深浦町立いわさき小学校で、「夢をはぐくむ教育講話」として約40分間の授業をしました。これは、同小の5、6年生が、様々な職業の人から、その職に就くまでの過程や体験談を聞く時間です。夫が、新聞社のカメラマンを志すきっかけや、新聞記者時代の苦労話やエピソードなどを語りました。
いつも講演中は、スライドショー形式で写真を見せているため、パソコンの操作に没頭する夫です。果たして、きちんとお話しできるのか心配でした。が、案の定、予定時間を大幅に越えてしまい、子どもたちの質問や感想を話す時間が削られる事態に。開催して下さった教頭先生や担任の先生方を、ハラハラさせて終わりました。
講話の後、こんなヘボなお話で、子どもたちに伝わったんだろうか、と考え込む夫に、「まぁ、声の大きさと一生懸命さは伝わったんじゃない」と茶化すと、傷ついたのか、しばらく無口で不機嫌な顔をしていました。でも、「仕事も勉強もスポーツも、最後まで絶対に諦めない心が大切」という主題は、伝わったと思うよ。時間をオーバーするぐらい、あれだけ熱心に説いたんだから、ね。
いわさき小学校での授業が終わった後、校庭で6年生が体育の授業をしていました。何と雪が積もったグラウンドで行われていたのは、ソリの授業です。除雪でできた雪山を利用し、子どもたちが次々と滑り降りてきます。私の育った岡山では、冬の体育は縄跳びでした。ソリやスキーの授業‥、なんて楽しそうなんでしょうか。
でも、よく見ると、バランスを取って滑り降りたり、何度も雪山を駆け登ったりで、かなり体力や筋力を使いそうです。皆、頬っぺたを真っ赤にして、ハアハアと息があがっていますが、全員が輝くような笑顔です。やはり、友達と一緒に滑るのが楽しいんでしょうね。冬空に弾ける、その歓声がすべてを物語っています。
この子たちも今春から中学生です。全員が幼稚園の時から同じクラスで学んできた大の仲良したち。これからは、大人の階段を一歩ずつ登り始めることで、それぞれ歩む道が変ってくることでしょう。でも、もう少し、可愛い深浦っ子でいてね。高校へ進むまでは、まだ、みんなで一緒に遊び、学べるよ。浜田さん夫婦は、そんな君たちをいつまでも応援しているからね。
みんな楽しそうですでね!
授業?実習?レクリエーション?
いずれにせよ最高の表情ですね。