒の海に流れ着いた厄介者 | 活動③(追跡)のカテゴリー |  3 (0%)  3 (0%) 1.00
活動③(追跡) |  3 (0%)  3 (0%) 1.00
●ニホンカモシカ | 活動のカテゴリー |  3 (0%)  3 (0%) 1.00
●山菜の宝庫・白神山地① | 活動③(追跡)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
深浦町の「マタギ」伊勢親方⑨-紅葉とナメコの季節が到来 |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
③深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方(第3部) |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●2014年遺骨収集15日目 「IVUSA」の若者たち | 活動②(記録)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
「戦没者慰霊の会ひょうご」との活動 |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
小学校の道徳の公開授業と講演会 |  1 (0%)  2 (0%) 2.00
深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方⑥‐「歓喜のマイタケ狩り」 |  1 (0%)  2 (0%) 2.00
●白梅学徒隊の生存者と遺骨収集の学生ボランティアが交流 | 活動②(記録)のカテゴリー |  1 (0%)  2 (0%) 2.00
産土講(うぶすなこう)の神事:後編 |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●アズマヒキガエル | 活動のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
■キクザキイチゲやエンレイソウなどの山野草 | 活動のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●深浦町の「マタギ」伊勢親方⑦-親方、先生になる(上) | 活動③(追跡)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方② | 活動③(追跡)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方⑥‐「歓喜のマイタケ狩り」‐ | 活動③(追跡)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●木造高校深浦校舎の生徒たち | 活動③(追跡)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
庭・園芸 |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
白神山地の生き物たち「ツキノワグマ」 |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
白神山地の生き物たち「ツキノワグマ②」 |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
●産土講のしめ縄作り:前編 | 活動③(追跡)のカテゴリー |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
●深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方④ | 活動③(追跡)のカテゴリー |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
●木造高校深浦校舎の生徒たち | 活動③(追跡)のカテゴリー |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
●屋久島との交流第五弾~屋久杉とサンゴの浜、そして、さらば、屋久島 | 活動③(追跡)のカテゴリー |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
「鹿島(春日)祭」の神事:2013 |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
④深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方(第4部) |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
戦争 |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
口蹄疫?のカモシカ |  1 (0%)  1 (0%) 1.00
その他  6545 (96%)  6849 (94%)
合計 6812 7279 1.07

いやぁ、ネットの影響力はすごい。心底、驚きました。でも、よく考えてみたら、私らがサイバーテロを受けるいわれもないし、それほどの大物でもありません。そんな勘違いを夫婦で笑いあいながらも、素直に嬉しかったです。HPに来てくださった皆さまに、心よりのお礼を申し上げます。そして、2014年4月現在の座礁船の状況ですが、激しい波のせいで船体は真っ二つに折れて、半分が水没したように漂っています。近日中に写真を撮りに行って、また、報告致します。

大切な宝物の再生劇

修理に出した包丁が仕上がってきた

修理に出した包丁が仕上がってきた

大切な思い出がいっぱい詰まった私の刺身包丁

大切な思い出がいっぱい詰まった私の刺身包丁

結婚以来、ずっと使い続けてきた柳刃包丁の柄が抜けてしまいました。夫の亡き母と一緒に購入した思い出の刺身包丁です。料理が上手だった義母が、得意技を指南してくれる時に、いつも活躍していた形見のような台所道具。でも木の部分が腐食し、金属部分の刃全体にも錆がまわって、もう捨てるしかない、と新しい包丁を使い始めました。

見事に研ぎあがってきた5本。素晴らしい仕事

見事に研ぎあがってきた5本。素晴らしい仕事

が、この新品の柳刃も、昨年末、「モチを切る」と勝手に持ち出した夫が、刃を欠けさせてしまったのです。「キャー!、もう家に刺身をひく包丁がないよ!。どうしてくれるの‥」。私の叫びを聞いて、慌てて刃物を研ぐ店を探し始めました。実は、夫がダメにした包丁は、これだけではありません。冷凍カニの殻を、「割ってやる」と馬鹿力で氷の塊を突き、先が折れ飛んでしまった出刃包丁。止めればいいのに、太い木を切ろうとして刃がこぼれてしまった鉈とマキリ(山包丁)‥。まさに、デストロイヤーのような所業で、母の形見を始めとした大切な刃物を次々と使えなくしてしまったのです。

