みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
2016遺骨収集活動26日目 今年も学生たちが参戦

2016遺骨収集活動26日目 今年も学生たちが参戦

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ジャングルの中で、活動前の注意事項を聞く学生たち

ジャングルの中で、活動前の注意事項を聞く学生たち

ホームページ作成用のパソコンが完全に壊れ、更新作業が滞っています。写真を処理するソフトがないため、撮った画像のアップもなかなかできません。ホトホト困った事態に。旅先なので、リカバリー・ソフトも持参してなく、もう、諦めるしかないのかなぁ。誰か助けてください。

壕内の下見を終えて、外へ出てくるIVUSAの学生たち

壕内の下見を終えて、外へ出てくるIVUSAの学生たち

本題に入ります。学生グループが沖縄に到着し、活動を始めました。まず、JYMA(日本青年遺骨収集団)のメンバーが、社会人の応援者を含めた約30人で作業に着手。そして、IVUSA(国際ボランティア学生協会)の10人の先遣隊が活動の調整のために、動き始めています。

現場の入り口にある神社で拝礼するJYMAの学生たち

現場の入り口にある神社で拝礼するJYMAの学生たち

今年は、MAXで総勢が200人を超える大所帯となりそうです。それは、IVUSAのメンバーが膨れ上がったゆえで、この活動への関心の高さに驚かされます。最初に出会ったときは、5、60人でしたが、年々数が増え、昨年の140人を超えて、今年は161人になったそうです。

糸満市内の集落を背に、収集現場に向かう学生たち

糸満市内の集落を背に、収集現場に向かう学生たち

戦争を知らない世代が、今も残る激戦の跡地で、戦没者の遺骨収集に取り組むのは、素晴らしい試みです。周辺国との関係を含め、中東や欧州で多発するテロ、喧嘩番長のアメリカとのお付き合いなど‥、日本を取り巻く情勢もキナ臭くなっています。

活動を前に、準備体操をするJYMAの学生たち

活動を前に、準備体操をするJYMAの学生たち

特に、安全保障関連法案(安保法案)の可決や憲法改正の動きなど、国内政治も目が離せない状況です。こんなご時世に、71年前の戦場で戦没者に向き合おうとする学生たちに、頼もしさと共に強く期待してしまいます。

壕の中から出てくるIVUSAの学生たち

壕の中から出てくるIVUSAの学生たち

もう二度と、日本を戦争に導かないように、と。沖縄戦では、20万人以上の方が戦没されています。その多くが、戦闘に巻き込まれた民間人でした。それゆえ、沖縄の人たちの平和への想いは、本州などの内地の方よりも強いように感じます。

岩の間にあった遺骨を見つけ、隙間に潜り込む学生たち

崩れた散兵壕の中にあった遺骨を見つけ、岩の隙間に潜り込む学生たち

そのためか、遺骨収集に臨む学生たちを暖かく受け入れて下さり、様々な形での協力と応援を戴いています。今回も、期間中に公民館を開放し、トイレも自由に使っていい、とのこと。グランドゴルフ中の地元のお年寄りから、おやつの差し入れもありました。

木陰でお昼休み。みんなでお弁当を頬張る

木陰でお昼休み。みんなでお弁当を頬張る

ありがたい限りです。その分、頑張って、ひとりでも多くの戦没者を見つけようね。将兵はもちろん、民間人の遺骨も目を皿のようにして探します。今回は、あまり収集されていない場所が数多く残っており、大きな成果を挙げられるかもしれません。

崩れそうなジャングルの岩場を恐る恐る通り抜けてゆく

崩れそうなジャングルの岩場を恐る恐る通り抜けてゆく

学生たちも、気合十分で働いており、すでに数柱分の遺骨を収容できています。でも、ジャングルの岩場は危険がいっぱいなので、十二分に注意して働こうね。ケガをしたり、事故を起こしたりしたら、送り出してくれたご両親や、応援して下さる皆さまに、たいへんな迷惑を掛けてしまうから。さぁ、頑張ろう。期待していますよ。

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