覚悟していたとはいえ、近所で一杯飲めるお店が極端にありません。お酒を飲むようになってほぼ30年。勤めていた当時は、よくもまぁ、これだけ飲みに行ったなぁ‥、と思えるほど、繁華街のお店を冷やかしてきました。が、ここに越して来てからは、旅に出ている時以外は、まったく外のお店で飲むという習慣がなくなりました。ま、慣れるかなぁ、と思っていたのですが、正直言って、全然、慣れません。時には行きたくて身悶えすることもあります=写真上、本日はラム肉のしゃぶしゃぶ。夫婦揃って大好きなメニュー。
でも、結局は、なすすべなく、家で飲む羽目になります。それで、妻に頼んで、外で飲んでいるような気分になれる料理を作ってもらいます。妻はまったくお酒が飲めないので、不満そうな時もありますが、大体は合わせてくれます。すごい食いしん坊だから、でしょう。で、本日はオーストラリア産のラム肉を使ったしゃぶしゃぶを作りました。ラムはカロリーが低いヘルシーなお肉。それに野菜をたっぷりと入れた元気の出るお鍋です=写真上、新潟名産の粉末唐辛子「鬼殺し」を大根おろしに投入。「紅葉おろし」本来の作り方からいえば邪道ですが‥。
まず、モヤシとニラ、キャベツを用意します。お肉は薄くスライスした肩と腿肉。ベースとなる出汁は、コブを煮出したお湯に市販されている中華スープの素を少々と、摺り下ろしたニンニクを投入します。それに、タマネギの薄切りを風味付けに少し入れ、キャベツ、モヤシ、ニラの順で煮込みます。沸騰してきたらお肉を入れて、色が変わったら肉も野菜も食べごろになります。つけタレは、酢1、ミリン2、ショウユ3の割合で混ぜ合わせ、隠し味に砂糖とウスターソースを少し入れます。薬味は、強烈に辛いトウガラシの粉末「鬼殺し」を混ぜ込んだ「紅葉おろし」と摺り下ろしたニンニク、青ネギを添えます。これで美味しいラムしゃぶの完成です。なぜか安い赤ワインがとても合います。締めはラーメン。お肉と野菜を食べ終わった後のお出汁に、塩と胡椒を振り込んで味付けし、湯がいた中華麺を投入すれば、最高の塩ラーメンになります=写真上、おろしニンニク、青ネギ、紅葉おろしなどの薬味を用意。
元はといえば、北海道に暮らす友人が連れて行ってくれたお店で出たお鍋です。2時間の食べ放題で、お腹がはち切れそうになるまで食べたのが始まりでした。それ以来、北海道を訪ねる度に、友人とそのお店で堪能するのですが、最近は妻の財布の紐も固く、なかなか食べに行くこともできません。仕方なく、自宅で再現してみるものの、タレの味の調整が難しく、納得のいく味とまでは行きません。でも、北海道の思い出を噛み締めながら食べるラム肉は捨てがたく、我が家のマイナス60度まで冷える冷凍庫に、ほぼ半年分ぐらいはストックしてあります=写真下、「毎回モデルになるのは嫌」と妻が反抗。仕方なく、むさ苦しい親父が給仕をする羽目に。見苦しい写真でごめんなさい。
羊は、「スクレイピー(伝達性海綿状脳症)」に感染するので、牛のように狂牛病が怖いのかなぁ、と思っていましたが、羊のスクレイピーは人には伝染しないようです。まぁ、私はすでにアルコールで脳みそがスカスカになっていると思われるので、心配はご無用。今日も妻の非難じみた視線を浴びながら、シュポッとビールを開けて飲んでいます。ラムにはワインだから、次を取って来ようかな‥。ま、外で飲まなくても、一緒の事かぁ=写真下、これで完成。お肉の色が変わったら食べごろ。
お、美味しそうです…(@ ̄ρ ̄@)
私も早く体調が良くなって、思いっきり食べれるようになりたいです、ううう。
暇さえあれば食べ歩きブログとか見て、何を食べようかと妄想しています(*_*)
美味しく食べられないって、すごくつらいですね。
入院中の患者さんでも、そういう方が大勢いますが、その辛さの一端を実感して、改めて対処法をたくさん身につけなければと思いました。
話がそれましたが、ラム肉、ほんと美味しいですよね(((o(*゚▽゚*)o)))