夫の鉈。身を守るために、山に行くときは必ず持ち歩いている。切っ先は鋭いが、粘り強い刀身が特徴

夫の鉈。身を守るために、山へ行くときは必ず持ち歩いている。切っ先は鋭いが、粘り強い刀身が特徴

藁にも縋る思いで、人づてやインターネットなどを駆使して見つけたのが職人の街、大阪にある打刃物工房「源利平 山東(みなもとのとしひら さんとう)」さん。太平洋戦争の前から、大阪住吉大社の初辰門前で刀剣や刃物の製作をされており、刀剣研磨師だった先代から引き継いだ技で、現在は包丁やはさみの研ぎ、修理、製作などをされています。

こちらはマキリ(山包丁)。動物の解体などに使われる

こちらはマキリ(山包丁)。動物の解体などに使われる

我が家の包丁たちのあまりの惨状。恥を忍んで問い合わせてみると、とても優しそうな店主の奥さまが、懇切丁寧に見積もりから修理までの手続きや工程を説明して下さりました。ここならば安心して修理をお願いできるかな?。かくして、いずれも使用者(夫・哲二と少しだけ私)の不注意で、大けがさせてしまったり、重病にしてしまったりした大切な道具たちが、プロの研ぎ屋さんの所へ入院したのです。正直なところ、「再起不可能」と言われても仕方ないな、と思っていました。沖縄での遺骨収集の期間中に仕上げて頂き、青森への帰路、大阪に立ち寄って連れ帰る手筈を整えて

そして出刃包丁。夫が切っ先を欠けさせたが、見事に復活した

そして出刃包丁。夫が切っ先を欠けさせたが、見事に復活した

そして、弥生3月の19日、再生された刃物たちと対面する日がきました。通天閣を正面に見ながら、大阪・恵美須町のお店へと向かいます。下町情緒が漂う街並みが、郷愁を誘います。その雰囲気から、懐かしい実家を訪ねるような気持ちで扉を開くと、とても物腰が柔らかいご夫婦が出迎えて下さいました。早速、研ぎあがった包丁を見せて戴くと、えっー、これほんとに、我が家の子たち?。何という輝き‥。まさに、新品同様の姿になっています。一番気になっていた、義母の形見の柳刃包丁を手にした途端、その出来栄えと嬉しさに、感極まって涙が止まらなくなってしまいました。9年前に亡くなった義母の事、教えてもらった料理や楽しかった家族の団らんなど、結婚してから約20年の歳月が走馬灯のように蘇えり、こみ上げてくる感情を抑えきれなくなったのです。 

良かった!、きれいになって‥

良かった!、きれいになって‥

もう号泣、涙が止まらない‥

もう号泣、涙が止まらない‥

本当に、ほんとうに、ありがとうございます。その言葉が、涙で途切れて続きません。職人肌のご主人さまが、それぞれ一本ずつあった問題の修正方法や、今後の使い方などを説明して下さります。笑顔の中にも、職人の気持ちが伝わってくる、凛とした物言いで、「良いものを手入れし、修理しながら末永く使って貰えるように、心を込めて仕事を続けている」と話されます。諦めて捨てないで、よかったぁ‥。心よりの御礼を申し上げます。そして、壊し屋の夫・哲二。今回は素晴らしい工房を発見した功績は褒めてあげます。これで、次々と刃っ欠けにした失態をようやく挽回できたね。ま、ケガの功名だけど。さぁ、再生した包丁で、お刺身、サバ寿司、タケノコご飯など、お母さんから習った美味しい料理をバリバリと作ってあげるから。待っていらっしゃい!

ありがとうございました。心より感謝いたします

ありがとうございました。心より感謝いたします

  刃物販売・研磨・修理

      「 源利平  山東(みなもとのとしひら さんとう)」 

 〒556-0003 大阪市浪速区恵美須西2-5-15

 TEL : 06-6636-3100

 FAX : 06-6636-3115

 URL : http://www.hamono310.com

 ブログ : http://hamono310.blog50.fc2.com/

 E-mail :info@hamono310.com

今度はきちんと手入れするからね!

