いよいよ山菜採りの季節が到来しました。
早速行ってきましたので、「追跡」内の書き込みを読んでください。
よければ感想などをお書き願えれば。
狙っていた場面が撮れていませんが、今出せるネタがないので、公開します。
まだまだ写真はあるし、紹介できるお話も幾つかストックしてあるのですが、残念ながら制約があって出せません。
こんな事ばかり書いていますが、報道関係者との約束などがあって‥。
ここでは、これ以上は書けません。
オシドリは、最初に撮りに行った生き物で、ガイドさんとのやりとりなど印象深い出来事がいくつかあった題材です。とても可愛いのですが、結構悪食で、大きなカエルを一飲みした時にはドン引きしました。
群れの写真は、人が近づかない時期にブラインドに入って狙わなければならないので、チャンスが少ししかありません。だから、今年こそ、ものにしたいなぁ、と考えています。
生き物の調査関係でお世話になっています深浦町の「いわさき小学校」の公式ブログとリンクいたしました。
今後は子供たちと一緒に情報発信してゆきます。
よろしくご支援ください。
我が家で、春の味として定番のタケノコ寿司=写真上、浜田家のタケノコ寿司。高知の実家に戻ると、春の定番メニューだった。青森の人からは、「どんなお寿司?」と、聞かれますが、五目寿司の具に味付けしたタケノコを混ぜ込んだ、シンプルなチラシ寿司です。夫の実家では毎年、この時期になると、亡くなった母が腕をふるい、大きな寿司桶(飯台)いっぱいのお寿司を皆にふるまったそうです。私も、高知の実家から送られてきたタケノコを使って、チャレンジしてみました=写真下、まず具材のタケノコを短冊状に切る。
初めに、混ぜ込む具を用意します。あく抜きしたタケノコは食べやすい短冊切り。ニンジンはマッチ棒ぐらいの拍子木切りにし、それぞれ酒と塩、出汁を少々入れて煮ます。ここで干しシイタケを水で戻しますが、時間が掛かるので電子レンジでお手軽に済ませます。軸を取った干しシイタケを少量の砂糖を入れた水に浸し、1分ほど「チン」します。この最初の出汁はもったいないように思えますが、埃っぽい味がするため、躊躇なく捨てます。再度、同様に浸して、干しシイタケが柔らかくなるまで1~2分間電子レンジにかけます。この二度目の戻し汁を使って、砂糖と醤油で旨煮にし、細切りにしておきます=写真下左、味付けした干し椎茸。下右は合わせ酢に投入するチリメンジャコ。
次に合わせ酢を作ります=写真上、合わせ酢に投入するみじん切りのショウガ。大量に必要。米一合に対して、米酢を大さじ二杯、砂糖大さじ一杯強、塩大さじ四分の一弱を混ぜてよく溶かしておきます。さらに、柑橘類を絞ったお酢を「隠し味のおまけ」として加えます。今回使うのは、高知市の日曜市で入手した「ダイダイ酢」と「ユズの酢」です=写真下左、日曜市で買ったダイダイ酢。下右、同じく瓶入りのユズの酢。そして、「果実の小夏」もあったので、絞った生の果汁を加えました=写真下、小夏も絞って入れる。果実の甘味と香りが出て美味になる。これに、チリメンジャコとみじん切りにした大量の生姜を投入し、米が炊き上がるまでなじませておきます。
米は、コブと酒を加えて硬めに炊きます。ご飯が柔らかいと、混ぜ込んだ時に団子状になって美味しくありません。酢や具を多い目に投入しますので、必ず硬めに仕上げて下さい。そして、炊き上がったら間髪を入れず寿司桶に入れ、合わせ酢と混ぜます=写真下、ショウガとジャコを混ぜ込んだ合わせ酢を炊きたてのご飯に投入。杓文字で切るように手早く混ぜてゆく。
