深浦町の全町民を対象に、屋久島で実施した「世界自然遺産こども交流プログラム」の報告会を開きました。町内にある旧岩崎村役場の町民ホール「ふれあいと創造の館」で1月25日、100人を越える聴衆を前に、約500枚の写真と動画をスライドショー形式で見せながら、3人娘が立派に講演しました。
その内容ですが、約2年間にわたって、一生懸命に観察した絶滅が心配される水鳥・シノリガモの調査報告と屋久島交流プログラムの道中記などで、それぞれの想いや感想なども織り交ぜながらお話ししました。約2時間の講演に、同じ小学校に通うクラスメイト、地域のお年寄りたちや町内の方々が、子どもたちが頑張った成果を見届けたい、と駆けつけてくださいました。
朝から冷たい小雨が降り続く、あいにくの悪天候で、当初は、5~60人も来ればいいとこかな、と、役場の関係者らと予測していました。が、蓋を開けると、学校関係者やお年寄りたちが続々と会場を訪れ、何度も追加の椅子を倉庫から出してくる羽目に。更に、皆さまへお配りするお茶やプログラムも、足りない状況に陥りました。そして、開演時には、広いホールの大部分が聴衆で埋め尽くされ、その数はスタッフを入れて100人以上をカウントできたと思います。
この講演会は、「白神の生き物を観察する会」が主催。深浦町の後援で、子どもたちの住む大間越地区自治会からもシャトル・バスを出すなどの応援を戴きました。これによって、車のないお年寄りも安心して参加でき、大勢の聴衆が会場に足を運んで下さったのです。おかげさまで、報告会は大成功で終えることができました。ひとえに、ご協力して下さった関係各位のみなさまに、厚く御礼を申し上げます。
そして、シノリガモ調査の時に、助けて下さったり、声をかけて下さったりした地域の方々が、大挙して参加して下さったのも、発表する子どもたちを大いに励ましました。これで、一昨年秋から続けてきた、子どもたちによるシノリガモの調査、観察は、一段落です。
これからは、新たな会員を迎え、白神山地の生態系を更に深く調査、研究するグループとして再出発いたします。同時に、他の世界自然遺産地域の子どもたちとの交流を深める活動も続けて行きます。閲覧して戴いている皆さま、今後ともよろしくご支援をお願い致します。
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