今度はきちんと手入れするからね!

無事に青森へ帰ってきました!

薪ストーブの暖かい炎のありがたみを堪能する夜。さぁ、持ち帰った文旦でも食べようか!

薪ストーブの暖かい炎のありがたみを堪能する夜。さぁ、持ち帰った文旦でも食べようか!

約2か月間の旅を終えて、無事に深浦町の自宅へ帰ってまいりました。今、ホッ一息吐きながら、薪ストーブのゆらめく炎に照らされて、ブログを書いています。途中で立ち寄った大阪で、新聞社時代の仲間と仕事の打ち合わせをした後、久しぶりの都会で浪速の味を堪能しました。そして、陸路で約20時間。日本海側の高速道路に車を走らせて、ようやく辿り着いたのです。今回の沖縄の遺骨収集活動は、約1か月半ぐらいの期間でした。そして、残りの約15日間はお彼岸のお墓詣りをするために、律子の実家・岡山や私の実家・高知への里帰りにあてました。岡山には律子の母が一人で、高知には私の兄が息子と暮らしています。1年に1回きりしか帰れませんが、私ら夫婦には血の繋がった肉親が少ないため、こうした機会を大切にしています。

ご近所の皆さまにお裾分けする前に、品質のチェック。あたっているのはジャムにします

ご近所の皆さまにお裾分けする前に、品質のチェック。あたっているのはジャムにします

そして、恒例の南国のお土産を買ってきました。今年も、土佐文旦です。グレープフルーツに似た外見のかんきつ類で、小は約300㌘、大は1000グラム近くになります。露地栽培では、5月に開花し、夏の日差しを浴びて成長します。そして年を越して完熟させますが、寒さに弱いため、年末から年明け早々には収穫します。その後、少し貯蔵して追熟させてから出荷へと至ります。高知では、今の時期、文旦の最盛期です。大粒で見かけが良いものは高価で、1個500~1000円ぐらいの値がつきます。ゆえに、表面の皮にキズがあったり、ヘタのポッチが取れていたりする「規格外品」ばかりを選んで持ち帰ってきました。これらは安価でありながら、中身の味は同じだそうです。そして見かけが悪いのは、露地で無農薬栽培をしているためで、皮もマーマレードなどのジャムに加工できます。庶民にとって、安くて安心な、ありがたき存在です。

黄色い文旦に囲まれてポーズ。3人娘にお願いすればよかった‥

黄色い文旦に囲まれて可愛くポーズ。ちょっと無理があるかな‥。3人娘にお願いすればよかった(笑)

文旦は、グレープフルーツなどに比べても果肉がしっかりしています。かんきつ類の甘さは蜂蜜と同じ成分の果糖で、その上品な甘みと酸味とのバランスは素晴らしく、一度食べると癖になるほど忘れられない味だと、律子は話します。今回は高知県西部の大月町産です。ここの文旦は最高に味が良く、毎年、決まった農家から戴いてきます。今年も実りがよく、美味しいです。深浦の関係各位の皆さま。ほんの少しですが、近日中にお土産としてお配りいたします。で、もし希望があれば、少しならお裾分けいたしますので、無くなる前にお申し出ください。甘酸っぱい、南国の春の味を一緒に堪能しましょう。

台所の床に並べた所。大小200個以上ありそう‥

台所の床に並べてみると‥。大小200個以上ありそうだ

 

ホラ貝との戦い!㊦

ホラガイを引っ張り合う浜田兄弟。周辺の物を壊しそうな雰囲気

ホラガイを引っ張り合う浜田兄弟。周辺の物を壊しそうな雰囲気

なかなか身が出ないので、しびれを切らした兄弟が、手で引っ張り出そうとした。が‥

なかなか身が出ないので、しびれを切らして手で引っ張り出そうとしたが‥

正直言って、身を出すのにこんな苦労した貝は初めてです。結局、中身の取り出しは、一晩中ぶら下げて弱らせ、翌朝、筋肉が伸びきったところに刃を入れて、食べられる身の部分を切り取りました。実は前の夜、力自慢で乱暴者の義兄と夫が、お互いが踏ん張りきれないほどに力を入れて引っ張り出そうとしましたが、結んだ紐が切れそうになるだけで、まったく出てくる気配がありません。そのうち力が余って、貝殻や蓋がミシミシと割れそうになったので、慌てて止めさせました。割れたら、元も子もないからね。