酢飯ができたら、ニンジン、シイタケ、タケノコの三種類の具を加えて混ぜます。この上にお好みで錦糸卵や揉み海苔をふりかけて完成です=写真下左、ニンジン投入、下右、シイタケも投入。
大活躍の寿司桶。実は夫の母の形見で、もう50年以上も使い込んでいる物です。桶の底に「大阪・玉川町・戎神社横・樽新」と焼印があります。母が若い頃、ご近所だった樽屋さんから頂いたものだと聞いています。母も亡くなり、樽屋さんも存在しないようですが、寿司桶はまだまだ現役で頑張ってくれています=写真下、タケノコを投入し、具材が潰れない力で手早く混ぜる。
これでお寿司を作るたびに、季節感あふれる「おふくろの味」を食べさせてくれた母を懐かしく思い出します。そういえばお母さん、亡くなる直前に私が作ったタケノコのお寿司を食べて喜んでくれたなぁ。春になって、元気いっぱいに畑仕事をするご近所のお年寄りと、季節の食材を使った混ぜご飯が大好きだった母がダブって見えます。さて、私も、そのご近所さんたちに、南国の春の味をおすそ分けに行ってこようっと。
高知県の実家から、孟宗のタケノコが大量に届きました=写真上、南国から届いたタケノコ。この倍以上はあったのに‥。その数、大小あわせて25本。が、夫は、「掘りたての鮮度が大事よ」とか言って撮影もしないで、雨の中、両手にぶら下げて走り出てゆきました。お世話になっているご近所に配りに行くためです。
帰ってきたところに、「あんたこれ、ブログには載せないの」と聞くと、口をパクパクさせています。職業写真家なのに、なんておバカ。慌てもんだから、たくさん届いたのを喜んで、子犬のように転がり出て行くんだもの‥。まぁ、数が減って良い写真が撮れないのは自業自得です=写真上、可愛いサイズもあれば、立派な形の物もあります。とても美味しそう。
それでも、我が家用に10本以上も残っています。何にしようかな。まず、若竹煮、タケノコご飯、タケノコ寿司、八宝菜、筑前煮‥。これだけ作っても、夫婦二人、とても食べきれそうにありません。作った料理も、ご近所の老夫婦や独身の青年らに配りにゆくつもりです=写真上、丁寧に皮を剥いてゆきます。
家の横を流れる川も、春の雪解け水で薄濁りになってきました=写真上、皮を剥いたあと、軽く水洗い。本来なら外皮を若干つけたままで茹でるのだろうが、多量で鍋に入りきらないため我が家では丸裸スタイル。バッケ(フキノトウ)も、雪解け後の土手にポコポコと顔をのぞかせています。平均気温の低い青森県では、孟宗のタケノコをほとんど見かけません。収穫できるのは宮城県まで、と聞いています。
それよりも、笹竹であるネマガリダケを食べる風習の方が根強く、6月に入ると一面の笹原に入ったお年寄りが行方不明になる事故が続出します。笹の森は、どこを歩いても同じ光景に見えるためです。そして、クマの大好物でもあるので、鉢合わせする事故も発生します。北国では、人もクマもご当地のタケノコが大好きです=写真上、米糠と乾燥した唐辛子である鷹の爪を1本入れて煮立て、灰汁抜き。
あまりお目にかからない南国のタケノコをご近所に届けると、大喜びしていただく方もいれば、料理したことない、と戸惑われる方もいらっしゃいます。米糠を入れて茹でてください、その後、煮るなり、ご飯に炊き込むなり、してやって下さい、と説明すると、皆さん喜んで頂けたようです=写真上、夫曰く。「掘り上げる時の切断面がきれいだ。兄貴、腕上げたなぁ。うーん、俺も掘りに行きたい!!!」。孟宗のタケノコを大量に送っていただいたお義兄さん、ありがとうございました。皆さん、南の味を堪能してくれていますよ。そして、何よりも夫が大喜びしています。次はこちらから、季節の便りをお送りいたしますね。(律)