みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
東奥日報「Juni Juni」の連載:6回目

東奥日報「Juni Juni」の連載:6回目

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東奥日報「Juni Juni」の連載6回目
東奥日報「Juni Juni」の連載6回目

すっかりご無沙汰してしまいました。公私ともに忙しくて、ブログを更新する暇がありません。おまけに夏風邪を引いたり、軽い熱中症になったりして体調を崩したのも誤算でした。でも、ようやく仕事が一段落してきたのと、体調も戻ってきたので再開します。

周りを窺いながら子供を泳がせるお母さん
周りを窺いながら子供を泳がせるお母さん

今回はオシドリです。仲良し夫婦の象徴とされてきたカモの仲間である水鳥ですが、毎年のようにパートナーを変えるお盛んな夫婦で、子育てもお母さんしかしません。お父さんは、ヒナが生まれても知らんぷりで、どこかへ飛び去ります。

岸辺へ近づく親子
岸辺へ近づく母子

実は、オシドリの取材や撮影は、夫の哲二と共に、2回(2日間)チャレンジしただけで、本格的な仕事をまだ実施していません。生き物の取材以外のことが忙しくて、よきタイミングの時に出掛けられないのです。

同じようにオシドリが繁殖している別の池で撮影したニホンアナグマ。昼間なのに堂々と現れて餌をあさっていた
オシドリが繁殖している池で撮影したニホンアナグマ。昼間なのに堂々と現れて餌をあさっていた

でも最近、尊敬する動物写真家の先輩が訪ねて来られて、オシドリを狙っていることを聞かされました。沖縄のチャンプルー文化のように、あれもこれもミックスしたような仕事をしている自分が恥ずかしくなる、と哲二。白神のオシドリも、きちんと取材する気構えを持ったようです。

岸辺に近い茂みに隠れた親子。一部のヒナは陸に上がりそう
岸辺に近い茂みに隠れた親子。一部のヒナは陸に上がりそう

森を歩くとあちこちの湖沼や渓流、集落近くの田で見かけるオシドリ。その生態は、シノリガモと同じように不明な部分が多いそうです。子供たちとの活動に力を入れるばかりで、かんじんの生き物の行動を追えていないのは本末転倒です。

モリアオガエルを食べるオシドリ
モリアオガエルを食べるオシドリ

今後はもっと、白神山地の生態系の取材に力を注ぎたいと考えています。だから活動に参加する子供たち。もう少し自主性を持って、調査に参加して来ないと、おいて行っちゃうぞ(笑)。浜田さん夫婦も精一杯頑張るから、一緒に歩んでいこうね。

小学生だもん。観察中、ちょっとおイタもいたします。でも、大事な場面では、きちんと行動できます
おイタばかりしていると、置いてっちゃうぞ(笑)

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