青森県深浦町の小さな集落     
●JYMA(日本青年遺骨収集団)の若者たち

JYMA(日本青年遺骨収集団)の若者たち

戦没者の遺骨に黙祷を捧げるJYMAの学生ら、糸満市大度で

戦没者の遺骨に黙祷を捧げるJYMAの学生ら、糸満市大度で

毎年、多くの遺骨収集団体が、遺骨収集家の国吉勇さんを頼って沖縄を訪れます。JYMA(日本青年遺骨収集団)もそのひとつです。私たちは、沖縄に長期滞在するようになったここ数年、彼らと一緒に活動をしています。メンバーは、日本国内だけでなく、アジア各地で亡くなった戦没者の遺骨を収集する大学生らが中心の若者たちです。

沖縄戦に動員された「白梅学徒隊」の生き残りから話を聞くメンバーたち

沖縄戦に動員された「白梅学徒隊」の生き残りから話を聞くメンバーたち

発足したのは1967年。厚生労働省が実施する国内外の遺骨収集活動に、派遣メンバーを送るなどの協力関係を保っています。JYMAとは、「Japan-Youth-Memorial-Association」の頭文字をとった略称で、東京都が2002年に特定非営利活動法人に認定しています。大学生が中心ですが、最近は社会人も参加しており、海外での収骨活動などにも、学生と社会人の混合チームが派遣されることもあるようです。

沖縄戦に動員された「白梅学徒隊」の生き残りから話を聞くメンバーたち

沖縄戦に動員された「白梅学徒隊」の生き残りから話を聞くメンバーたち

中には、看護師やマスコミ関係、教員などを目指す学生たちも参加し、あの戦争の教訓を学びながら、戦場で亡くなった犠牲者らの遺骨収集を手伝ってくれます。今年も十数人が沖縄に駆けつけ、暗くて狭い壕の中で、汗と泥にまみれながら、頑張ってくれました。去年は女子学生の比率が高かったのですが、今年は男子学生の方が多かったようです。

暗い壕内で遺骨収集活動をする学生たち、糸満市国吉で

暗い壕内で遺骨収集活動をする学生たち、糸満市国吉で

戦没者の遺骨は、一見するとサンゴ石灰岩のかけらや木片にそっくりで、慣れないと見分けることができません。そして、初めて参加する学生も数人いましたので、当初はまともに収集が出来るのか心配でした。でも全員が熱心に取り組んでくれたおかげで、ほとんどの学生が骨を見分けられるようになり、今年も10柱前後は収骨できたようです。短期間の成長ぶりに驚かされましたが、若さと集中力が生み出す力なのでしょう。

収集した遺骨を選別する学生たち

収集した遺骨を選別する学生たち

派遣の終了時には必ず、全員が集まって挨拶に来て下さり、今年もお礼の寄せ書きを戴きました。私たちの宝物にしています。最近は若者に囲まれる機会などないため、とても清々しくて頼もしく感じます

収集した遺骨を選別する学生たち

収集した遺骨を選別する学生たち

白梅学徒隊・同窓会の中山きくさんも、今回、同級生を亡くした壕の遺骨収集をしてくれた学生たちに、心よりのお礼を述べておられます。ありがとう、来年も来てくださいね。そして、一緒に頑張りましょう。

遺骨の前で手を合わせる高山寛・派遣隊長(右端)

遺骨の前で手を合わせる高山寛・派遣隊長(右端)

写真もいっぱい貼り付けちゃいます。

国吉勇さん(左から3人目から、遺骨の部位の説明などを受ける学生たち

国吉勇さん(左から3人目)から、遺骨の部位の説明などを受ける学生たち