ついに出てきた。が、内臓は貝の中に残ってしまった

ついに出てきた。ただ、内臓が貝殻の中に残ってしまった

ホラガイは、高知県沿岸で獲れる巻貝ですが、地元では「ヒゲポッポ」と呼ばれており、その語源はよく判っていません。大きな個体は殻長40cm前後にまで成長します。この子は30㎝を少し越えていました。食べ方は、酢の物や煮付けなどにすると聞きましたが、活きが良かったので今回は刺身にして食べてみました。

色もきれいで、香りも良い身。でも、ヌルヌルしているのと、突き出た突起のような目が怖い‥

色もきれいで、香りも素晴らしい。でも、ヌルヌルしているのと、突き出た目が怖い‥

可哀想だけど、まっぷたつに割る

可哀想だけど、まっぷたつに割る

 その味ですが、アワビとサザエをミックスして柔らかな甘味を加えたような、さわやかな旨み。身も硬すぎず、柔らかすぎることもない、丁度良い歯ごたえです。初めて食べましたが、抜群に美味しいです。これは、癖になりそうな味覚。でも、今日、高知を発たなければならず、つまみ食いだけして、本体は義兄や甥に残していくことになりました。残念ですが、朝から、貝を肴に一杯飲らす訳にはいきません。思いっきり後ろ髪を引かれているようでしたが、我慢しなさい!
割ってみると、白っぽい身。美味しそうだ

割ってみると、白っぽい身。美味しそうだ

身がしっかりとしているので、歯ごたえがありそう。だから薄引きにした

身がしっかりとしているので、歯ごたえがありそう。だから薄引きに

貝殻の部分が楽器になる「法螺貝(ホラガイ)」。元々は密教の儀式に使う法具の一つで、インドで釈尊が人を集めるための合図として使用されたと言われています。その後、仏教の伝来によって日本へ。役行者(えんのぎょうじゃ)で有名な修験道で、山伏たちが、「説法」、「宿入」、「案内」、「集合」、「寒行」など、山で8種類の修行をする時などに吹き鳴らされるそうです。音が遠くまで響き渡ることから、戦国時代の武将たちも合戦に用いていました。
薄く引いて行くと、結構、量が取れそうだ。4~5人前はありそう

薄く引いて行くと、結構、量が取れた。4~5人前はありそう

ちょっと味見‥

ちょっと味見‥

そして、私たちの身の回りにも、時たまいらっしゃるのですが、大げさでデタラメな事を吹聴する輩を「法螺吹き」と言います。これは、法螺の音が遠くにまで響き渡って行くことから、小さな事を大きく話して広める様を転じたとされています。日本で法螺に使われる貝は、食用でも楽器用でも高値で売買されることから乱獲され、近年は生息数を減らしているようです。
初めて食べるので怖々と口に運ぶ

初めて食べるので怖々と口に運ぶ

うまー!。えー、ほんとうに美味しいよ。目が真ん丸に!!

うまーっ!。ほんとうに美味しいよ!!。目が真ん丸に!!!

んで夫が、「可哀想だから、近くの海へ放してやろうか」と言い出しました。でも逃しても、またすぐに地元の漁師さんに捕まって食べられてしまいそうです。それならば、私たちが身をしっかりと食べてあげて、殻は南国の貝が大好きな「青森の3人娘」に持って帰ってやろうと、決めました。
盛り付けもほぼ完成。さぁ!

盛り付けも、ほぼ完成。さぁ!

