朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」7回目、「ニホンアナグマ」です。白神山地の麓の集落内や道路上、里山の森で、最も姿を見かける愛嬌者です。ロボットカメラの前にも、頻繁に顔をのぞかせてくれます。
でも、心配な事が。毛皮に覆われた哺乳動物にとって辛い、皮膚病の「疥癬(かいせん)」に罹った個体が見つかったからです。子供を連れたお母さんの皮膚が、やられていました。たぶん、手足で掻き毟ったのでしょう。患部がとても痛々しい状態です。
もし、子アナグマたちに感染していると、大流行する危険性があります。この森で、最近、キツネを見かけないのは、この病が広がっている可能性も考えられます。誰が持ち込んだのか不明ですが、生態系に大きな影響が出ないか心配です。
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