朝日新聞の夕刊1面で紹介されました。下記をクリックすれば、紙面のPDFが開きます↓
東奥日報の朝刊社会面でも、紹介されました。下記アドレスをクリックして下さい↓
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2013/20131102122408.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
世界自然遺産の登録から20周年を迎えるのを記念して、今年11月、屋久島と白神山地の「子どもたちの交流プログラム」を始めます。子どもたちが実施した遺産地域に関連する環境保全活動や自然観察、調査などの研究を、お互いが発表し合う場を目指しています。
その第1回目となる今回は、白神山地の麓、青森県深浦町の小学生たちが屋久島を訪問。白神に生息する野生動物の研究成果を報告し、島の小学生たちと一緒に登山や森の観察会に参加します。日本で初めて自然遺産になった地域で暮らす子どもたちが、共に学び考えることで、故郷に誇りを持ち、貴重な自然や伝統的な生活文化を守ることの大切さや課題を、全国に向けて発信する予定です。
世界自然遺産を「学校」に見立て、そこで暮らす人々を「先生」にした環境教育活動を目指す市民グループ「世界自然遺産こどもネットワーク」が主催します。来年以降は、同じ自然遺産の知床や小笠原諸島との交流も考えています。
1. 実施時期・場所
2013年11月27日(水)~12月2日(月)
鹿児島県熊毛郡屋久島町
2. 白神山地の子どもたち
白神山地で野生生物の調査、観察をする市民グループ「白神の生き物を観察する会」(代表・浜田哲二)のメンバーで、深浦町立いわさき小学校(柳澤弘幸校長)6年生の女子3人。同町在住で、報道写真家の浜田代表らと一緒に、白神の渓流で繁殖する絶滅危惧の海カモ「シノリガモ」の生態調査を続け、地元自治体などと協力しながら、その生息域の環境保全活動にも取り組んでいます。世界自然遺産の麓の町で、身近にいる生き物を調査、観察することで、その生態を知り、どう共存し続けられるのかを模索している子供たちです。会の顧問には、地元の伝統的な形の狩猟を受け継ぐ「マタギ」も名を連ねており、縄文時代から続く狩猟採集などの生活文化を、次世代に繋ぐ活動も続けています。
3. 屋久島の「先生」と子どもたち
屋久島生物多様性保全協議会の手塚賢至会長を「先生」に迎え、屋久島と白神山地の子どもたちが西部林道地域や一湊川で自然観察会をします。手塚会長は、屋久島と 種子島に自生する絶滅危惧種のヤクタネゴヨウの調査を初めとして、様々な分野で保全活動をするほか、屋久島で調査をする全国の研究者への支援をしています。島内の学校では、環境教育の出前授業も続けています。今回の交流に参加する屋久島町立八幡小学校(玉泉眞ニ校長)の子どもたちは、手塚会長と一緒に、ヤクタネゴヨウの自生地の観察や校内で植樹を行い、ヤクタネゴヨウの里親として苗を育てています。
自然観察会と登山には、屋久島環境文化研修センターのスタッフが同行します。
4. 活動予定(※変更の可能性あり)
・11月27日(水):白神メンバー屋久島入り
秋田空港~羽田空港~鹿児島空港~屋久島空港。同空港~屋久島環境文化研修センター(安房)。同研修センター泊
・11月28日(木):表敬訪問
屋久島町役場へ深浦町からのメッセージを届けるために表敬訪問。八幡小学校で交流会の打ち合わせと講演会の準備。屋久島内の見学。研修センター泊
・11月29日(金):交流会
八幡小学校で発表会および交流会。屋久島高校で発表会と交流会。同研修センター泊
・11月30日(土):自然観察会
屋久島生物多様性保全協議会の手塚賢至会長による西部林道地域や一湊川などでの自然観察会。同研修センター泊
・12月1日(日):白谷雲水峡登山
白谷雲水峡登山。研修センター泊
・12月2日(月):白神メンバー離島
同研修センター(安房)~屋久島空港~鹿児島空港~羽田空港~秋田空港
5. 事前交流活動
八幡小といわさき小による「スカイプ」を使ったインターネット交流授業。
6. 実施団体
主催:世界自然遺産こどもネットワーク、白神の生き物を観察する会(共催)
後援:青森県深浦町、鹿児島県屋久島町、屋久島生物多様性保全協議会
協力:屋久島環境文化研修センター、いわさき小学校(白神)、八幡小学校(屋久島)
スマホOSのアップデートに手間取り、
遅くなってごめんなさい。