みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
●2014年遺骨取集活動41日目 今年もお世話になりました

2014年遺骨取集活動41日目 今年もお世話になりました

今年の収集活動で仲間たちと掘り出した遺骨

今年の収集活動で仲間たちと掘り出した遺骨

今年の私たちの遺骨収集活動も、いよいよ終わりを迎えました。一月末に沖縄入りしてから一か月半、気が付けばあっという間でした。時間切れでやり残してしまった場所や、地元の方から遺骨があるかもしれない、と情報を戴きながら、手を付けられなかった場所が毎年のようにあり、今回も後ろ髪をひかれる思いで沖縄を後にします。 

新メンバーと一緒に活動した宜野湾我如古のトーチカ跡。全員がボランティアで訪れた最高の仲間たち

新メンバーと一緒に活動した宜野湾我如古のトーチカ跡。全員がボランティアで沖縄を訪れた最高の仲間たち

集めた遺骨を納骨するための袋に詰める

集めた遺骨を我如古で一緒に収骨したメンバーの名を書き込んだ袋に詰める

ここ数年は、学生さんをはじめ、多くの方と一緒に活動する機会に恵まれています。最近は、遺骨収集家の国吉勇さんを頼って来る、個人のボランティアも増え、嬉しい気持ちと同時に、沖縄戦と遺骨収集活動の「次世代への継承」について、深く考えさせられます。最終日、彼らと一緒に発掘した遺骨を納骨してきました。 

晴れているのに、驟雨に見舞われる、「キツネの嫁入り」のような天気。掘り出した遺骨をいったん広げて、石や遺留品が混ざっていないか最終チェックします。糸満市喜屋武岬近くの壕で収集した遺骨には、子供の骨や歯が数多く混ざっており、手にした時のあまりの小ささに、胸が詰まります。地獄のような戦場で、未来ある人生を奪われた幼き命を思うと、涙が止まりませんでした。 

右の2本が喜屋武岬近くの壕から出てきた子供の歯。左の2本は大人の歯

右の2本が喜屋武岬近くの壕から出てきた子供の歯。左の2本は大人の歯

子どもの指の骨。小さくて軽かった

子どもの指の骨。小さくて軽かった

国立戦没者墓苑がある沖縄県の平和祈念公園を訪れたお客さんも、足を止め、時には涙しながら手を合わせて下さいました。失われた命は二度と戻って来ませんが、戦後69年過ぎた今も、冷たい土の中に埋もれていた戦没者が、身を持って戦争の悲惨さと、平和の尊さを教えてくれているような気がします

これで、私たちの2014年の遺骨収集活動は無事に終了することができました。1年間ぶっ通しで、遺骨収集活動をされる国吉さんをはじめ、一緒に作業させて戴きました皆さま、ありがとうございました。

平和祈念公園を訪れた観光客も手を合わせて下さった

平和祈念公園を訪れた観光客も手を合わせて下さった

そして、遺骨収集に関する講演会でお話しをする「場」を作って下さった沖縄の仲間たち。心より感謝いたします。関係各位の皆さま、今年もお世話になりました。来年の戦後70年は、もっと長期間滞在したいと想っています。また、必ず帰ってきます。お元気で!

那覇空港を発つときに滑走路で見かけた自衛隊のE-2C早期警戒機。尖閣諸島あたりで活躍しているのかな?

那覇空港を発つときに滑走路で見かけた自衛隊の「E-2C早期警戒機」(合ってる?)。尖閣あたりで活躍しているのかな