青森県深浦町の小さな集落     
●カモメ

白神山地の生き物たち「ブリコを食べるカモメ」

砂浜に打ち寄せられるハタハタの卵を咥えるカモメ、深浦町の海岸で

砂浜に打ち寄せられるハタハタの卵を咥えるカモメ、深浦町の海岸で

秋田、青森両県の日本海側は、冬になるとハタハタが産卵のために沿岸へ寄ってきます。冷え込んだ夜、10メートル以上の強風が吹いて雷鳴が轟くような嵐になると、お腹を卵で膨らませたハタハタが次々と接岸して、産卵してゆきます。その卵を地元では「ブリコ」と呼び、珍味として珍重されています。でも、浜辺などでの採捕や所持、販売をすることが、「青森県海面漁業調整規則」で禁じられていおり、違反した場合は罰せられます。

砂浜に打ち寄せられるハタハタの卵を咥えるカモメ、深浦町の海岸で

砂浜に打ち寄せられるハタハタの卵を咥えるカモメ

しかし、その違反行為を白昼堂々と実行する輩がいます。カモメたちです。ハタハタの産卵シーズンになると、夜明け前から浜辺の砂浜や岩礁地帯に並び、打ち寄せられてきたブリコを競うように奪い合います。

打ち寄せられるハタハタの卵を奪い合うカモメたち

打ち寄せられるハタハタの卵を奪い合うカモメたち

運良く咥えると、一目散に飛び去って独り占め。真っ白で見かけはとても可愛いカモメですが、カラスのように貪欲で、時には漁師さんたちの漁獲物も、ちょいと頂く事があるそうです。それなのに罰せられることもなく、傍若無人に振舞っています。

ハタハタの卵を咥えて飛び去るカモメ

ハタハタの卵を咥えて飛び去るカモメ

そして、深浦の町の鳥にも選ばれ、ちゃっかりと町章の図案にも取り入れられています。

美味しいブリコを独り占めにして‥。(律) 

海上に発生した竜巻

海上に発生した竜巻