一口食べた夫・哲二も大喜び。で‥

一口食べた貝好きの夫・哲二。「むちゃくちゃ美味いよ」、と大喜び。でも‥

珍しく夫に、生類を憐れむ気持ちが起きたようですが、そんな殊勝な思いは一瞬だけ。あっというまに、ガサツな大酒飲みの本性を現し、まさに「法螺を吹く」ように、貝を食べる言い訳を連発し始めました。あー、一瞬だけでも、夫を見直す気になった私がバカだった。でも、抜群に美味しかったので、また、手に入るならば、取りだす苦労を厭わない貝です。今度こそ、満喫するまで賞味してみたいな。ゴメンね、ホラガイくん‥。可哀想だけど、また見かけたら、食べられる運命だからね。覚悟しなさい。
なぜかラップに包まれて、冷蔵庫行き。残念でした。本日帰る私たちは、食べられません。お義兄さんたちへ、ね!

なぜかラップに包まれて、冷蔵庫行き。本日帰る私たちは、食べられませんよ。お義兄さんたちへ、ね!

ホラ貝との戦い!㊤

とても大きなホラガイが手に入った。地元の人はヒゲポッポと呼ぶ

とても大きなホラガイが手に入った。地元の人はヒゲポッポと呼ぶ

高知県土佐清水市の実家に帰る途中、手に入れた生きているホラガイを調理しています。できれば、外の貝をきれいに残して身を取り出したいので、茹でずに引き出すことにしました。それが、やってみると大変です。サザエとは比べ物にならない程の力持ちで、ナイフを差し込もうとすると、「キュッ」と音を立てて、奥へ引っ込みます。蓋の部分も取り外せそうにありません。夫の哲二が悪戦苦闘するも、この貝の頑固さには為す術なし。何とかならんか、と思ってネット検索すると、蓋の部分に紐を引っ掛けて吊るしたら自然落下する、そうです。早速、やってみました。

ホラガイを片手に、「やったるでぇ」という顔。でも、簡単にはいかず、すぐにトホホ‥、状態に

ホラガイを片手に、「やったるでぇ」という顔。でも、簡単にはいかず、すぐにトホホ‥、状態に

1時間経過しても‥。2時間近く過ぎたら、それなりに出てきました。が、哲二以上にガサツで乱暴者の義兄さん(お兄さんごめんなさい。きっとネットは見ないよね)が仕事から帰還。バターン。「ただいまーぁ」。ドタドタドタドタ、ドドドドド、というイノシシが自宅に飛び込んで来たかと思うほどの音に、また、「キュッキュッ」と奥へ引き込んでしまいました。哲二が私の方を恨めし気に見るけれど、「知らん。お前の兄貴だろう。ガサツな血筋を恨め」と、無視。また、貝を驚かさないように、静かに見守ります。

吊るして、中身が出てくるのを待つ。約1時間経過‥

吊るして、中身が出てくるのを待つ。約1時間経過‥

日本最大級の巻貝であるホラガイ(法螺貝)はフジツガイ科に属し、サンゴに害を与えるオニヒトデを食べる貝として有名です。それ以外に、ナマコや別の種のヒトデも食べるため、内臓にフグと同じ毒のテトロドトキシンが含まれている事があります。ゆえに、身の部分しか食べられないそうです。砂出しするために塩水に着けても、ドロっとした粘液を出し続けます。そして、吊るしていても、すごくドロドロの液で粘っています。ちょっと気持ち悪いなぁ。食べる時には、相当水洗いしないとダメだろうなぁ。んで、誰が洗うの。当然、哲二よね。さぁ、今晩のおかずに間に合うのでしょうか。結果は㊦に続きます。

吊るして2時間経過。粘液と共にだいぶ身が出てきた。が、義兄さんが帰ってきて‥

吊るして2時間経過。粘液と共にだいぶ身が出てきた。が、義兄さんが帰ってきて‥

すごい!、カウント数‥

 

下記の表を見てください。

本日、当HPを閲覧して下さった方々のデータですが、今までとは桁が違う結果に驚いています。

遺骨収集の記事が発端とはいえ、こんなカウントは史上最高で、嬉しさよりも「炎上」しているんじゃないかと、心配です。

ほんとに、ほんとーに、ありがたい限り。

たぶん、「IVUSA」のみんなのおかげです。

この記事だけではなく、またHPも覗きに来てくださいね。

山田さんだけでなく、申請して戴ければ、どなたとでもFBで交流いたします。

ホッチャレた「おっさんとおばはん」ですが、今後とも、よろしくお願いします。

嬉しくて、媚び媚び‥

 

