みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
生き物

感激の函館土産

お土産を掲げる、左から理花ちゃん、みなみちゃん、かえでちゃんの3人。今日はお泊まりなので、みんな寝間着

お土産を掲げる、左から理花ちゃん、みなみちゃん、かえでちゃん。今日はお泊まり観察会なので、3人とも寝間着

昨秋から、一緒にシノリガモ観察を続ける3人組は、私たちと同じ集落に暮らしています。深浦町立いわさき小学校に通う6年生で、3人とも女の子。ペットの犬などは飼っていますが、フィールドで野生動物と接する事など、まったくなかった子どもたちです。それが、観察の心得をはじめ、双眼鏡やフィールドスコープの使い方などを熱心に勉強し、今では頼りになる存在に成長してくれました。子どもの能力や可能性は無限である、と感じさせられる楽しい日々です。

お土産とかえでちゃん

かえでちゃん

先日、この子たちから、とてもうれしいプレゼントがありました。修学旅行で、函館に行ったお土産のお菓子です。旅程は二泊三日ですが、リゾートホテルのプールで泳いだ事、遊園地のアトラクションが楽しかった事、北島三郎記念館に行った事などを目を輝かせながら報告してくれました。よかったね、良い思い出がいっぱいできたね。

みなみちゃん

みなみちゃん

そして、子どものいない私ら夫婦にとって、修学旅行のお土産は過去に経験したこともない贈り物。大感激です。限られたお小遣いの中から買ってくれたんだと思うと、胸が一杯になって‥。こんな貴重なものを食べてしまうのはもったいなくて‥。しばらく飾っておくね。本当にありがとう。過疎が進む地方に暮らしていると、子どもは地域や家族の宝物であると実感します。白神山地の麓で暮らす、元気で純真な修学旅行生の様子は、町立いわさき小学校の公式ブログにアップされています。当ホームページもリンクしていますので、よければそちらもご覧ください。

理花ちゃん

理花ちゃん

「活動」にシノリガモ②の記事を書き込みました

シノリガモと子供たちの記事が掲載された東奥日報の朝刊社会面

シノリガモと子どもたちの記事が掲載された東奥日報の朝刊社会面

先日の朝日新聞全国版に続いて、地元新聞の社会面トップでシノリガモの記事と写真が紹介されました。

この記事には、鳥のことよりも、一緒に観察している小学生たちのことが詳しく書かれています。

激流を元気一杯に遡上するシノリガモのヒナたち

激流を元気一杯に遡上するシノリガモのヒナたち

昨年の秋から、ずっと川に通いつめてくれる3人は、もう無くてはならない観察仲間です。

鳥と同じで、日々成長を続けており、間もなく書き込むシノリガモの記事の3部目で紹介いたします。

水生昆虫の調査をする3人組みと筆者

水生昆虫の調査をする3人組みと筆者

このHPを見てくださる皆さま、よければ、子どもたちとシノリガモにご支援ください。

よろしくお願い致します。

お母さんと岩の上でくつろぐヒナたち

お母さんと岩の上でくつろぐヒナたち

オオワシの写真が朝日新聞と東奥日報に掲載されました

オオワシの写真が、21日付けの東奥日報1面と23日付けの朝日新聞青森版に掲載されました。東奥日報はネットで記事は配信されませんでしたが、朝日新聞は配信してくれました。よければURLをクリックして、ご覧ください。

★朝日新聞に掲載されています。下記のURLをクリックしてください。

http://www.asahi.com/area/aomori/articles/TKY201305220357.html

「活動」に海辺の対決「オオワシ」を書き込みました

ワシ⑪hp

白神の里に珍しいお客さんが飛来しました。「オオワシ」です。オジロワシならば、伊勢親方や長老たちも目撃することがあるそうですが、オオワシはほとんどみかけないそうです。縄張り争いのためか、カラスが果敢に威嚇と攻撃を繰り返して、追い払ってしまいました=写真上、オオワシに挑みかかるカラス。残念ですが、それも自然の摂理のようです。ただ、群れを作り、ほとんど天敵のいないカラスが増えすぎると、他の生態系への影響が心配されます。バランスの良い形で、生態系が維持されるのが理想なんですが‥=写真下、日本ジオパークの一部に指定された深浦町の海岸線

★朝日新聞に掲載されています。下記のURLをクリックしてください。

http://www.asahi.com/area/aomori/articles/TKY201305220357.html

海岸線③hp

「活動」にアズマヒキガエルの記事を書き込みました

 

カエル④hp

子供の頃から大好きだった両性爬虫類。今も、神秘的な容姿に心惹かれます‥。というよりも、怪獣が出てくるテレビ番組が好きで、それに似ている彼らを捕まえて、自分の物にしたかっただけでした。

