みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
キジとヤマドリの放鳥

キジとヤマドリの放鳥

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キジの若いメスを放鳥
キジの若いメスを放鳥。伸びあがるように飛び立った

北国の空の色が澄んできました。朝晩の冷え込みと共に、私たちが暮らす集落の里山にも、秋の気配が漂います。超多忙だった9月がようやく終わり、昨日、手隙の時間に暖炉にくべる薪を運び込みました。そろそろ、炎の温もりが恋しくなる季節だからです。

ロボットカメラに写ったヤマドリ
ロボットカメラに写ったヤマドリ

そんな秋晴れの朝、猟友会の知り合いから、「ヤマドリとキジの放鳥をしてもらえませんか」、との声掛かり。天皇・皇后両陛下の那須御用邸での放鳥は、新聞やテレビなどで目にしたことがありますが、自分たちでやるのは初めてです。生き物は大好きだし、二つ返事で引き受けました。

キジの夫婦。オスの婚姻色が美しい
キジの夫婦。オスの婚姻色が美しい

放すのは、人工ふ化させた若鳥で、合計20羽。ヤマドリ、キジの種類と性別を記した箱に、一羽ずつ入れられています。生き延びて、子孫を増やしてほしいので、放鳥場所を深浦町のマタギ・伊勢勇一親方に相談しました。

ヤマドリを放つ筆者
ヤマドリを放つ筆者

すると、「ヤマドリは水を好むから、沢の近くがいいだろう」との答え。「ブナの実やカラスザンショウの実も好物だな」と、食べるものも教えて下さいます。うん、ならばあそこが良いかな、と白神のあちこちの森が頭に浮かんできました。

箱の中から、出てこないキジ。覗き込むと‥
箱の中から、出てこないキジ。覗き込むと‥

一方キジは、山と里の境目が良いとのこと。でも、「畑の近くはだめだ。ばあさん連中が植えた豆や、野菜の新芽を食ってしまうからな」と、サルやカラスなどの食害に悩まされているお年寄りへの配慮も忘れません。

恐竜のような歩き方で獲物を探すキジのオス
恐竜のような歩き方で獲物を探すキジのオス

目星をつけた場所へ行って、いざ、放鳥です。軽トラックの荷台に2時間ほど揺られたので、弱っていないか心配。でも、杞憂でした。ヤマドリのオスは、段ボールの空気穴越しに目が合うと、フーッ、フーッと威嚇してきます。

森の中に飛び出すヤマドリのメス
森の中に飛び出すヤマドリのメス

なかなか、気が強そう。そういえば山歩きの際、ヤマドリのボロロロロ‥という、侵入者に対する縄張りを主張する羽音を、何度も聞いたことを思い出しました。で、箱を開けると、それと同じ音。猛烈な勢いで飛び立ちます。うずくまった姿勢から、垂直に飛び上がる個体も。

羽ばたきながら縄張りを主張するキジのオス
羽ばたきながら縄張りを主張するキジのオス

飛ぶ瞬間を見定めようと思うのですが、目にもとまらぬ速さです。夫の哲二。果たして写真は撮れているのかな?。もし、はずしたら、ブログ開設以来、初の「写真なし」という情けないことになるわよ。

勢いよく飛び出すヤマドリ
勢いよく飛び出すヤマドリ。目にもとまらぬ動きで、撮影は至難の業。トホホ‥

町内の数カ所で、あっという間に20羽をリリース。元気いっぱいに飛び去る若鳥たちに、思わずエールを送っていました。頑張って生き抜いて、来年はかわいいヒナを見せてね、と。なぜか、哲二がショボクレて、カメラのモニターを見ています。さては‥

広葉樹の森へヤマドリを放鳥
広葉樹の森へヤマドリを放鳥。鳥の速さに対応できず、ピンボケとブレブレのヘボ写真。もう、クビだな

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