地元紙の東奥日報に11月18日掲載されました(インターネット電話):http://www.47news.jp/localnews/aomori/2013/11/post_20131118211539.html
同じく東奥日報に11月26日掲載されました(町長に表敬):http://www.47news.jp/localnews/aomori/2013/11/post_20131126121610.html
私たちの屋久島行きも、間近に迫ってきました。現地で発表する子供たちとのシノリガモ研究の講演会の練習や、後援して下さる深浦町の行政関係者との打ち合わせで、毎日、目が回るような忙しさです。
そんな中、世界自然遺産の交流プログラムの第一弾として、町立いわさき小学校と屋久島町立八幡小学校の6年生が、インターネット電話のスカイプを使った授業を実施。白神と屋久島、直線距離で約1400キロも離れた北と南の子供たちが、お互いの顔を確認し合いながら、自己紹介やふる里の自慢を通して、親睦を深めました。
いわさき小学校では、スカイプを使った授業は初めて。子供たちは、「屋久島って、暖かいの」、「どんな子がいるのかな。仲良くなりたいな」と、ワクワクしながらパソコンにつないだテレビの前で、八幡小学校からのコールを待ちます。そして、向こうの教室が映し出されると、「わぁー、来たぁ!」「こんにちは!」と、手を振りながらの大歓声がわき起こりました。
最初は、一人ずつカメラの前で自己紹介しながら、屋久島のことを質問します。屋久島では、気温が25度近くもあること。海には、見たこともない、シイラやオジサン、ツノダシなどの魚がいること。タンカンという美味しいミカンが獲れること‥。相手側の児童がフリップを手にしながら話す内容を食い入るように見ながら、聞き入っています。
「もう1回、魚の名前を教えてください」、「こんなお店はありますか」、「屋久島でも、○○ゲーム流行ってますか」。打ち解けてくれば、普段、いわさき小の仲間と話し合ているような内容も、次々と質問します。「ねぇ、この人、ちょっとカッコイイね!」、「え、好みのタイプなの?」、「きゃー、恥ずかしい!」。こらこら‥。
深浦からあまり出たことのない子供たちには、びっくりすることばかりだったようです。こちらからは、もう初雪が降り、コートやマフラー姿で通学していることや、白神山地の動物たちの紹介などをしました。
すっかり打ち解けた子供たちは、ご当地の津軽弁も披露。『「わ」=私、「けやぐ」=友達、「わらはんど」=子供』など、次々と繰り出されるネイティブなお国言葉に、お互いの笑顔が弾けます。そして最後は、『「へばな!」=さようなら』の大合唱と最高の笑顔で締めくくりました。
楽しい交流授業だったことは、子供たちの表情でわかります。あの人も、あの子も、お友達になりたいな‥、という伝言も頼まれました。うん、喜んで伝書鳩になるよ。授業を準備して下さったいわさき小の青木先生、八幡小の三宅先生、そして技術指導をして下さった柳澤校長先生、本当にありがとうございました。
そして本日、吉田満・深浦町長より、屋久島町長に宛てた親書を預かってきました。地元紙と全国紙の記者が取材に来られていたので少し緊張しましたが、初めて入った町長の執務室で、重責を担うための儀式もきちんと済ませました。
「シノリガモを調査・観察した結果をしっかり報告します」、「ブナ林や青池など、深浦の良いところをアピールしてきたい」、「屋久島の子供に会えるのがほんとうに楽しみ。白神と屋久島の違いを見てきたい」と、決意を述べました。
吉田町長からは、「屋久島の自然と産業、観光などをしっかりと見て来てください。そして、世界自然遺産の町同士の架け橋になれるよう、頑張って下さい。期待しています」と激励を受けました。
最後に子供達から、「深浦に帰ってきたら、今回の交流会と屋久島の自然や人の事を報告できる場を作って下さい。私たちが、見て、歩いて、感じたことを町民の皆さまへ報告したいと考えています。よろしくお願いします」と町長に申しあげ、執務室を後にしました。
どんどん成長を続ける大間越三人娘は、いよいよ屋久島へ旅立ちます。みんな大張り切りで、移動中の車中でも、発表する内容の音読をしています。子供達にとって、初めての交流会。頑張ってきます。そして、ぜひ、良き成果を報告できますよう、皆さま、応援をお願い致します。
愉しそうだな♪…(#^.^#)