みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
2013年

地域の行事「十日講」の当番が我が家に回って来ました

毎月、持ち回りで地域の稲荷神社に祈りを捧げる「十日講」の宿(当番)が、我が家にやってきました。隣近所5軒ずつがひと組となって輪番で担当するのが習わしで、宿になる家が軒先に幟を立て、家内には掛け軸を飾り、赤飯などの供え物をして祈祷する、とされています。毎月10日に執り行われるようです=写真下、十日講の掛け軸を居間に吊るし、ロウソクを灯した。これでよかったのかなぁ‥、深浦町で

十日講⑥hpいつごろ始まったか定かではないのですが、集落にある稲荷神社と白神岳の山頂にある白神大権現への信仰を深める行事で、同時に隣近所で「講仲間」を作ることで結束と親睦をはかるのも目的のようです。 

この集落にある稲荷神社の由来も、不勉強のためよく解らないのですが、初夏や夏に本格的な祭祀を執り行っており、そのひとつは青森県の無形文化財に指定された伝統行事となっています。地域の方々はこの神社を大切にされており、毎年、鳥居にかける大しめ縄を稲藁から編んで交換し、境内の清掃や社殿の補修なども、率先して行っています=写真下、幟を掲げ神社へお供えとお祈りに向かう。膝近くまで積もった雪のため、境内への階段の上り下りだけで転がり落ちそうになった、同町で

十日講④hp

そして、白神岳の頂上には白神権現の奥の院があり、毎年旧8月15日に「山駈け」と称した神事も執り行っています。笛、太鼓を打ち鳴らしながら、山頂まで登る行事で、麓にある地区の稲荷神社が、「里宮」としての役目を担っているようです(間違っていたらすみません)。 記録によれば、日露戦争のころまでは、若衆が神事の一週間前から稲荷神社に泊まって精進し、津梅川で禊をしてから、笛、太鼓を打ち鳴らしてながら山駈けをし、五穀豊穣を祈願したとされています。白神大権現のご神体は大山祇神と伊邪那岐、伊邪那美の両神であると伝えられているようですが、真偽は不明です=写真下、稲荷神社でお祈り。歴史を感じさせる社殿だが、暖房も電気もないので寒い、同町で

十日講⑤hp

関西に住んでいた頃は、1月10日といえば商売繁盛の神様「えべっさん」が有名ですが、東北に来てからはご縁がありません。そういえば戎神社もあまり見かけませんねぇ。商売している訳でもないので、関係ないんですが。この地域の伝統行事や神事は、いずれ紹介いたします。

シジュウカラhp

そして、十日講が終わって、幟を片付けていたら、家の中にシジュウカラが迷い込んできました=写真左、玄関の風避け室の枠にとまるシジュウカラ。この後、お風呂場にまで逃げ込んだ。ガラス窓に衝突するとケガをするので、外に出してやろうと入口や窓を全開にしたのですが、バタバタ逃げ回るだけでなかなか出ていきません。可哀想なので強制的に捕獲して出そうとすると、大慌てで玄関口から飛び出して行きました。鳥が入ってくるなんて‥、「とり入れる」との語呂合わせで縁起が良いですね。今年は良いことがあるのかな‥、楽しみな1年です(律)。 

 

 

 

 

 

 

 

 

ページが安定しなくて申し訳ありません

記事を書き込み中にバグが発生し、安定して閲覧できない状態が続いています。

訪れて下さる皆さま、心よりお詫びを申し上げます。

初めてのホームページ作成に加え、パソコンに無知、不慣れなので、どうも上手く操作できません。

やっと、形が整いつつありますので、もう少し長い目で見てやってください。

よろしくお願いいたします。

(哲)

 

白神山地の生き物たち「ニホアナグマ」を完結させました

夫にパソコンを任していたら、一日中、睨めっこして離れません。

「アナグマ書き上げたいから、早くして」

「‥」

何度もトラブルが発生し、うまくいかないようです。

急かすと、「じゃ、お前がやれ」と、激怒して立ち上がり、いなくなります。

私もまったく解りません。

放置していますと、戻ってきて、また睨めっこ。

頼りないなぁ。

あれやりたい、これやりたい、と、子どものように突っ走ってゆき、行ったらいったで写真ばっかり撮って、ご満悦。

記事はあんまり書かないし、書いても全部、私に添削させる‥。

そして、パソコンも全然勉強しないんだもの。

ほんとにもう‥。

そら、そらそら、出来るようになるまで、もっと修行しろ。

(律)

多忙な日々

ホームページを開設して以来、俄然、忙しくなりました。毎日、深夜まで写真の処理と原稿書きに追われています。講演の準備や企画案の書類作り、HPと同時に始めたフェースブックやスカイプの対応‥。電脳原始人夫婦には、荷が重すぎる日々です。

写真をアップするために、押入れから古いフィルムを引っ張り出してきて、錆び付いたニコンのフィルムスキャナーにて読み込み、フォトショップで処理。スキャナーに対応する古いパソコンだから思うように動かないし、すっかり、やり方も忘れていますし‥。

でも、この感覚、締切時間に追われ、ヒリヒリしながら海外から日本へ写真を電送していた新聞記者時代を思い出しました。最後の海外出張は中米のエルサルバドルだったなぁ。スペイン語が判らなくて、当然、エルサルバドルの言葉も判らなくて、オロオロしました。そして、治安が恐ろしく悪い、一人歩きは危険だ、との脅し。怖々お邪魔した国でしたが、人々はフレンドリーで、食べ物もすごく美味しかった。取材もしやすく、アフリカやアフガニスタンよりも断然、安全。危ない現場ばかり歩いてきた身にとって、良い思い出が残る国になりました。

話はそれましたが、20年近くも死蔵していた写真を散りばめる、新しいシリーズを近々アップします。ご期待下さい(哲)。

 

フェースブック始めてみました

友人や後輩に進められて、禁断の場所へ踏み込んだようです。操作も、見るページも判りません。私ら夫婦、電脳石器人なので、話になりません。

相方は、もっとダメ。

「おーい、助けてくれ、PCよう解らんのよ‥」

「誰に聞いとるん」

「ん、あんた」

「聞くだけ無駄って、何回言ったら解るのよ。もう話しかけないで」

「……」

こんな会話が、シンシンと降り積もる雪にかき消されないまま、静かな集落に響きわたります。

もう何回、頭を掻きむしったか、もう何回、マウスを放り投げて酒瓶を掴んだか。お友達になっていただいた皆さま、もう私を探さないでください。

合掌(哲)