膝の調子が悪くて、しばらく放置していた薪の原木を玉切りする作業を書き込みました。
今回は約30cm程の長さにチェーンソーで小切りにしてゆく作業で、次回は斧で細かく割る作業の記事をアップする予定です。
危険な機材を使っての作業なので、写真はすべて「筆者①」こと律子が担当しました。
よければ、追跡の記事のトップにありますので、見てやってください。(哲)
先日のブログに、豆ご飯用のグリンピースを栽培していると書いたら、大阪に住む友人が「うすいえんどう」を大量に送ってくれました。豆ご飯大好きの夫(炊き込みご飯の中で、マツタケご飯と1、2を争うぐらい好きなんだそうです)は、「やったぁ」と小躍りして喜んでいます。
「うすいえんどう」は和歌山県などを中心に栽培され、グリンピースと同じく、中の豆だけを食べるエンドウマメ。明治時代に、初めて大阪府羽曳野市碓井(うすい)で栽培されたのが名前のルーツで、改良を重ねて実が大きく、皮が薄くて甘い品種が誕生したそうです。関西地方では豆ご飯の豆としてお馴染みですが、いまや大産地となった和歌山県では、5月4日の「うすいえんどうの日」に、豆の皮むき大会などのイベントが開かれています。
早速、豆ご飯を炊いてみました。さやを剥くと、つやつやで、ぷっくり太ったお豆さんが飛び出してきます。1,2,3,4、‥おっ、これは8人兄弟。どれもぎっしりと実が詰まっています。沢山いただいたので、贅沢に豆を投入しました。味付けはシンプルに塩と日本酒だけ。新鮮な豆の風味を生かします。
炊きたてをよく混ぜて出来上がり。翡翠のような鮮やかな緑が綺麗です。どの器に盛ろうかな。そうだ、山口県萩市の骨董屋さんで手に入れた朱塗りのお椀にしよう。え、どんぶりで食べさせろ。箸を手に夫が騒いでいます。ハイハイ。で、撮影は?。何っ、後回し?。もう仕方ないなあ。ま、夢にまで見た豆ご飯だもんね。ということで、我を忘れている夫に代り、最後の写真は私が撮影しました。こちらでは手に入らない食材、送ってくださって、本当にありがとうございました。(律)
「ありがとう、ありがとう、ありがとう。GTコンビ」(哲)。
東北地方も雨が降らない日が続きます。白神山地も連日の晴天で、青空に映える山々の緑が、日増しに濃くなってきました。この季節の渓谷には、まだ雪が残っていますが、森の中を歩くと汗ばむほどの陽気です。木漏れ日と新緑の美しい陰影の中に身を置くと、緑のシャワーで身も心も洗われるような気がします。深山の雪解け間もない木陰に、はっとするような大輪の花が揺れていました。シラネアオイです。
シラネアオイは、北海道から本州北・中部の山地に分布するキンポウゲの仲間で、日本特産種。栃木県と群馬県にまたがる日光・白根山に多く自生することから、和名が「白根葵」と名付けられました。4枚の花弁のように見えるものは、実はがく片。濃い紫から、薄桃色まで微妙に色が違っており、ほの暗い林床で風に揺れる様は、まるで、たおやかな「麗人」が手招きをしているようです。
私たちが春、白神の里山に山菜採りに行くと、必ず出会います。が、日光・白根山のある栃木と群馬の両県、お隣の秋田県など多くの地域で、絶滅危惧や準絶滅危惧の指定を受けている貴重な植物のようです。現地では盗掘騒ぎも後を絶たないようで、白神でも今後が心配される植物です。こちらでは現在、主にランの類が不届き者たちからの被害に遭っているそうですが、有名になるとシラネアオイにも危機が訪れるかもしれません。こうして紹介するのも、問題あるかもしれませんが、場所などは一切明かしていませんので、関係者の皆さま、お許しを戴ければ。
我が家の庭のクレマチスも大輪の花をつけました。それを見て夫が、「あれ、シラネアオイに似ているね、同じ種類じゃないか?」と、熱心に写真を撮っています。えー?、そうなの?。クレマチスはツルで伸びているし、葉っぱも違う‥。ん?、待てよ、ぱっと目をひく大きな花、風に揺れる風情。まあ、見た目は似てなくもないか、と調べてみると‥
何となんと、クレマチスは、シラネアオイと同じキンポウゲ科に属しているではありませんか。ということは、我が家の庭のクレマチスと、お山のシラネアオイは「親戚」だったのです。深山と庭の違いはあれど、両者とも「麗人」のようなお花。植物の種名や学名にあまり興味のない夫ですが、この共通点には反応したようです。おー、よしよし。たまには正しい時もあるね、絶対にまぐれだけど。
我が家のクレマチスは昨年、苗を植えて、冬越しさせたものです。剪定のやり方がわからなくて、苦労しましたが40輪ほど咲いてくれました。これ以外にも色違いを2種類ほど植えていますが、白いガンジークリームという品種が、最も景気よく花を付けます。香りはほとんどしませんが、何よりも見た目が素晴らしいです。
美しい花をありがとう。もっと勉強して、勤勉なガーデナーになるからね。夫も、「俺も頑張る」と張り切っていますが、もっぱら実がなるトマトや果樹、エンドウ豆などにご執心なようで、小まめに肥料を入れたり、せっせと水やりに励んでいたりしています。ほら、ちゃんとお花も愛でるのよ。
シラネアオイの咲くブナ林の足もとには、ニリンソウの群落が広がっていました。目を引く美しい山野草の花がシーズンを終えると、林床は藪になり、非常に歩きづらくなってゆきます。そうすると、山菜のアイコやミズが、グイグイと背を伸ばしてくるのです。伊勢親方や夫が、目の色を変えて、山を彷徨し始める時期となります。
深山には、ようやく本格的な春が訪れていますが、我が家の庭は初夏の装いを迎えています。さぁ、これから夏にかけて咲く花の苗を植え付けなければなりません。芝桜の花が終わったら、刈り込んでやらなきゃ。そして、花の終わったレンギョウの剪定もしなければ。ほら、貴方が植えたひまわりも、地植えに切り替えるのよ。エンドウ豆の蔓ばかり触っているんじゃない。え、メロンの苗を買いたい?。何を言っとるか、この忙しい時に。もっと身を入れて、働けい!。
クマによる人的被害のニュースが世間を騒がせています。
活動に初めて動画を埋め込んだシリーズを書き込みました。
よければご覧ください。