ページ名 訪問者数 閲覧数 平均閲覧数
2014年遺骨収集15日目 「IVUSA」の若者たち |  611 (36%)  882 (22%) 1.44
/  108 (6%)  589 (15%) 5.45
「追跡」-白神山地の生活文化 |  31 (2%)  321 (8%) 10.35
「ブログ」-晴遊雨読 |  39 (2%)  98 (2%) 2.51
浜田哲二、律子のプロフィール |  43 (3%)  97 (2%) 2.26
●マタギの料理「ウサギ鍋」 | 活動③(追跡)のカテゴリー |  48 (3%)  66 (2%) 1.38
白神山地の生き物たち「ツキノワグマ」 |  43 (3%)  64 (2%) 1.49
2014年遺骨収集15日目 「IVUSA」の若者たち |  16 (1%)  60 (2%) 3.75
2014年遺骨収集9日目 その目は何を見たのか |  29 (2%)  56 (1%) 1.93
小さな愉しみ |  27 (2%)  35 (1%) 1.30
「活動」-白神の森と生き物たち |  17 (1%)  27 (1%) 1.59
白神山地の生き物たち「ツキノワグマ②」 |  23 (1%)  25 (1%) 1.09
いわさき小学校で「夢をはぐくむ教育講話」 |  1 (0%)  16 (0%) 16.00
●白梅学徒隊の生存者と遺骨収集の学生ボランティアが交流 | 活動②(記録)のカテゴリー |  11 (1%)  15 (0%) 1.36
活動②(記録) |  11 (1%)  14 (0%) 1.27
新年早々に、手術を受けました |  11 (1%)  14 (0%) 1.27
白神山地の生き物たち「ホンドキツネ」 |  9 (1%)  14 (0%) 1.56
●JYMA(日本青年遺骨収集団)の若者たち | 活動②(記録)のカテゴリー |  9 (1%)  14 (0%) 1.56
白神山地の生き物たち「ニホンザル」 |  9 (1%)  13 (0%) 1.44
●ニホンカモシカ | 活動のカテゴリー |  10 (1%)  13 (0%) 1.30
白神山地の生き物たち「ニホンカモシカ」 |  7 (0%)  12 (0%) 1.71
●伊勢親方と白神山地の山菜採り | 活動③(追跡)のカテゴリー |  8 (0%)  11 (0%) 1.38
狩猟・採取 |  3 (0%)  11 (0%) 3.67
白神山地の生き物たち「ハシブトガラス」 |  8 (0%)  10 (0%) 1.25
活動③(追跡) |  5 (0%)  10 (0%) 2.00
●遺骨収集のきっかけ | 活動②(記録)のカテゴリー |  6 (0%)  9 (0%) 1.50
●何と、害獣駆除の隊員に任命されました | 活動③(追跡)のカテゴリー |  9 (1%)  9 (0%) 1.00
●深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方⑥‐「歓喜のマイタケ狩り」‐ | 活動③(追跡)のカテゴリー |  7 (0%)  8 (0%) 1.14
●白梅学徒隊の生存者と遺骨収集の学生ボランティアが交流 | 活動②(記録)のカテゴリー |  6 (0%)  8 (0%) 1.33
白神山地の生き物たち「ホンドテン」 |  4 (0%)  8 (0%) 2.00
●遺骨収集のきっかけ | 活動②(記録)のカテゴリー |  6 (0%)  7 (0%) 1.17
沖縄戦・戦没者の遺骨収集活動 |  6 (0%)  7 (0%) 1.17
●「戦没者慰霊の会ひょうご」との活動 | 活動②(記録)のカテゴリー |  4 (0%)  7 (0%) 1.75
白神山地の生き物たち「ツキノワグマ」 |  5 (0%)  6 (0%) 1.20
●2014年遺骨収集9日目 その目は何を見上げていたか | 活動②(記録)のカテゴリー |  5 (0%)  6 (0%) 1.20
2014年遺骨収集3日目、今日の仕事は辛かった? |  5 (0%)  6 (0%) 1.20
狩猟・採取 |  3 (0%)  6 (0%) 2.00
●オシャレだったの? | 活動②(記録)のカテゴリー |  3 (0%)  6 (0%) 2.00
●深浦町の「マタギ」伊勢親方⑦-親方、先生になる(上) | 活動③(追跡)のカテゴリー |  2 (0%)  6 (0%) 3.00
●木の根に巻かれた頭蓋骨 | 活動②(記録)のカテゴリー |  2 (0%)  6 (0%) 3.00
●深浦町の「マタギ」伊勢勇一親方① | 活動③(追跡)のカテゴリー |  5 (0%)  6 (0%) 1.20
●ニホンイタチ | 活動のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●2013年の収集活動は本日で終了 | 活動②(記録)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●爆雷を発掘 | 活動②(記録)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
●帰れない遺留品 | 活動②(記録)のカテゴリー |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
2014年遺骨収集9日目 その目は何を見たのか |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
望郷の家族の元へ執念の帰郷-歌手・正木麻衣子さんが認識票をご遺族へ返還 |  2 (0%)  2 (0%) 1.00
「活動」-白神の森と生き物たち |  1 (0%)  2 (0%) 2.00
●シノリガモ① | 活動のカテゴリー |  1 (0%)  2 (0%) 2.00
●冬に向けての薪の準備を開始「後編」 | 活動③(追跡)のカテゴリー |  1 (0%)  2 (0%) 2.00
その他  482 (28%)  1359 (34%)
合計 1712 3975 2.32

