みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
観察会

グリーンカーテンのおまけ

 

枯葉が目立つようになったグリーンカーテン

枯葉が目立つようになったグリーンカーテン

北東北に秋が、駆け足でやってきました。朝夕は気温が20度を下回り、肌寒さを感じるほどです。でも日中、窓を開け放っていると、爽やかな風が吹き抜けて、本当に良い気持ちです。どんよりした空の日本海気候が続く冬が、すぐそこまで来ています。また、日差しが恋しくなるなぁ‥。で、夏の間、大活躍してくれたグリーンカーテンも、そろそろお役御免です。

収穫したメロンの「コロタン」

収穫したメロンの「コロタン」

我が家の緑のすだれは、毎年、少しづつ違う植物を植えています。今年の新顔は、小玉スイカとネットメロン「コロタン」、それに南国のイメージが強い「パッションフルーツ」。さすがに、パッションフルーツは葉が茂るだけでしたが、小玉スイカとコロタンは、見事に実ってくれました。ほとんど放置していたのに、嬉しい誤算です。

ちゃんと網目もできた本格的なメロン

ちゃんと網目もできた本格的なメロン

ご近所さんも、壁を伝うスイカやメロンが珍しいようで興味津々。特に、葉や花がキュウリにそっくりなコロタンは、「これ、キュウリでねえな、何だべ?」、「どんな味がすんだかな?」と質問されます。確かに、沿道からも目立つほど、たくさんの丸い実です。夫は、「大収穫!」と浮足立っています。でも、美味しいかどうかわからないよ。だって、初めて植えたんだもの‥。

網に入れてぶら下げていたら、茎から自然に落下した

網に入れてぶら下げていたら、茎から自然に落下した

ウリ系の果物が好物な夫は、いつ収穫できるの。今日?、それとも明日?、と、植木ハサミを片手に熱い目で見つめています。でも、素人の私たちには判りません。躊躇しながら眺めていると、今朝、窓を開けてびっくり。コロタンがネットの中に、コロンと落球しているではありませんか。あー、腐ったのか、とあせる夫。急いでPCで検索してみたら、「完熟するとヘタから離れて実が落ちる」との説明がありました。良かったね、やっと収穫できたね。ずっしりと重みを感じる実は、網目模様もくっきりしており、甘い匂いが漂います。

手に取るとずっしりと重い。メロン大好き

手に取るとずっしりと重い。メロン大好き

早速、包丁を入れてみました。瑞々しい緑の果肉は、タネや皮の部分が少なく、食べるところがいっぱいです。さて、肝心のお味は‥。「あ、甘い」。二人で顔を見合せました。さっぱりとした、爽やかな果汁が口いっぱいに広がります。次つぎと頬張りながら、「グリーンカーテンは今後、全部コロタンにしようかな」と、早くも来年の計画を練る夫。ハイハイ、ホームセンターに行くと、あれもこれもと一杯買いこむあなたが、一種類の苗だけで我慢できるかしら。それにしても、美味しいおまけをありがとう。太陽の恵みに感謝します。ご近所のオバアちゃんに、お裾分けしようかな。

感激の函館土産

お土産を掲げる、左から理花ちゃん、みなみちゃん、かえでちゃんの3人。今日はお泊まりなので、みんな寝間着

お土産を掲げる、左から理花ちゃん、みなみちゃん、かえでちゃん。今日はお泊まり観察会なので、3人とも寝間着

昨秋から、一緒にシノリガモ観察を続ける3人組は、私たちと同じ集落に暮らしています。深浦町立いわさき小学校に通う6年生で、3人とも女の子。ペットの犬などは飼っていますが、フィールドで野生動物と接する事など、まったくなかった子どもたちです。それが、観察の心得をはじめ、双眼鏡やフィールドスコープの使い方などを熱心に勉強し、今では頼りになる存在に成長してくれました。子どもの能力や可能性は無限である、と感じさせられる楽しい日々です。

お土産とかえでちゃん

かえでちゃん

先日、この子たちから、とてもうれしいプレゼントがありました。修学旅行で、函館に行ったお土産のお菓子です。旅程は二泊三日ですが、リゾートホテルのプールで泳いだ事、遊園地のアトラクションが楽しかった事、北島三郎記念館に行った事などを目を輝かせながら報告してくれました。よかったね、良い思い出がいっぱいできたね。

みなみちゃん

みなみちゃん

そして、子どものいない私ら夫婦にとって、修学旅行のお土産は過去に経験したこともない贈り物。大感激です。限られたお小遣いの中から買ってくれたんだと思うと、胸が一杯になって‥。こんな貴重なものを食べてしまうのはもったいなくて‥。しばらく飾っておくね。本当にありがとう。過疎が進む地方に暮らしていると、子どもは地域や家族の宝物であると実感します。白神山地の麓で暮らす、元気で純真な修学旅行生の様子は、町立いわさき小学校の公式ブログにアップされています。当ホームページもリンクしていますので、よければそちらもご覧ください。

