みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
さようなら、大好きだった山谷の親方

さようなら、大好きだった山谷の親方

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お店の前で仲間たちと記念撮影。働いている姿も撮りたかった‥
ありし日の山谷の親方(左から3人目、右隣が奥さん)。お店の前で仲間たちと記念撮影。働いている姿も撮りたかった‥

白神山地へ通い始めて20年が過ぎました。その当初から、美味しい日本海のお魚を提供して下さった山谷鮮魚店の親方が今月半ば、永眠されました。64歳でした。ぶっきらぼうな口ぶりと信念を持った商売をされていたので、出会った頃は、その気難しさに怖さを感じたものでした。が、親しくなると、とても優しい親分肌の気質。無償で戴いた魚介類は数え切れません。そして、博学でインテリな一面も。古文書を集めたり、解読されたりするのが趣味だったので、戦没者の遺品である旧字体の印鑑を読み解いて戴いたこともありました。

まさかこんなに早く亡くなると思っていなかったので、写真は2カットしかない
まさかこんなに早く亡くなると思っていなかったので、写真は2カットしかない

早すぎる、若すぎる死に、悔いが残ります。数年前から、体調が悪そうだったので、夫婦そろって心配していたのです。でも、お正月の3が日以外は無休で、ほとんど毎日のように店を開けていたので、ゆっくり養生することも出来なかったのでしょう。親方、一度も膝を突き合わせて酒を飲めなかったね。本当に残念です。もっと語りたかった。そして、深浦の事を教えて戴きたかった。ご冥福をお祈りいたします。合掌。

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コメント

  • 匿名 より:

    改めて失礼いたします、山谷の長男です。
    父の他界から時が過ぎ、このようなコメントを頂いていた事に今まで気がつかず、申し訳ござませんでした。
    当時父の体調不良を母から告げられ、数週間程度の時間の中で、父と面談した翌日、本人の訃報を告げられました。
    その後三年程度になりますが、今年も家族で墓参りに行って来ましたことをご報告差し上ます。
    父の在りし日の写真を拝見させて頂いた事にお礼を申し上げさせていただきます。
    ありがとうございました。

  • omuraisu より:

    訃報の知らせを聞いた時は言葉になりませんでした。

    自分も、長いことお付き合いさせていただきました。
    そして、同じ歳でした。

    生きる・・・病をして気づくことが多すぎます。
          良い生き方をしなくては・・・。

     御夫妻も健康に気をつけて。
     そして
     良き年をお迎えください。

    • hamatetsu より:

      omuraisuさま

      コメントありがとうございます。
      あまりに突然だったので、今はご冥福を祈るしか、思いつきません。
      重ね重ね残念です。
      ご家族も、さぞかし落胆されていることでしょう。

      無事に退院されたのですね。
      良かったです。
      でも、健康にはご留意くださいね。
      そして、良いお年をお迎えください。

      私ら夫婦は、間もなく、慰霊の旅へ出ます。
      未だに山野に埋もれたままの、祖父や祖父母世代の同胞を探して、日の目を見させてあげるために。
      本年中はお世話になりました。
      また来年も、よろしくお願いいたします。
      ぜひ、お会いしたいですね。

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