青森県深浦町の小さな集落     
2016遺骨収集活動59日目 大学生たちとの活動㊦

2016遺骨収集活動59日目 大学生たちとの活動㊦

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米軍製の手榴弾を回収して下さる自衛隊員

米軍製の手榴弾を回収して下さる自衛隊員

報告が遅れましたが、私たち夫婦は、すでに沖縄を離れて本州へ帰ってきています。青森へは、帰り着いていませんが、南の島での活動は、一区切りをつけています。一部の方に、誤解を生んでしまったようです。お知らせが遅れましたことをお詫びします。

収集作業を終えて、号泣する女子学生たち

収集作業を終えて、号泣する女子学生たち

作業に入る前、遺骨のことを学ぶ

作業に入る前、遺骨のことを学ぶ

ただ、活動はまだ、終わっていません。今年も、ご遺族への遺留品返還と、沖縄戦の生き残りの方のもとへ、学生と一緒にお訪ねする仕事が残っているのです。ゆえに、青森への帰還は、もう少し先になりそうです。

国吉さんの最後の活動を見送る学生たち

国吉さん(右)の最後の活動を見送る学生たち

今年、集めた遺骨を見る

今年、集めた遺骨を見る

ここで、㊤から続きます。

昨日、今回、掘り出した戦没者の遺留品を、ご遺族の元へお返しに行きました。内容を報告したいのですが、取材して下さった新聞、テレビ各社が報道する前に、ネタを明かす訳にはいきません。もう少しお待ちください。

IVUSAが集めた遺骨が入った袋を抱え上げるリーダーの合原波穂さん

IVUSAが集めた遺骨が入った袋を抱え上げるリーダーの合原波穂さん

IVUSAのポーズで

IVUSAのポーズで

学生たちは、今年も大活躍でした。氏名入りの遺留品を複数発見し、量は多くなかったのですが、数多くの部位の遺骨を掘り出しました。中には、特徴的な大きさや形のものがあり、新たな展開に期待が持てそうです。

学生たちに体験談をして下さる国吉集落の神谷区長さん

学生たちに体験談をして下さる国吉集落の神谷区長さん

真剣なまなざしでお話を聞く

真剣なまなざしでお話を聞く

今年、活動した国吉丘陵は、旧日本軍の歩兵32連隊と米海兵隊が、沖縄戦最後の死闘を繰り広げた場所です。その影響か、元の地形が判らない程、砲撃などで山肌や壕が破壊されています。

土の下から出てきた英語表記のラベル。いつの時代の物であろうか

土の下から出てきた英語表記のラベル。いつの時代の物であろうか

活動の最中、集められた遺骨の説明を受ける

活動の最中、集められた遺骨の説明を受ける

ゆえに、遺骨を掘り出す作業も、危険と隣り合わせです。潜り込みたい壕や岩の隙間が複数あるのですが、崩落が恐ろしくて、叶いません。特に、学生たちにそのリスクを背負わす訳にもいかず、来年に向けて、何らかの対策を立てなければ、と考えています。

全員で、遺骨の部位を仕分け、こびり付いた土を払う

全員で、遺骨の部位を仕分け、こびり付いた土を払う

うっすらと文字盤が見える腕時計

うっすらと文字盤が見える腕時計

表面上に見えている遺骨は、ほぼ収骨し終えていると思われます。が、壕内の奥深くや岩の下、地中に埋もれている方が、いまだ放置されたままです。その証に、正木麻衣子さんらのベテラン勢が臨むと、次々と掘り出されます。まだまだ始まったばかりの場所だと、と言えそうです。

納骨の前、最後の別れに手を合わせる学生たち

納骨の前、最後の別れに手を合わせる学生たち

遺骨に手を合わせて祈る学生たち

遺骨に手を合わせて祈る学生たち

学生による沖縄県の収骨は、今年も無事に終わりました。初参加の子たちは、終戦から71年目に陽の目を見たご遺骨と、向き合って、何を感じとったのでしょうか。涙する子もいれば、遺骨の土を丁寧に払う子も。皆、真剣な眼差しでした。

