みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
シノリガモとサントリー世界愛鳥基金

シノリガモとサントリー世界愛鳥基金

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シノリガモを今年、観察することになった深浦町立いわさき小学校の6年生たち
シノリガモを今年、観察することになった深浦町立いわさき小学校の6年生たち

子どもたちのシノリガモ観察も足掛け3年を迎えました。今年は、私たちが観察している中では、過去最高の8羽のカモが川に上がってきて、子育ての準備に入っています。

繁殖のため、川を遡上してきたシノリガモの夫婦
繁殖のため、川を遡上してきたシノリガモの夫婦
昨年、川で子育て中のシノリガモの親子
昨年、川で子育て中のシノリガモの親子

貴重なカモを守りたいという子どもたちの熱意があってのことですが、地域の方々が、河川改修工事による川の変化や、川面に立ち入る釣り人、天敵のカラスなどが、カモの繁殖活動に影響を与えないか見守り、安心して子育てできる環境が保たれるよう協力して下さったおかげだと思っています。

橋の上に寝転んで観察するいわさき小学校の6年生たち
橋の上に寝転んで観察するいわさき小学校の6年生たち
去年の6年生たちは中学生になり、少しお姉さんになった
去年の6年生たちは中学生になり、少しお姉さんになった

そんな子どもたちの活動に、「サントリー世界愛鳥基金」が今年度、助成金を出して下さることになりました。シノリガモの観察には、双眼鏡やフィールドスコープは欠かせません。

ブラインドテントから観察する6年生たち
ブラインド・テントから観察する6年生たち
サントリーさんの基金で購入したブラインドテント
サントリーさんの基金で購入したブラインド・テント

また、野生動物を観察する時のマナーも身につけてほしいので、ブラインド・テントを活用していますが、これらの機材すべてを私たちボランティアが提供しているので、観察に参加したい子どもが増えると、物理的に厳しい状況が続いているのです。

教室内でフィールドスコープや双眼鏡の使い方を学習する6年生
教室内でフィールド・スコープや双眼鏡の使い方を学習する6年生
フィールドスコープなどで観察するいわさき小学校の6年生
フィールド・スコープなどで観察するいわさき小学校の6年生

今回の援助で、早速、双眼鏡とブラインド・テント、連絡用の無線機を購入しました。先月から実施している深浦町立いわさき小学校の観察会にも、活用しています。サントリーさん、子どもたちを応援して下さって、ありがとうございます。心より感謝いたします。

サントリーさんの基金で購入したトランシーバ
サントリーさんの基金で購入したトランシーバ
昨年、川で子育てするシノリガモ
昨年、川で子育てするシノリガモ

基金のホームページによると、この助成は、野鳥保護を通じて地球環境保全を推進する目的で、1990年度から始まったそうです。今までに延べ275件、合計で2億9.920万円の助成が贈呈されたそうです。頂いたお金は、大切に使います。子どもたちのため、環境のため、そして世界自然遺産を次世代につないでゆくために。

渓流を元気いっぱいに泳ぐシノリガモのヒナ
渓流を元気いっぱいに泳ぐシノリガモのヒナ

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