みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
「学生」ーみらいを紡ぐボランティア
サイト管理人のブログです。

ブログ一覧

東奥日報「JUNI JUNI」の連載:17回目

東奥日報「JUNI JUNI」の連載17回目

東奥日報「JUNI JUNI」の連載17回目

東奥日報の連載17回目です。新年の1回目は、色鮮やかな冬毛で登場したホンドテンです。真っ白な雪に覆われた森の中に佇む姿は、宝石のように美しさ。見かけは可愛いのですが、性質はいたって、どう猛です。

雪の中を駆け回るホンドテン

雪の中を駆け回るホンドテン

最近、忙しくてブログをまったく更新できません。今回も、これだけでお許しください。

東奥日報「JUNI JUNI」の連載:16回目

連載16回目は、「ゴメ」です

連載16回目は、「ゴメ」です

皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。2016年最初の書き込みは、東奥日報の連載16回目です。今回は、ハタハタの卵「ブリコ」を食べるカモメ類(地元の通称でゴメ)のお話。

防波堤を占拠するカモメやウミネコたち

防波堤を占拠するカモメ類

乱獲などのために、数を減らしているハタハタの卵は貴重な命の資源です。でも、ブリコと呼ばれる珍味として珍重され、高級食材になっています。その上前を撥ねるのがカモメたちです。

波で打ち寄せられるブリコをくわえる

波で打ち寄せられるブリコをくわえる

でも、カモメこそが、本来の捕食者であり、人間こそが新参な乱獲者でしょう。ただ今回は不漁だったらしく、ご近所からのお裾分けがまったくありませんでした(笑)。資源の保護のためには、それも致し方ないと割り切っています(実は夫婦揃ってあまり好きではないです)。

手に入ると瞬時に飛び去って独り占めに‥

手に入ると瞬時に飛び去って独り占めに‥

ただ、この地方の伝統的な漁業や食文化に密接な繋がりがあるので、地元の方々が自家消費できるぐらいの漁は続いてほしいと思います。昨年末の不漁はカモメたちにも堪えたでしょう。そのうえ悪者にしてゴメンね。

東奥日報「JUNI JUNI」の連載:15回目

連載15回目はニホンノウサギ

連載15回目はニホンノウサギ

東奥日報「JUNI JUNI」の連載の15回目は、ニホンノウサギです。雪が降ると、特徴的な足跡が残るので、冬場、裏庭のクローバーなどを食べに来ているのが判ります。近所には、半野生の飼い猫やテンが出没するので、ハラハラして見守っていますが、今のところ、やられた痕跡はなさそうです。

林道に姿を見せたニホンノウサギ

林道に姿を見せたニホンノウサギ

特徴的な足跡を雪の上に残して走り去る

特徴的な足跡を雪の上に残して走り去る

カメラに写る風貌はとても愛らしく、夫婦の心は鷲掴みにされてしまいました。保護色のために、夏と冬に毛の色が変わるのもフォトジェニックで、自宅で飼ってみたい、と思うことも。が、夫・哲二は、「鉄板でバター焼きにすると、ワインに合うんだよね。ジュル‥」と舌なめずり。ホントに可愛いと思っているの?

伊勢親方に皮をむかれるウサギ

伊勢親方に皮をむかれるウサギ。貴重な命ですが、親方の料理で美味しく戴きました

東奥日報「JUNI JUNI」の連載:14回目

東奥日報「Juni Juni」の連載14回目のハクビシン

東奥日報「Juni Juni」の連載14回目のハクビシン

東奥日報「JUNI JUNI」連載14回目はハクビシンです。元々は南方系の生き物とされていましたが、本州北端の青森県にも勢力を広げているようです。ロボットカメラにも、様々な個体が写っており、あちこちの場所で確認されているので、ほぼ間違いなく繁殖しているのでしょう。真冬は見かけませんが、木の洞か土の穴の中で過ごしているのかも知れません。冬眠の有無が判れば大発見なのですが、解明にはまだまだ時間がかかりそうです。

