東奥日報「Juni Juni」の連載:13回目 ツイート 東奥日報「Juni Juni」の連載13回目 JUNIJUNIの連載です。秋も深まってきましたので、キノコを書きました。この季節は本来、毎週のように出かけて、キノコを収穫してくるのですが、今年は忙しくて、まだ、3回しか行けてません。で、収穫も今一つ。冷凍庫に残してあるストックも厳しくなってきました。 IVUSAの学生と伊勢親方 肉厚なナメコを見つけたIVUSA関西の女子学生 お山参詣の時に訪ねて来てくれたIVUSA(国際ボランティア学生協会)の大学生と一緒に出掛けた時は、深浦町のマタギ・伊勢勇一親方、ご用達の木で、見事にマイタケをゲットしたのですが、その後がダメです。 倒木についたナメコを収穫する 真剣な面持ちでキノコを収穫 でも、10月の半ばごろ、沖縄県で実施している戦没者の遺骨収集活動で共に汗を流す、関西のIVUSAに所属する女子学生が二人訪ねて来てくれました。せっかくなので、紅葉真っ盛りの森へ向かい、一緒にナメコ採りへ。 まだ、青葉が残るものの、色づいてきた森の中で昼食 二人で仲良く収穫 その旨を、体調を壊して療養中だった伊勢親方に話すと、「よし、おらも行くか」とお供してくださいました。去年から、本格的な山歩きは出来なかった親方ですが、ほぼ、1年ぶりに現場復帰です。 クマが登った爪痕が残るブナの木を見学 こんなに採れました!。可愛い笑顔で手渡す さすがに、本調子からは、ほど遠い歩みです。が、自らの縄張りをまったく見回っていなかったのが、気になったらしく、ゆっくりとではありますが、一歩一歩を確認するように登って来られました。 色づき始めたブナの森を見上げるIVUSAの二人 スーパーのビニール袋一杯採れた IVUSAの二人の学生は、同志社大学4年の新井裕香さんと同志社女子大学4年の合原波穂さん。遺骨収集活動においては、中心的な働きをしてくれる、頼もしい存在です。 紅葉の森で記念撮影 大きなナメコが採れました!、親方の目の前で 本来は、深浦町の伝統的な神事や祭りのお手伝いに来てもらおうと考えていました。が、二人とも関西の大学なので、正式派遣されて来るには、少し遠すぎました。 ナメコが出ている倒木の前でポーズ 大間越集落の柴田さんから金魚ねぷたをもらう ゆえに、プライベートで来てもらい、白神山地に抱かれる深浦町を体験してもらい、いずれ社会に出ても、リピーターとして応援してもらおうと、招待しました。アルバイトで貯めた費用で、遠路遥々来てくれるIVUSAのメンバーは、全員、とても素敵な子たちです。 木陰で休む親方の前で森を見上げる 青池で記念撮影 伊勢親方とも親しくなり、再訪を誓ってくれました。来年は社会へ巣立つ娘たち。独身時代でも、結婚した後でもいいので、家族を連れて遊びに来てね。深浦の人たちは、特に大間越の人たちは、君たちを大歓迎するからね。 収穫したナメコを掲げる 美味しくないヤナギナメコだけど Post Views: 372 « 東奥日報「Juni Juni」の連載:12回目 東奥日報「JUNI JUNI」の連載:14回目 »
伊勢親方、元気でなによりです。2年前のマイタケは忘れる事が出来ません。海も山も貴重種が減っているなか白神山地の自然の恵みに凄さを感じます。若い人達が浜田夫妻の活動に共感を持たれるのも浜田夫妻の地道な活動のたわものと思います。私も沖縄も含め少しでもお手伝いが出来ればと思います。