朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」5回目 ツイート 朝日小学生新聞連載企画「白神山地シリーズ」5回目のPDF 朝日小学生新聞の連載企画「世界遺産の森から島から」に、白神山地シリーズ5回目の記事が掲載されました。今回はニホンイタチの話です。小さい体ながら、俊敏な動きと獰猛さが売りの小型肉食獣。民家の周辺にも頻繁に現われ、家禽類を襲ったり、干してある肉や魚を失敬したりする、嫌われ者です。 雪上を鞭のように身体をしならせて走るニホンイタチ 鞭のように身体をしならせて動きまわる姿を、普段、肉眼で捉えることは難しく、まさに森に生きる「忍びの者」のような存在です。そして、白神山地では、ネズミなどのげっ歯類が増えすぎるのを防ぐ重要な役割を担っており、貴重な原生林に息づく多様な生態系の一員として、太古から生き続けてきました。 哲二が残した雪の上の足跡に落ちて、シャチホコのような姿になったイタチ ロボットカメラの前には、そう頻繁には登場しません。が、雪の上などを走り回っている姿が写っていると、ものすごく愛らしくて、嫌われ者と思いたくありません。我が家では、「イタちゃん」と名付け、しばらく携帯電話の待ち受け画面に使っていました。 ジャンプ力もすごい。木の上から、飛翔する鳥に飛びついたりすることも 深浦のマタギ・伊勢勇一親方や集落の長老らに聞くと、終戦後の貧しい時代、筒罠を使うと簡単に捕獲できたので、皮を取るためにたくさん獲られたそうです。今でも、イタチの毛を使った毛筆は高級品とされています。 アオバトの巣がある樹上を見上げるイタチ ロボットカメラにウサギが写ると、その後を追うように登場するイタちゃん。今夜も、目にもとまらぬ動きで、ネズミやウサギを追いかけているのかな。また、電話の待ち受け画面に使いたくなってきたなぁ。私のは、時代遅れのガラパゴス携帯だけど。 Post Views: 214 « 朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」4回目 朝日小学生新聞の連載「白神シリーズ」6回目 »
小学生新聞の最終行、「行った」のふりがなは、「おこなった」で正しいのですか??素人には「いった」がしっくりですが…。