東奥日報「Juni Juni」の連載:13回目

東奥日報「Juni Juni」の連載13回目
東奥日報「Juni Juni」の連載13回目

JUNIJUNIの連載です。秋も深まってきましたので、キノコを書きました。この季節は本来、毎週のように出かけて、キノコを収穫してくるのですが、今年は忙しくて、まだ、3回しか行けてません。で、収穫も今一つ。冷凍庫に残してあるストックも厳しくなってきました。

IVUSAの学生と伊勢親方
IVUSAの学生と伊勢親方
肉厚なナメコを見つけたIVUSA関西の女子学生
肉厚なナメコを見つけたIVUSA関西の女子学生

お山参詣の時に訪ねて来てくれたIVUSA(国際ボランティア学生協会)の大学生と一緒に出掛けた時は、深浦町のマタギ・伊勢勇一親方、ご用達の木で、見事にマイタケをゲットしたのですが、その後がダメです。

倒木についたナメコを収穫する
倒木についたナメコを収穫する
真剣な面持ちでキノコを収穫
真剣な面持ちでキノコを収穫

でも、10月の半ばごろ、沖縄県で実施している戦没者の遺骨収集活動で共に汗を流す、関西のIVUSAに所属する女子学生が二人訪ねて来てくれました。せっかくなので、紅葉真っ盛りの森へ向かい、一緒にナメコ採りへ。

まだ、青葉が残るものの、色づいてきた森の中で昼食
まだ、青葉が残るものの、色づいてきた森の中で昼食
二人で仲良く収穫
二人で仲良く収穫

その旨を、体調を壊して療養中だった伊勢親方に話すと、「よし、おらも行くか」とお供してくださいました。去年から、本格的な山歩きは出来なかった親方ですが、ほぼ、1年ぶりに現場復帰です。

クマが登った爪痕が残るブナの木を見学
クマが登った爪痕が残るブナの木を見学
こんなに採れました!。可愛い笑顔で手渡す
こんなに採れました!。可愛い笑顔で手渡す

さすがに、本調子からは、ほど遠い歩みです。が、自らの縄張りをまったく見回っていなかったのが、気になったらしく、ゆっくりとではありますが、一歩一歩を確認するように登って来られました。

色づき始めたブナの森を見上げるIVUSAの二人
色づき始めたブナの森を見上げるIVUSAの二人
スーパーのビニール袋一杯採れた
スーパーのビニール袋一杯採れた

IVUSAの二人の学生は、同志社大学4年の新井裕香さんと同志社女子大学4年の合原波穂さん。遺骨収集活動においては、中心的な働きをしてくれる、頼もしい存在です。

紅葉の森で記念撮影
紅葉の森で記念撮影
大きなナメコが採れました!、親方の目の前で
大きなナメコが採れました!、親方の目の前で

本来は、深浦町の伝統的な神事や祭りのお手伝いに来てもらおうと考えていました。が、二人とも関西の大学なので、正式派遣されて来るには、少し遠すぎました。

ナメコが出ている倒木の前でポーズ
ナメコが出ている倒木の前でポーズ
大間越集落の柴田さんから金魚ねぷたをもらう
大間越集落の柴田さんから金魚ねぷたをもらう

ゆえに、プライベートで来てもらい、白神山地に抱かれる深浦町を体験してもらい、いずれ社会に出ても、リピーターとして応援してもらおうと、招待しました。アルバイトで貯めた費用で、遠路遥々来てくれるIVUSAのメンバーは、全員、とても素敵な子たちです。

木陰で休み親方の前で森を見上げる
木陰で休む親方の前で森を見上げる
青池で記念撮影
青池で記念撮影

伊勢親方とも親しくなり、再訪を誓ってくれました。来年は社会へ巣立つ娘たち。独身時代でも、結婚した後でもいいので、家族を連れて遊びに来てね。深浦の人たちは、特に大間越の人たちは、君たちを大歓迎するからね。

収穫したナメコを掲げる
収穫したナメコを掲げる
美味しくないヤナギナメコだけど
美味しくないヤナギナメコだけど