- 「Juni Juni」での連載記事の1回目 (紙面の著作権は「東奥日報社」にあります。無断使用や転用は厳禁です)
★「Juni Juni」紙面のURL
http://www.toonippo.co.jp/junijuni/
朝日小学生新聞に次いで、青森県の県紙「東奥日報」の小中学生新聞「Juni Juni(ジュニ・ジュニ)」で、連載を担当することになりました。白神山地の生き物や、そこに暮らす人々の生活文化などを紹介する予定です。
県内での読者層が厚い地方紙なので、新参者の移住者が胸を張って出せる記事は多くありません。が、都会暮らしの長かった、転勤族の元新聞記者夫婦が綴るフォト・エッセーと、読み取って頂ければありがたいです。
- 雨の森に現れた、全身を水滴で光らせたツキノワグマ
この手の話を毎回、子どもたちへ向けた内容に仕立てるのがとても難しく、朝小でも苦労しました。連載終了後も、ほんとうに面白く読んで戴けたのだろうか、独り善がりでなかったのか、と自責の念にかられる日々でした。
また、新たな場所でチャンスを下さったので、今度はもっと解りやすく書かなければ、と謙虚な気持ちで臨みます。第一、第三火曜日の東奥日報・夕刊に折り込まれています。よければ皆さま、ご購読いただければ嬉しいです。
- ブナの木肌にクマの爪痕が残っていた
最初は、旧岩崎村(約10年前に深浦町と合併)を取材で訪ねたときのエピソードと、クマのお話です。深浦町のマタギ・伊勢勇一親方にも登場願っています。
それでは、1年間、よろしくお願いします。記事の量や写真の扱いも、破格の大きさで掲載して下さっています。期待に応えて、頑張りたいと夫婦で誓い合ってます。よろしくお願い致します。
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今回は、見ただけで身の毛がよだつ、という方もいらっしゃるヘビです。ナミヘビ科に属するヤマカガシ。白神山地の渓流では、ごく普通に見かけます。それどころか、我が家の庭にも住み着いているようで、納戸の出入り口のコンクリの上で、時々、日向ぼっこしているのを見かけます。
- 朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」8回目 ヤマカガシの記事
記事にも書いてある通り、日本産の毒蛇、マムシやハブよりも、強い毒を持っています。今から約30年前に、捕まえて遊んでいた中学生が噛まれて死亡した事故が発生して以来、危険なヘビだと認識されています。死亡例は多くないですが、重症化した症例は数十件あるそうなので、うかつに触らない方が身のためです。
- 高校生と実施した流木回収の作業に、こっそりと参加していたヤマカガシ君。さぁ、どこにいるのでしょうか?
ただ、喉の奥に毒を出す牙があり、指先を口に中に差し込んで噛まれるような事がない限り大丈夫そうです。治療するための血清を常備しているのはジャパンスネークセンター(日本蛇族学術研究所・群馬県太田市)とされています。ヤマカガシに噛まれても、すぐに症状は出ないので、心当りがある方は、相談した方がよいでしょう。
- 同じ毒でもこちらは毒キノコのニガクリタケ。抜根を覆い尽くしていた
いずれにせよ、おとなしい蛇なので、見つけても虐めたりしないで下さい。それこそ、「さわらぬ神に祟りなし」ですよ。
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