みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
●2013年の収集活動は本日で終了

2013年の沖縄での収集活動は本日で終了

写真上、遺骨を納骨するため並べる筆者①、糸満市摩文仁で

遺骨を納骨するため並べる筆者①、糸満市摩文仁で

本日で沖縄県での遺骨収集活動を終了しました。おかげでさまで、大きなケガや病気もなく、予定通り活動ができました。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。明日は、沖縄の土で汚れたツルハシや熊手などを洗って、梱包するなどの作業が待っています。その後は本州へ渡り、各地のご遺族に遺留品を返還する旅となります。これも収集活動の一環なので、滞りなく続けたいと思っています。

遺骨を収納する納骨袋に作業者の名前を書き込む筆者①

遺骨を収納する納骨袋に作業者の名前を書き込む筆者①

最終日に、浦添市などで収集した遺骨を納骨に行きました。沖縄戦の最激戦地のひとつだった前田高地に近い丘陵で集めたもので、予想以上の量が出てきました。昨日、書き込んだ木の根に巻かれて砕かれた頭蓋骨も納めます。遺骨はこの後、糸満市摩文仁にある平和祈念公園内にある仮安置所に置かれ、毎年3月ごろに納骨式が執り行われます。

愛知県から平和祈念公園を訪れた親子連れが、遺骨に手を合わせてくれた

愛知県から平和祈念公園を訪れた親子連れが、遺骨に手を合わせてくれた

今年は思った以上に成果が上がりました。たくさんの遺骨を収集することができ、幾つかの遺留品もご遺族へ返還できました。一部、プライバシー保護のため、全く書き込んでいない事例も出てきますが、予測以上に返還活動も順調に進んでいます。それでも、名前が書き込まれた遺留品100に対し、個人特定に至り返還できるのは1ぐらいですが‥。

写真上、国吉さんたちが掘り出した赤ちゃんの肋骨(左)。大人のものと比べるとその差がわかる

国吉さんたちが掘り出した赤ちゃんの肋骨(左)。大人のものと比べるとその差がわかる

ただ、今回も心残りがあります。ほとんど発掘されていない壕に全く手をつけられなかった事や、収集活動を完全に終えることが出来なかった壕があるからです。来年以降の課題としたいところですが、来れば来るほど心残りの場所が増えてゆくようで、心苦しい限りです。もっと長い期間にわたって作業したいのですが、青森での仕事や経済的な理由で、なかなか叶いません。

細くて今にも折れそうな赤ちゃんの遺骨

細くて今にも折れそうな赤ちゃんの遺骨

まだ、返還活動が残っていますので不謹慎なのですが、来年はもう少し長い期間滞在して、さらに多くの戦没者の遺骨を掘り出す意気込みで参ります。皆さま、ありがとうございました。