幼児の頃、なぜか近所のお姉さんたちがお菓子をくれたり、お家に上げてくれたりして、よく遊んでもらえました。が、両性爬虫類を捕まえて、家に持ち帰るようになった途端、誰からも相手にされなくなりました。

当時はまったく理解できず、ひとり寂しく泣きました。それ以来、一切女性にモテなくなってしまいました。今ならば、カエルよりもお姉さんを選択するのですが、当時は怪獣、カエル、ヘビ、トカゲ、昆虫と、女性が嫌うものばかりが興味の中心でした。

後ろで妻が、「アホ。つまらんこと書くな」と怒っています。カエルの記事を書かされたのが嫌だったようです。ゆえに、ここで打ち止めます。(哲)

 

我が家の庭にも「春爛漫」

アネモネ①hp

アネモネ②hp

大型連休が過ぎてようやく、春らしい暖かい日々が続いています写真上、満開になったアネモネ。これまで、蕾が硬かった桜や桃、小さな草花も一斉に開花しています。例年ならば、連休前に暖かい南風が吹くのですが、今年は異常でした。山や里にもまだ雪が残り、ブナなどの広葉樹の芽も、つい最近まで芽吹かず、山は冬色のままでした写真下、太陽に向かって花弁を広げるチューリップ

チューリップ①hp

ここに来て、この気候。地域の人たちも、遅い春を待ちわびたように山や畑に繰り出して、笑顔で山菜採りや野良仕事に精を出し始めています。ようやく訪れた本格的な北国の春です写真下、マリーゴールドとムスカリも元気いっぱい

マリーゴールドhp

ムスカリ②hp

昨夏、台風による強風で、我が家の庭にある樹齢70~80年の八重桜の幹が途中で折れてしまいました。毎年、大型連休の時期に綺麗な花を咲かせてくれたので、切ってしまうのは忍びなく、延命させるための治療をしました。まず、切り口に接着剤などを充填し、折れた場所にシュロの布を被せて麻縄でグルグル巻きにしました。こんな素人療法では心配でしたが、樹木医など近所にいません。仕方なく、これで1年間、様子を見ることにしました写真下、途中で折れた幹を補修した八重桜

八重桜③hp

八重桜①hp

今春4月上旬、芽吹き、蕾が膨らんできました。夫と二人で手を叩き合って喜びました。生き残ってくれたのです。あとは綺麗なお花を咲かせるだけ=写真上、3~4分咲になった八重桜。それが、季節はずれの寒波の影響で、なかなか開花してくれませんでした。気をもみましたが、数日前から1輪、また1輪と花が開き始め、本日は3~4分咲きです=写真下、元気な一部の枝は満開に

八重桜④hp

遅い春のせいで、葉っぱと花が同居する姿ですが、我が家の桜が冬を越してくれたことに、白神の「八百万の神様」に心より感謝し、お礼を申し上げたく思います。良かったね。ただ、桜も寿命を知ったのか、太い幹の周辺に若木を何本か生えさせています。幹が折れて以来、その子どもたちがスクスクと育ち始めています。そして、その小さな1本にも、今年花が咲きました。後を受け継ぐんだね。がんばって=写真下、治療した親木の手前で花を咲かせる子どもの八重桜

八重桜⑤hp

八重桜②hp

桜の危機を見て夫が、止めればいいのに代役の木を次々と植えています。そのうちの1本が桃。小さいながら、綺麗な花を咲かせ、夫は鼻高々です。そして、何を考えているのか、アーモンドの木も植えたようです。大好きなお酒の摘みにするんだ、とこちらも鼻息荒く手塩にかけています。それにも、小さな花芽が=写真下、下の上は小さな木ながら、精一杯の花をつけた桃。その下は花芽をつけたアーモンド

桃②hp

アーモンド①hp

グミの木にも、たくさんの蕾がついています。実のなる木ばかり植えるんだから、もう‥=写真下、たくさんの蕾をつけたグミ

グミ①hp

そして、生き物たちにも、悩ましげな春の気配が訪れているようです。近所の猫たちに恋の季節がやってきました。「白神山猫」か、と思う程の貫禄があるオス猫が、近所のメスに盛んにアプローチしています=写真下、上は「白神山猫」のような貫禄のオス猫。ご近所の飼い猫だ。メスはその気になれないのか、息子と日向ぼっこをしたり、のんびりとお昼寝をしたり‥。山猫モドキのオスが、盛んに鳴き声をあげて誘いますが、まったく無視です=写真下、下はまったく無視して息子と昼寝するお母さん猫

山猫①hp

親子hp

この鳴き声が深夜まで続くので、ちょっと迷惑な気もしますが、猫ちゃんたちも集落の大切な一員。無碍に追い払うわけにも行きません。とても可愛いですからね。ただ、庭に穴を掘って、用を足してゆくのには閉口します。植えたばかりの球根が掘り出されていたり、貼り付けたばかりの芝生を剥がされていたりすることも。そんな時は夫が、ボヤきながら渋々と、糞の始末と植え直しをしています。まぁ、あなたの方が、猫好きだものね=写真下3枚、メスの気を引くためにあちこちから顔を出して、大声で鳴いてアピール。お、脈ありと見て、慌てて勇んでゆくも‥

