みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
2024年1月、現場で活動を開始しました

2024年1月、現場で活動を開始しました

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    事務所でくつろぐ。近所の100円市で買ったパッションフルーツと

 沖縄に事務所を設営して2年目を迎えました。今回の活動から約半年間は滞在して、遺骨収集とご遺族への調査などに時間を充てようと考えています。今まではウィークリーのアパートに泊まり込んで、若者が来ても同部屋での雑魚寝を余儀なくされていました。でも今後は、女子メンバーにも個室を用意できそうで、早速、一月末からメンバーが来てくれます。

    垂れ下がったガジュマルのひげ根を払いながら前へ進む

 さて、北国の暮らしだと初夏のような気候が続いていた沖縄本島の南部。ようやく気温が下がってきたので現場に出ています。来沖して1カ月以上が過ぎましたが、活動を始めると言いつつ、行動に移せていなかったのが、季節外れの陽気のせいでもありました。というのも、暖かいと森の中に生息する毒蛇のハブが怖いのです。

    昨年の台風による大雨で壕口には土砂が流れ込んでいた

 「気温が25度以下になると、動きが緩慢になってくる」。本島北部のやんばるで生き物たちを取材した時に聞きました。生物学的な見地かどうかは不明ですが、毒蛇と共存してきた地元の方からの助言。以来、最高気温が高い日が続くときは無理をしないで自粛してきました。

 そして、活動ができなかったもう一つの理由が出版です。本来、到着しての数日間は、掘削する現場の地主さんを訪ねて活動許可を頂く前準備をします。が、編集者からの注文に応えるために待機していたので、一月の半ばまで何も手をつけられませんでした。その仕事にも目途がたったので、重くなってしまった腰をあげられそうです。

    崩れた土砂で埋もれていた別の壕口も整備。これで準備OK

 1年ぶりに訪ねた森は一月でありながら、盛りもりとした緑に覆われ、昨年に切り開いた進入路が見つかりません。夏に直撃した台風で倒れた樹の枝が折り重なり、それを覆うように蔓の草が生え繁っているので、壕口がどこであるかも判らなくなっています。ガジュマルのひげ根が縄のれんのように垂れ下がり、とっても不気味‥。こんな状況で、今年はスタートしました。

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