「男はつらいよ」 猫の寅次郎、家族に萌える ツイート だいぶショボクレテ来たが、まだまだお達者な「寅次郎」 以前、私たちのブログに登場した、20年を遥かに超えて生きているボス猫(我が家の庭にも「春爛漫」参照)。 猫の寅次郎(後方)と、その娘なのかな? 半野良で、歩くとヨタヨタしているし、目もあまり見えていない様子。いつお迎えが来てもおかしくない齢なのに、今日も飄々と白神の初夏を満喫しています。飼い主からの取材によると、名前は、「トラ」と判明。 寅次郎の娘?と見られる美猫。お母さんになった その人相風体(にんそうふうてい)。マドンナ猫への情熱的なラブコールと、見事なフラれっぷり。それでも懲りずに突き進む姿から、私らは愛着を込めて、「フカウラの寅次郎」と呼んでいます。 寅次郎(最奥)の孫?の子猫(手前)。お母さんにそっくり その寅さんに、なんと「孫」ができました。実は、いつも追っかけていた、お向いのマドンナ三毛猫に、昨秋、可愛い娘が誕生。その娘に、この春、仔猫が生まれたのです。 やんちゃ盛りな仔猫に付きっきりのお母さん 寅次郎の恋が実って生まれた娘ならば、この仔猫は、たぶん「孫」。良かったね!、やったね!、家族が出来たんだね!、寅さん。でも、三毛猫と同居する若いオス猫の模様が、このお母さん猫と仔猫にそっくりなのが気になります。が、そんな事を気にする様子はない寅さん。母猫と仔猫を慈しんでいるようです。 私たちの方へ駆けてくる仔猫を、手を伸ばして止めようとするお母さん で、この仔猫。私たちが、「おいで」と呼ぶと、ヨチヨチと近づいて来ます。まったく警戒したり、怖がる様子はなし。だから、お母さんは、気が気ではありません。鳴きながら、手で引き寄せようとしたり、首根っこをくわえて連れて行こうとしたり。 お母さんの方へ踵を返す仔猫 やんちゃ盛りの子猫は、人間に興味津々。もふもふの毛のまま、目を輝かせて、走り寄って来ます。後ろで、オロオロと小声をあげて鳴くお母さん。もう、手に負えないようです。 仔猫の背中を優しく噛んで連れて行こうとするお母さん そこで寅さん登場。家族の危機を察知したのか、ゆっくりとした歩みで立ち止まり、私たちにニラミを利かせます。同時に、威嚇のために鳴いたのか、それとも仔猫を呼んだのか。寅次郎の口元が小さく動くと、撫でられる寸前まで近づいてきた仔猫が、ビクリとしてお母さんの方に踵を返しました。 「コラコラ、オカアチャンの言うことをちゃんと聞くんだぞ」と、叱る寅次郎。仔猫はシュン‥ 寅さんの一喝で、しおらしくなった仔猫。頭を下げながら、ヨチヨチとお母さんの許へ。「よしよし、元気がいいな。でも、オカアチャンを困らせるんじゃねえぞ」と寅次郎。子猫も、「うん。ごめんね、寅さん」。 「ごめんなさい」と仔猫。寅次郎(左端)に擦り寄って行く 鼻先で優しく孫をたしなめる寅次郎‥。好々爺になったなぁ。そういえば、白髪も増えたし、毛も乱れてる。それに、ちょっと痩せたみたい。もう、あんまり長くないかも、と、ついホロりとしてしまいました。 「寅じいちゃん、好き」と、顔を擦り付ける仔猫。「寅さんの言うことは聞くのね」と、お母さん すっかりショボクレテきた寅次郎。もう老い先、短いかな‥ が、それも束の間、いきなりお庭の木に、激しくマーキングして、縄張りを主張し始めたではありませんか。ぜんぜん、枯れてないな、おまえ。んー、我が家のお花のプランターに糞尿をしたのも、庭のテーブルの上にゲロを吐いたのも、やはり、寅次郎たちの仕業だったんだな。許せん!。情けをかけて損したよ。 「ん、何してるの?。よし、ボクも‥」。マーキングする寅次郎を見る仔猫 人間に例えると、推定年齢は120歳以上。なのに、いまだ現役で、衰えを見せない寅次郎。庭を荒らす原因となる、子猫を増やすのはやめて!。ホント、困っているんだから。ん、まてよ、可愛がっている娘と仔猫は、ホントに寅次郎の子や孫なの?。何か色や模様が違っているんだけど‥。ま、いいか。それもこれも含めて、「フカウラの寅さん」だもん。うーんと、長生きして、地域猫の親分として君臨してね。家に来れば、美味しいお刺身でも、ご馳走するからさ。けっぱれ!、寅さん 長寿番付に出てもおかしくない年齢なのに、風格のある歩みで立ち去る寅次郎。「まってー」と仔猫。深浦の寅さんは、まだまだ健在です Post Views: 192 « 朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」6回目 朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」7回目 »
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