山猫②hp山猫③hp山猫⑤hp

驚いたのは、このオス猫。20年以上生きているのでは、と飼い主が話されていました。どうりでふてぶてしくて貫禄があるんですね。わが夫よ、この貫禄、少しは見習いなさい。あ、でも、他の女性を追い掛け回したり、他所さまにご迷惑を掛けてはいけませんよ=写真下、何を仕掛けられても、うーん、と伸びてまったく無視。さ、お家に入ってご飯かな

メッコ①hp

山猫⑥hp

昨日は雨模様でしたが、暖かい雨でした=写真上、「あーぁ、フラレチャッタよ」。濡れそぼって、ショボーン。猫ちゃんも夫も、濡れながら庭に出て、春を満喫しているようです。一方はのんびりと、また一方は急かせかと。人も動物も、様々に心沸き立つのが、北国の遅い春のようです=写真下、人間にいえば百歳を越える高齢でありながら、堂々とした体躯と目の輝きを失わない迫力。集落の高齢者と同じで元気いっぱいのボス猫です

山猫⑦hp

「活動」にオシドリの記事を書き込みました

オシドリ親子③hp

狙っていた場面が撮れていませんが、今出せるネタがないので、公開します。

オシドリ夫婦hp

まだまだ写真はあるし、紹介できるお話も幾つかストックしてあるのですが、残念ながら制約があって出せません。

岸辺へhp

こんな事ばかり書いていますが、報道関係者との約束などがあって‥。

ここでは、これ以上は書けません。

オシドリとカワセミfp

オシドリは、最初に撮りに行った生き物で、ガイドさんとのやりとりなど印象深い出来事がいくつかあった題材です。とても可愛いのですが、結構悪食で、大きなカエルを一飲みした時にはドン引きしました。

田を歩く②hp

群れの写真は、人が近づかない時期にブラインドに入って狙わなければならないので、チャンスが少ししかありません。だから、今年こそ、ものにしたいなぁ、と考えています。

「活動」に白神に次々と訪れる春の使者を書き込みました

メジロ⑨hp

白神山地にも、ようやく遅い春が訪れています。

まだ、あちこちの林道は雪によりt行止め通行止めが解けていませんが、麓の村々から山に向けて本格的な春が訪れています。

この地域では、春は海からやってくる、と言われます。

海の海藻が茂り、春の魚が沿岸を回遊し、浜から雪が溶けて、集落を越えて山々に至ります。

メジロ①

この時期、白神岳は雪が被って真っ白のままですが、周辺の里山は黒い地肌が露出し、ブナなどの広葉の樹々にも、新芽が芽吹き始めています。

そろそろ春グマ獲りのシーズンを迎えます。

屋根裏のネズミに変化が‥

クマネズミ6

あれだけ走り回っていた我が家の屋根裏のネズミが静かです=写真上、ここはボクのお家だよ

makiクマネズミ2

まず、2ヶ月間有効な「ハーブと猫の香り」という、市販の薬を置きました。沖縄産のムーチーの葉(月桃)とワサビ、猫の匂い成分が配合。同時にネズミの足音が聞こえると、私が猫の声色を発し、夫がプラスチックのハエタタキで壁や天井をバンバン=写真上、「むむ、何奴。奇っ怪な‥、入ってくるなよ」。深夜にカタツムリが侵入してきました

ホントウアカヒゲ2

すると、この1週間間ほど、足音も噛じる音も気配もしません=写真上、「あら、居心地良さそうね」。ホントウアカヒゲさんも闖入

クマネズミ3

やったかな?=写真上、「ふぅー。やっと追い払ったよ‥」

クマネズミ2

それとも、暖かくなってきたので、外に引っ越したのかな=写真上、ボクら子ネズミ3兄弟。悪戯が大好きだよ

クマネズミ9

いずれにせよ、平穏な日々が戻ってきています。ハエタタキは芯を残して木端微塵に割れちゃったけど‥=写真下、暗くなったら外へ走りでるよ。それっ!1,2,3,4、あれっ、4兄弟?

ケナガネズミ2

ネズミ騒動は一段落の様相です。でも今度は‥=写真下、コラコラ、子ネズミたち。ワシはこの森のネズミ王だぞ。大きさもウサギ程あるからのぉ。国天然記念物のケナガネズミさんが登場

(自宅のネズミくんの写真が間に合いませんでしたので、沖縄本島北部のヤンバルの森に住むネズミさんたちに代役をお願いしました。白神山地のネズミは、いずれ紹介いたします)

お騒がせしました。