一つひとつの骨についた土を手で払う

一つひとつの骨についた土を手で払う

袋へ遺骨をおさめながらリーダーが号泣

袋へ遺骨をおさめながら涙ぐむリーダーの合原さん

今ある平和を導いて下さった先達の皆さまへ、どんな想いを持ったのでしょう。子どもたちが、書き送ってくれたメッセージをいくつか紹介します。活動中、毎晩、遅くまで議論し合い、考えつくしたものです。

納骨袋に団体名などを書き込む

納骨袋に団体名などを書き込む

今回、収骨した遺骨を前に

今回、収骨した遺骨を前に

私たち夫婦へのメッセージ的な内容ですが、胸を打つ言葉が散りばめられています。

納骨袋を手に黙とうするIVUSAのメンバーたち

納骨袋を手に黙とうするIVUSAのメンバーたち

感極まって泣き出す女子学生

感極まって泣き出す女子学生

「71年前、たくさんの命が亡くなったこと。その人の大切な人が泣いていたこと。それを放置できません」(同志社大・大野さん)

ひとつずつ、丁寧に土を払う

ひとつずつ、丁寧に土を払う

それぞれの想いを込めて祈る学生たち

それぞれの想いを込めて祈る学生たち

「今回、学んだことを家族や仲間たちに自分の言葉で訴えかけます。そして、戦争への無関心さに、一石を投じたい」(拓殖大・笹渕さん)

手を合わせるリーダーの合原さんら

手を合わせるリーダーの合原さんら

遺骨を手に号泣する女子学生

遺骨を手に号泣する女子学生

「骨の重さ、骨の脆さ、骨が染まった色に衝撃を受けました。最初は怖かったのに、途中から、一つでも多くのご遺骨に陽の光を浴びて戴きたい、と思いが変わっていました」(東京家政大・澁谷さん)

全員で手を合わせる

全員で手を合わせる

神妙な面持ちで遺骨を見送る

神妙な面持ちで遺骨を見送る

「過酷な作業なので、遺骨をお迎えした時、不届きながら嬉しく感じてしまいました。でも、岩の下や土の中にずっと埋もれたままの方が、自らの家族や愛する人だったら、どれほど辛いことか‥」(松井くん)

哲二を先頭に現場へ

哲二を先頭に現場へ

手書きのメッセージを貰って、大喜び

手書きのメッセージを貰って、大喜び

たくさんの感想を書き込んでくれました。素晴らしい感性と感情が溢れた言葉が紡がれています。強いていえば、短文のメッセージでなく、しっかりと書き込んだものを読みたかったです。

遺留品の説明を聞く時も、皆が真剣な面持ちで

遺留品の説明を聞く時も、皆が真剣な面持ちで

納得がゆくまで、全員で徹底的に議論する

納得がゆくまで、全員で徹底的に議論する

私たちもそうですが、戦争を知らない世代として、今の時代をどう生きてゆくのか。そうしたことが、この活動から導き出せるかもしれません。埋もれた遺骨は、まだまだありそうです。そして、故郷へ帰ることが出来ない遺留品も。

手を合わせて

手を合わせて

大勢の前で、自らの考えを述べる。素晴らしい感性を感じる発言も

大勢の前で、自らの考えを述べる。素晴らしい感性を感じる発言も

一生懸命の汗と、美しい涙を流しながら、頑張って下さる学生さんたちへ。自らの命と引き換えに、平和を築いて下さった方々への感謝の気持ちを忘れずに、この活動を引き継いでいって下さい。

岩の割れ目にある自然壕で

岩の割れ目にある自然壕で

手作りのカレーをごちそうしてくれた

手作りのカレーをごちそうしてくれた

そして、平和な世が、いつまでも続きますよう、一緒に歩んで行きましょうね。私たち夫婦は喜んで、そのお手伝いをさせて頂きます。ご馳走して戴いたカレーライス。とても美味しかった。

手作りの美味しいカレーを頬張る

手作りの美味しいカレーを頬張る

みんなで楽しく自炊も

みんなで楽しく自炊も

それぞれの班の手作りの味を、全部試せなくてごめんなさい。齢を重ねると、たくさん食べられないのよ。その割には太っているけど(笑)。それでは、また来年、沖縄でお会いしましょう。君たちのことが大好きですよ。

お道化ながら記念撮影

お道化ながら記念撮影

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