小さな愉しみ

キワモノ好きが昂じて、思わず買ってしまったゴーヤビール。誰が飲むのよ!

キワモノ好きが昂じて、思わず買ってしまったゴーヤ・ビール。誰が飲むのよ!

戦没者の遺骨収集活動で、楽しみにしていることがあります。それは、「沖縄の食」。食といっても、そんなに大袈裟なものではありませんが、この地方限定の「おやつ」や「飲み物」です。過酷な収集活動の合間に、ホッと一息吐くときの「心の友」を紹介します。 

「Jimmy‘s」のキャラメル・マフィン。撮影前に食べてしまい、他の種類はなし

「Jimmy‘s」のキャラメル・マフィン。撮影前に食べてしまい、他の種類はなし

まず、Jimmy‘sのマフィン。チーズ、キャラメル、黒糖、ココナッツなど色んな種類があります。大きくて、柔らかく、軽い食事代わりになるボリュームですが、あくまでも間食として戴きます。暖かい紅茶との相性も抜群。宿舎で、夜の片時の自由時間、口いっぱいに頬張りながら、沖縄の甘味を満喫します。えっ、その一口が脂肪に、贅肉になる?。うざい茶々を入れてくる夫は無視、無視。優しい甘さのおかげで、全身の疲れが抜けてゆきます。は~、美味しい!。 

哲二が大好きな亀の甲せんべい。これ食べて、長生きしなはれ‥

夫が大好きな亀の甲せんべい。これ食べて、長生きしなはれ‥

そして、亀の甲せんべい。その名の通り、カメの甲羅のような模様が入っています。沖縄の塩で味付けされており、油で揚げていないのか、あっさりとした口当たりです。収集が忙しくなると、どうしても食事時間が不規則になります。帰宅して、小腹が空いたときに、パリ、ポリと一枚。小麦粉と塩のシンプルな旨みが、しみじみと口中に広がります。スーパーマーケットのお菓子売り場に行けば、安価で置いてあります。 

限定物も大好き。そのうち「うこんビール」何かも飲みだすかも

限定物も大好き。発売されたら「ウコン・ビール」も飲みだすかも

飲み物で欠かせないのが、うっちん茶。「うっちん」とは、沖縄でのウコンの呼び名です。いくら冬とはいえ、遺骨収集活動は力仕事が多く、大汗をかきます。一年ぶりの肉体労働に、悲鳴をあげる体。こんな時の水分補給は、うっちん茶に限ります。ガマの中に持ち込んでゴクゴク。ご飯を食べる時にもゴクゴク。ウコンは肝臓に良いというので、過労にも効き目があるのかな。 

いそいそと買ってきた泡盛の小瓶。そんな量で足りるのかい!

