みらいを紡ぐボランティア

ジャーナリスト・浜田哲二と学生によるボランティア活動

青森県深浦町の小さな集落     
●子どもたちによるシノリガモ観察⑥「番外編」

子どもたちによるシノリガモ観察⑥「番外編」

読売新聞に掲載されました。

下記の「YOMIURI ONLINE」のURLで、記事と写真が配信されています 

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130902-OYT8T00550.htm

河口から離れないシノリガモの親子=深浦町で

河口から離れないシノリガモの親子=深浦町で

シノリガモの観察を続けている子供たちですが、先日、写真撮影に挑戦しました。夫の指導の下、巣立ちを目前に控えたカモの親子を、800ミリの超望遠レンズで追いかけます。「レンズの振り方はこうだよ」、「オートフォーカスなので、ピントはファインダー内にある赤い印で合わせてごらん」と夫。子どもたちは、三脚に取り付けた大砲のような望遠レンズ越しにカメラを構えて、真剣に撮影します。

海に出て、波間の揉まれながら餌を採る親子

海に出て、波間の揉まれながら餌を採る親子

皆、飲み込みが早くて、カモの姿を素早くとらえている様子です。いいぞ、将来はカメラマンになれるかな。もう、巣立ちを迎え、いつ川からいなくなってもおかしくないカモたち。夕闇が迫る中で3人娘は、別れを惜しむようにそれぞれの思いを込めてシャッターを切っています。

3人娘が撮影したシノリガモ。日没後の光の中で、よく撮れている

3人娘が撮影したシノリガモ。日没後の光の中で、よく撮れている

カモたちの就寝を見届け、子供たちを自宅に送り届けた後、鼻歌交じりで家に帰った夫。どれどれ、と嬉しそうに画像をチェックしてみると、あれっ?、と変な声。見ると‥、なんと全ての画像がモノクロで撮影されています。うっかり者の夫が、カメラの設定を間違えて、子供達にも撮影させたようです。

日没後、岩の上に登った親子。今日はここで寝るのかな

日没後、岩の上に登った親子。今日はここで寝るのかな

あーぁ‥、と溜め息を吐いていますが、可哀想なのは子供達。写真の仕上がりを見て、さぞかしガックリすることでしょう。仕方ないので、そのモノクロ写真を紹介します。ごめんね、3人娘。夫のミスとは裏腹に、とてもよく撮れていましたよ。皆さんに見て頂きましょう。

岩に上がると、全羽が一斉に毛ずくろいをする。もう一人前になれたかな

岩に上がると、全羽が一斉に毛ずくろいをする。もう一人前になれたかな

さて、シノリガモのヒナ達ですが、頻繁に飛ぶ練習もしており、河口付近から上流へは遡上して来なくなりました。釣り師の影響もあったのでしょうが、もう巣立つ直前です。いや、ここ数日、姿を見かけないから、8月末に巣立ってしまったのかもしれません。後、1週間ほど、観察を続けてから、結果を報告いたします。でも、3人娘の調査は、まだまだ続きます。

一羽で海にいても平気。もう、自由に飛べるようになってきたからね

一羽で海にいても平気。もう、自由に飛べるようになってきたからね

これから秋に向けて、重要なフィールド調査をいくつか予定しています。同時に、調査、観察のデータをまとめ、関係各機関にお送りするのと、この1年の集大成となる発表会が目白押しになってきそうです。さぁ、のんびりはしていられないわよ。データを集める技術も、観察する力もついてきた3人娘。次は、それをまとめて発表する訓練をしなければ。この1年の調査の締め括りまであと一息だから、一緒に頑張ろうね。

仲良く岩に登るヒナ。3人娘が撮影したカット

仲良く岩に登るヒナ。3人娘が撮影したカット

海に向けて飛ぶ訓練をするヒナたち

海に向けて飛ぶ訓練をするヒナたち。飛翔力は劣るが体格はお母さんを越える個体もいる