みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
●2014年遺骨収集17日目 「JYMA」の若者たち

2014年遺骨収集17日目 「JYMA」(日本青年遺骨収集団)の若者たち

団旗を手に集まるJYMAのメンバーたち

団旗を手に集まるJYMAのメンバーたち

今年も「JYMA」(日本青年遺骨収集団)の学生らが、沖縄県へ遺骨収集に来てくださいました。毎年のように一緒に活動している頼れる若者たちで、時には、私たちと同年代のOBや社会人参加者もいらっしゃいます。今回、派遣されたのは約25人。昨年、顔を合わせた方もいましたが、ほとんどが初参加の方でした。

今年も、たくさんの遺骨を見つけ出してくれた

今年も、たくさんの遺骨を見つけ出してくれた

彼らの活動の歴史は古く、1967年に発足後、厚生労働省が実施する国内外の遺骨収集活動に派遣メンバーを送るなど、輝かしい実績を持っています。この会についての詳しい内容は、昨年、書き込んでありますので、その記事を参照してください。

見つけた遺骨は、部位別に丁寧に並べて行く

見つけた遺骨は、部位別に丁寧に並べて行く

先日、書き込んだ「IVUSA」とは違うグループですが、JYMAは戦没者の遺骨収集に特化した団体です。ガダルカナルを始めとした南太平洋の島々や、シベリアなどにも隊員を派遣しているエキスパート集団で、沖縄でもその実力をいかんなく発揮してくれます。

写真もパチリ。記録も忘れない

写真もパチリ。記録も忘れない

ただ今回は、泥沼のような壕で、腰まで水につかって泥の中に手を差し込んで遺骨を拾うという、この活動でも最も過酷な仕事を担当しました。また、今年の沖縄地方は、雨が多く、肌寒い日が続きました。そのせいか、インフルエンザに感染した隊員が続出。仕事は最後までやり遂げましたが、打ち上げに参加できない学生もいて、とても気の毒な事をしてしまいました。

納骨袋に日時や地名、団体名を書き込む

納骨袋に日時や地名、団体名を書き込む

そのインフルエンザ、実は私らにも伝染ったようで、お医者さまから、「1週間の行動制限」を告知されました。おかげで、私たちも遺骨収集を休む羽目に。でも、このウイルスを運んできたのは、どうも国吉親方のようで、親方と一緒に作業したチームに次々と感染患者が出ました。

69年ぶりに陽の目を浴びた戦没者に一礼

69年ぶりに日の目を見た戦没者に一礼

普段は、雨が降ろうが槍が降ろうが、遺骨収集を休まない親方が、珍しく「今日は休むよ」と語っているのを聞いて、気づくべきでした。でも、時すでに遅し。約7~8名の感染者を出した危険な宿主・本人は、本日も元気良く、遺骨収集現場へ向かったようです。悔しいですが、私らは宿舎に隔離。まぁ、咳がまだ少し出ますし、仕方ない‥。恨みますよ、親方(笑)。

お骨を慈しむように、全員で納骨袋に収める

お骨を慈しむように、全員で納骨袋に収める

JYMAのメンバーは、例年通り、約10日間の日程を終えて、沖縄を後にして行きました。どんな現場でも、不平不満を一切言わず、自らが率先して過酷な仕事に取り組む彼らの活動姿勢は、素晴らしいの一語です。また、来年も会えるのが楽しみです。遺骨取集に関わる若者たちが、今後も活動しやすいよう、親方共々、力を注いで行きます。

掘り出したお骨を前に、団旗と共に平和を祈念して撮影

掘り出したお骨と共に、団旗を掲げて平和を祈念