いそいそと買ってきた泡盛の小瓶。そんな量で足りるのかい!

最後になりましたが、夫の沖縄生活で欠かせないものは、泡盛だそうです。到着後、日用品を買い出しに行くと、そそくさと酒売り場へ消えて行きます。アルコールが入っていたら何でもいいんじゃない、と思うのですが、「ここに来たら島酒よ!」と、泡盛のビンを抱えて、目を輝かせているのを見ると、あほらしくて突っ込みを入れる気にもなりません。お互い、ささやかな楽しみを享受しつつ、今年も沖縄での活動を充実させたいと思っています。

筆者①の律子が風邪?でダウン。明日はお休みで、お留守番かも

筆者①の律子が風邪?でダウン。明日はお休みで、お留守番かも

 

新年早々に、手術を受けました

新聞記者だった当時、アフリカ・旧ザイールの飛行場に降りた自衛隊機の前で撮影=旧ザイール・ゴマ空港で

新聞記者だった当時、アフリカ・旧ザイールの飛行場に降りた自衛隊機の前で撮影=旧ザイール・ゴマ空港で

身体の一部に腫瘍ができたので、1月7日に切除する手術を受けました。恥ずかしながらお尻だったので、最初は痔になったのか、とも思いましたが、治療して戴いている先生は、「うーん、あまり見ないタイプの腫瘍だね‥。ま、いびつな形ではないので、大丈夫と思うけど‥」と、言葉を濁らせています。

家の近所の河原をお花を摘んで歩くおばあちゃんたち。みんな仲良くして下さるご近所さん

家の近所の河原をお花を摘んで歩くおばあちゃんたち。みんな仲良くして下さるご近所さん

で、患部を深く抉り取られたので、今は、直径が4㎝四方の穴が、肛門近くに開いている状態です。そして、周辺の筋肉にも影響するので、簡単に縫合する訳にも行かないらしく、今は手術跡に薬を塗布することしかできません。小康を保っていますが、まだ若干、傷口からの出血もあり、治りの遅さに少し凹んでいます。

ルワンダの難民キャンプで、集まってきた子供たちに囲まれた

ルワンダの難民キャンプで、集まってきた子供たちに囲まれた

そのため、長時間座って書き物が出来ないので、ブログの更新が滞っています。皆さまには、心配とご迷惑をお掛けしており、申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして間もなく、沖縄へ旅立ちますが、その前に、ひとつ大仕事が。屋久島で子供たちが経験した交流プログラムの報告会を1月25日(土)に、深浦の全町民の皆さまの前で行います。

アフガニスタンのパンジシール渓谷近くの道路で取材中。仲間の記者が車の中から撮影してくれた

アフガニスタンのパンジシール渓谷近くの道路で取材中。仲間の記者が車の中から撮影してくれた

大間越3人娘が、約2時間、深浦町の岩崎支所「ふれあいと創造の館」で、写真のスライドなどをお見せしながら、元気いっぱいに発表を致します。広報が遅れたおかげで、参加人数が伸び悩んでおり、当日の人の集まり具合が心配です。町の宝である子供たちの晴れ姿をぜひ、皆さまが応援しに来てやって下さい。

屋久島の森の生き物や植物を観察する3人娘

屋久島の森の生き物や植物を観察する3人娘

他町村や他府県からの参加も大歓迎です。読者の皆さまにも、ぜひ、応援をよろしくお願い致します。参加費は無料です。大間越地区の住民には、送迎バスの準備を地区の総代さんらが手配してくださいました。こちらも無料で、12時30分に地区コミュニティセンター発で、送り迎え致します。不肖ながら、私も、尻の痛みを押して、司会進行として参加致します。閲覧戴いている皆さま、よろしくお願い致します。

屋久島の子供たちの前で発表する3人娘

屋久島の子供たちの前で発表する3人娘