理花ちゃん

理花ちゃん

「追跡」にシノリガモを観察する子どもたちの記事を書き込みました

何が採れたかな?。最初は気色悪かったけど、今はへっちゃら

何が採れたかな?。最初は気色悪かったけど、今はへっちゃら

シノリガモのシリーズ。

今回は一緒に観察している小学生たちのお話です。

冷たい渓流での水生昆虫採集でも、屈託のない笑顔

冷たい渓流での昆虫採集でも、屈託のない笑顔でエネルギー全開

自分たちが生まれ育った地域で繁殖する野生鳥獣を愛する純真な女の子たちです。

もう可愛くて、夫婦揃って目尻が下がりっぱなしで、イタズラをしても怒れません。

小学生だもん。観察中、ちょっとおイタもいたします。でも、大事な場面では、きちんと行動できます

小学生だもん。観察中、ちょっとおイタもいたします。でも、大事な場面では、きちんと行動できるんですよ(笑)

良くないのですが、そう目に余る行為をするでもなく、本当に子どもらしい児童たちです。

カゲロウの仲間を測定

カゲロウの仲間を測定

よければ、記事と写真を見てください。

カモのヒナと同じ愛らしさに満ち溢れていますから。

ブナの森で自然観察。皆んな生き物が大好き

マタギの伊勢さんに連れられて、ブナの森で自然観察。3人とも生き物が大好き

 

「活動」にシノリガモ②の記事を書き込みました

シノリガモと子供たちの記事が掲載された東奥日報の朝刊社会面

シノリガモと子どもたちの記事が掲載された東奥日報の朝刊社会面

先日の朝日新聞全国版に続いて、地元新聞の社会面トップでシノリガモの記事と写真が紹介されました。

この記事には、鳥のことよりも、一緒に観察している小学生たちのことが詳しく書かれています。

激流を元気一杯に遡上するシノリガモのヒナたち

激流を元気一杯に遡上するシノリガモのヒナたち

昨年の秋から、ずっと川に通いつめてくれる3人は、もう無くてはならない観察仲間です。

鳥と同じで、日々成長を続けており、間もなく書き込むシノリガモの記事の3部目で紹介いたします。

水生昆虫の調査をする3人組みと筆者

水生昆虫の調査をする3人組みと筆者

このHPを見てくださる皆さま、よければ、子どもたちとシノリガモにご支援ください。

よろしくお願い致します。

お母さんと岩の上でくつろぐヒナたち

お母さんと岩の上でくつろぐヒナたち

「活動」にシノリガモの記事を書き込みました

7月2日付け「朝日新聞の全国版」に記事と写真、動画が掲載されています。

下記のURLをクリックしてみてください。

http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201307010320.html

渓流で羽を休めるシノリガモの夫婦

渓流で羽を休めるシノリガモの夫婦

深浦町に移住して以来、ずっと追いかけている水鳥「シノリガモ」の記事を書き込みました。3年前から、定期的に通って撮り溜めた写真も随時掲載してゆきます。

一列に並んで波間に浮かぶシノリガモたち

一列に並んで波間に浮かぶシノリガモたち

シノリガモは環境省が絶滅のおそれがある地域個体群に指定しており、東北以北の深山の渓流でごく少数が繁殖しています。冬場は、白神山地に面した海岸線に冬鳥として飛来し、結構、普通に見られたりします。が、翌春、ほとんどの個体がカムチャッカやアラスカなどに帰ってしまうのに、一部が白神の渓流に残って卵を産み、雛を育てているのです。

旧流を泳ぐシノリガモの夫婦

急流を泳ぐシノリガモの夫婦

初夏、緑濃くなる渓流で、ポヤポヤ毛のヒナたちがお母さんに遅れまいと一生懸命に泳ぐ姿を見ると、心が打ち震えます。

お母さんを先頭に急流を泳ぐシノリガモ

お母さんを先頭に急流を泳ぐシノリガモ

今年も無事に卵が帰り、可愛いヒナたちの姿を見ることができました。

カップルに割って入ろうとするオスのシノリガモ(手前左)

カップルに割って入ろうとするオスのシノリガモ(手前左)

自然豊かな環境でしか、子育てをしないとされている絶滅寸前の水鳥なので、地域の方々の協力も得ながら、保護活動を進めてゆこうと考えています。このページをご覧になった皆さまも、ご協力をお願い致します。

深浦町立いわさき小学校の公式ブログとリンクしました

生き物の調査関係でお世話になっています深浦町の「いわさき小学校」の公式ブログとリンクいたしました。

今後は子供たちと一緒に情報発信してゆきます。

よろしくご支援ください。