春は別れの季節です。子供たちと活動中のシノリガモ観察などで、たいへんお世話になった深浦町役場・観光課の七戸暁課長が、3月31日をもって定年退職されました。大間越3人娘を始め、「白神の生き物を観察する会」の小学生メンバー4人が、「一言お礼を申し上げたい」と、庁舎勤めの最後の日に花束を持って駆けつけました。
同役場・観光課は、シノリガモの繁殖が確認された時から、足掛け3年にわたる調査と観察にご協力して下さいました。そして昨年、世界遺産登録20周年を記念して実施された、白神と屋久島の子供たちによる交流事業も、吉田満町長を中心に観光課の七戸課長たちが、道筋をつけて下さいました。
子供たちは最後のご挨拶に、「シノリガモを守るための看板を作ってくれてありがとうございました」。「屋久島に行って多くの事を学ぶことができました」。「将来は、マタギになって白神に残ります」。「これからもずっと観察を続けて白神の自然を守りたい」と、それぞれが感謝の言葉と決意を述べました。
そして、永年勤められたことに敬意を表して子供たちが花束を手渡すと、七戸課長は会の全メンバーと固い握手を交わし、「これからも応援しています。頑張って下さいね」と、励まして下さいました。七戸課長、長い間、お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。子供たちに、地域の自然や生活文化を通して、白神山地の素晴らしさを実感してもらう取り組みは、今、始まったばかりです。一町民になられても、これからのご支援をお願い致します。
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